昨日の今日

名前なんかない猫

パンプキンポテトフライの単独公演から帰ってきて、ゆっくりして、0時をまわってもまだCL決勝キックオフまではまだ4時間もあるらしい。4時間も!さすがに時間を持て余すので、青山真治『東京公園』

を観始める。カメラマンを目指して公園で写真の練習をしている大学生の光司。光司にだけ見える幽霊・ヒロ。ヒロの恋人だった富永はヒロの姿を見ることはできないのだけれど、見えていた過去ではなく見えない未来を見ようとしている。血のつながらない弟である光司に想いを寄せている姉の美咲はあり得る未来を望みながら同時にそうなることを躊躇もしている。妻の不倫についての猜疑心を振り払えない歯科医の初島は光司に妻の空白の時間をカメラに収めてくれと依頼をする。さまざな人々がすれ違う公園、人の往来の隙間に誰かの存在を見つめたり、見えないはずの何かを見ている。カメラをバシャッと鳴らすと、四角に風景があらわれるけれど、同時にその外側にも世界が存在しているのである。見えているだけのものがすべてではない。雑踏の中、それぞれの人生が進んでいく。

まだ、2時である。眠くなってきた。ここまできて眠ってしまうのは勿体無いので、今日の『森、道、市場』でのオカモトレイジDJ音源がMixcloudにアップされていたので、聴きながら少しだけ身体を動かすことにする。久保田利伸LA・LA・LA LOVE SONG』からのSMAPだ。深夜に身体を動かしていたら、高校のときのテスト期間中、勉強していたら眠くなってきたので筋トレをし始めたら、結局、勉強せずにただただ筋トレをしていただけになってしまったのを思い出した。

それでも眠たい。あとは根性だ。キックオフしてしまえば、こっちのもんなのだ。

4時になる少し前にキックオフ時間が15分遅れる事がアナウンスされる。うへえ。交通状況によってリヴァプールサポーターが入場しきれていないらしい(実際はUEFAによるとリバプール側の入場口が、偽のチケットを購入した数千人ものファンによって塞がれ、正規のチケットを持ったファンをできるだけ多く入場させるための緊急措置によるものだったらしい)。しかし、15分経っても試合開始される様子はなく、痺れを切らしたリヴァプールの選手たちが身体を冷やさないように、もう一同ウォーミングアップをするためにグラウンドに戻ってくる。それに続いてマドリーの選手も飛び出してくる。解説・戸田和幸の声を聞きながら画面を見つめる。4年前のリヴァプールvsレアル ・マドリーは、リヴァプールが良いプレスからの勢いに乗って試合をコントロールしようとしていた序盤にラモスの例のアレがあって、ほとんど試合が決まってしまった。そして、カリウスのもあって残念な決勝であったから、この試合は素晴らしいものになってくれることを願っている。サラーは良い顔をしている。結局35分遅れでキックオフした。

トップガン マーヴェリック』をIMAXで観た。美しい継承の物語。映画『トップガン マーヴェリック』新予告 2022年5月27日(金)日米同時公開! - YouTube 楽しすぎ。おもしろすぎ。最高。『クリード』じゃん、泣くじゃんという感じ。山の側面ギリギリまで耐えて、3、2、1で急上昇するとことか、一挙に噴射されるときの深く沈み込むようなエンジン音の設計とか良すぎ。私もコックピットに乗っているぞ!というワクワク感がある。同じ日に金属の友保も観ていたみたいで、「トップガンマジでおもろ過ぎ わしもこれから長距離はF/A18で10G移動でお願い頼むわクリエイティブエージェンシー」とツイートしていた。友保がこんな感じに興奮して映画について話すのって『マッドマックス』以来じゃないでしょうか。マジ最高よね。マーヴェリックのような戦闘機乗りは将来必要とされなくなるのだろうという言葉に、「そうかもしれない、だけどそれは今日ではない」というセリフを映画の歴史に重ね合わせたくなる気持ちもよくわかる。というか、本当にそうなのだろう。メタ的にみてみれば、旧式の戦闘機(映画館スクリーン)は、相手の最新式の戦闘機(ストリーミング)にだって、太刀打ちできるのだということになるのだろうか。131分に感じさせない巧みな編集はエディ・ハミルトンによるもので、800時間オーバーの撮影素材を1本の映画にまとめ上げたのだというのがすごい。そうしたら、この木曜日にアップされた『声流電刹』金属バットの声流電刹 第110回 - YouTube で『トップガン』の話をしていた。やっぱり『マッドマックス』くらい面白かった、と言っていた。わたしは友保がウキウキ話しているのマジで好き。金属の単独、東京でも開催されてほしいな。もうずいぶんと金属バットの漫才を生で観ていないのだけど、そろそろこばちゃんの額のホクロを拝みたい。ダイアン津田も「『トップガン』人生で1番面白かった!」と話していた。

