昨日の今日

松居大悟『ちょっと思い出しただけ』

撮影クランクアップから遡る撮影の軌跡、映画『ちょっと思い出しただけ』メイキングムービー【2022年2月11日公開】 - YouTube どこかに行きたいなあ…と思うけど、どこに行ったらいいかわかんないじゃないですかまあ、だからお客さんに行き先決めてもらってそ…

Horsegirl『Versions of Modern Performance』

シカゴは「風の街(Windy City)」とよく言われるそうなのだけれど、その言葉は、元来、「口ばっかりの街」という意味での使われ方であったらしい。十九世紀末、コロンブスのアメリカ到達四百年を記念する万国博覧会の開催候補地としてシカゴが名乗りを挙げ…

名前なんかない猫

パンプキンポテトフライの単独公演から帰ってきて、ゆっくりして、0時をまわってもまだCL決勝キックオフまではまだ4時間もあるらしい。4時間も!さすがに時間を持て余すので、青山真治『東京公園』 東京公園 三浦春馬 Amazon を観始める。カメラマンを目指し…

遠くへ行きたい。「2022.5」

もう5月が終わってしまった。遠くへ行きたい。なんといってもサッカーのことから。まずは速報に次ぐ速報に神経をとがらせながら、ドキドキ胸を高鳴らせていたプレミアリーグ最終節でのあまりに盛り沢山な劇的ドラマについて。リヴァプールvsウルブスは1-1膠…

パンプキンポテトフライ 第一回単独公演『ぶた』

北沢タウンホールにてパンプキンポテトフライ第一回単独公演を目撃!単独のタイトルは、彼らの漫才途中でなんの突拍子もなく奇想天外に放たれるワード(ねづっち)のように、なんの脈絡もない、『ぶた』である。Youtubeチャンネルで公開されているタイトル決…

パウロ・ディバラがユヴェントスを去るとき

2015年の夏、アンドレア・ピルロ、アルトゥーロ・ビダル、カルロス・テベスが去り、ユヴェントスは変革の時期にあった。正確なパスと高度な戦術眼を持ったレジスタ、そして、その脇を安定させるために攻守において辛労してくれる闘将、圧倒的なゴールへの嗅…

西通りを過ぎれば

車のこと全然知らないのだけれど、わたしが自分の車を持つとしたら、フォルクスワーゲン ゴルフ カブリオがいい。『おぎやはぎの愛車遍歴』持田香織のゲスト回を観てから私もこれがいいなあとずっと思っている。オープンには一生しないで乗ることになるだろ…

羊文学『our hope』

すべてのひとが幸せであるようなそんな世界でないのならば壊れてしまえばいい。すべてのひとが心地よく暮らせないそんな世界ならば無くなってしまえばいい。そんな世界の風景をその美しい瞳に映し出す必要はない。そんな世界で鳴る音を聴く必要はない。もっ…

マイク・ミルズ『カモン カモン』

映画『カモン カモン』