open.spotify.com

「んんんぐあああああ」ってなるのわかりますよね。トム・クルーズの映画を観よう!とマイケル・マンコラテラル

を観た。タクシー運転手・マックスは不運にも殺し屋ヴィンセントをたまたま乗せたために相棒にさせられてしまう。そして、始まる殺し屋ツアー。『トップガン』との思わぬ共鳴なのだけれど、前にマックスがいて、後ろにヴィンセントが座るという構図が戦闘機のそれと同じだ(ここではトム・クルーズが後ろだけれど)。

「人間なんてのは宇宙にある星のひとつについた砂粒みたいなもので、人間に違いなどない、だから誰が死んだってかまわないのさ」

というヴィンセントの言葉に、マックスが

「お前にはハートがない。撃たれた相手にだって家族がいただろうし」

と話すのだけど、『トップガン』に抜け落ちているところはまさにそこだろうし、意図的であるのだろうけれど、相手の存在がすっかりと描かれていないのがずるいところである。対話を通して過去のことについては赦そうという構造から敵(他者)を排除してしまっていることが、つまりは今の国家と世界の関係にも繋がることであるかもしれない。共通の敵を見つけることにしか「私たち」は連帯できないのか…?という。

コラテラル』は結局、あるひとりの女性を守るためにマックスが立ち上がり、ヴィンセントと決闘することでクライマックスを迎えるのだけど、そこでマックスとヴィンセントの間に多少なりとも友情めいたものが生まれてしまっているのがいい。そう、ここなのだ、敵として戦っていながら、人間としての同情と友情めいた何かが生まれてしまう。フィクションの素晴らしさだと思う。『トップガン』の相手の存在の希薄さが少し虚しい。ラストシークエンス、女性を守りながら歩くマックスと孤独に項垂れるヴィンセントを乗せた列車が遠ざかっていく対比もいい。普通におもしろい映画だ。普通におもしろいのがいちばんいい。

【コミックDAYS読み切り】『鍵がない』めちゃ面白い。鍵がない - 伊藤拓登 / 【コミックDAYS読み切り】鍵がない | コミックDAYS この鍵がないことを一旦受け入れて、もういいや地べたに座ってしまおう…とどっかと落ち着いて考えているショットがたまらない。マジでなんなのでしょうね。うん、無いなんてありえないからな、ともう一度探したりするし(そしたらあったりするし)。連鎖的にすべてが悪い方につながっていくのとかも、なんでこういうときってこうなの…とマジで落ち込みますよね。わたしもBakery MIYATAのパン食べたい。わたしはずいぶんとパン屋さんのパンを食べてない、気がする。

木曜日。日本代表のパラグアイ戦。鎌田が天才すぎて惚れ惚れしてしまう。涼しい顔して随所に顔を出してチャンスメイクして、脱力しきってぬるぬるゴール前までボールを運んでいくのとか美しすぎ。W杯メンバーに入ってほしい。入らないとおかしい。

アメトーーク』は「ビリヤード芸人」で矢作さんが出演していた。いろんなショットを披露していてカッコよかった。『メガネびいき』はOPで松屋のプーパッポンカレーを食べていた。マッサマンカレーにつづいて、これは私も食べなければという謎の使命感が湧き上がってくる。小木さんによるとマッサマンカレーよりもプーパッポンカレーらしい。そして、chelmicoがゲスト。「まみちゃんが、生のおぎやはぎはめちゃくちゃカッコいいんだよ!と教えてくれたんですけど、ほんとにめちゃくちゃカッコいいです!」とレイチェルが話していた。

音楽ナタリーのインタビューで

chelmicoインタビュー|超「gokigen」な2年ぶりフルアルバム完成、あきらめを知ったRachel&Mamikoが描く“自分らしさ” - 音楽ナタリー 特集・インタビューnatalie.mu

金属バット友保の“gokigen”になれるプレイリストが載っていて最高だったので、ぜひ。

「流石にわし一人の力では如何にもならんて事で一度実家の大阪は堺に帰りまして父と母の意見をば仰ぎそれでも名案はでず本家の叔父叔母一族徒党総出で熟考に熟考を重ね空が白み出す頃 遂に仮ですが出た答えがこれです」

最高すぎ。マジで町田康じゃん。町田康『ギケイキ2 奈落への飛翔』を読んでいるのだけれど、ほんとにおもしろい。まずもってほんとにタイトルがいい。奈落へと堕ちていっているのにもかかわらず、それは飛翔するように甘美であり、儚く、美しいのだ、と。イアン・マキューマン『恋するアダム』

も読み始める。独身男のチャーリーが上階に住む女子学生ミランダと恋仲になるために、アンドロイド・アダムを購入する。2人で性格設定するなどの共同作業によって、つまり、アダムを2人の子どものように位置付けることによって、自然と2人の関係が形づくられるのではないか…?という方法でもってチャーリーは企むのだ。まあまあ気持ち悪いのだけれど、マキューマンだからか良い感じな清潔感もある。パトリス・ルコント仕立て屋の恋』の主人公みたいな一途さのような眼差しがあるように思える。映画の結末と同じように、その切実な一途さのために悲劇にならないと良いなと思う。

ストレンジャーシングス4』第1話を観た。OPが大きな道を自転車で走るシーンからで、うひょー、始まったね〜スティーヴン・キング〜という気持ちになる。『ストレンジャーシングス』は自転車なのだ!大きなロード羨ましい!しかし、15分くらい経過したところで、あれってどうなったんだっけ、あれってシーズン2のことだっけ?シーズン3だっけか?と頭の中をグルグルしていたので、Wikipediaで過去シーズンのあらすじをインストールしてから再開した。あとやっぱりマイク役のフィン・ウルフハードのルック良すぎだ。『トップガン』を観てマッチョかっこよいね〜などと普段とちがった思考になっていただけれど、私はガリガリ野郎のほうが好きだなとマイクを見ていて思い出した。細い人間いい。私もいっかい45キロとかになってみたい。ところで、マヤ・ホークとchelmicoレイチェルの声って似てますよね。

月曜日。雨が降っている。梅雨入りしたらしい。最近暑かったので、雨で少し涼しくなるの助かる。でも、これが終わったら夏が来ると思うとほんとに憂鬱だ。夏来ないでほしい。暑いの嫌いだ。『ラヴィット!』で清宮レイがオススメのストレス解消法として「プロジェクターでIVEを観る!」というのを挙げていて、それをおいでやす小田が体験していた。f:id:You1999:20220609032527j:image真顔でIVEを見つめるおいでやす小田いい。わたしも客観的にみるとこんな感じで観ているのかもしれないなあ、と思う。そして、たまにニヤッとしたりしていると思うので余計にめちゃ気持ち悪いと思う。悲しい。おいでやす小田の背中よ。

ブラジル戦。親善試合だからというのもあるかもしれないけれど、この試合のネイマールは終始ニコニコしていてキュートで好きなネイマールでした。審判とも朗らかに対話していた。わたしはネイマール大好き人間なので、毎回のW杯で「わたしの優勝予想はブラジルです!」と断言して、友人から鼻で笑われているのだけれど、今回もブラジルが優勝することを願っております。ネイマールが優勝カップを掲げているの見たい!日本は枠内シュート0本だったらしい。守備におわれるのは仕方がないとしても前からのプレスの原則だけでも整理しといて欲しかった。古橋とか前田が右に左に追っているだけなのしんどすぎるでしょ。小野伸二中田英寿が並んで試合観戦しているところをカメラに抜かれていて、興奮しました。天才2人。『ニートと居候とたかさき』でもブラジル戦を観ていて、あー、サッカーにそれほど興味ない人でも地上波でやっていれば観るんだなあ、ということがわかりました。最恐料理完成 - YouTube そうなるとやっぱり地上波でやることは大切だよね、と。武尊vs天心がフジテレビの放送無くなったのは残念ですね。私は武尊くんに勝ってほしい。ときに、W杯のテーマソングって今年は誰が担当するのだろう。リヴァプールが最強になった今、Suchmosにもう一回やってほしいな。『VOLT-AGE』がなかなか不評だったけど、わたしは好きでした。Amazon Primeで『井上尚弥vsノニト・ドネア』を観た。強すぎて、あまりにもあっという間すぎて、終わったあとなんにも観ていないような気持ちになった。ドネアのためにフィリピン国歌が会場で流れているとき、わたしは金属バットを思い出す。『ラジバン』リスナーはみんな金属バットのことを思い出して笑っているんだろうなあ、と考えると面白い。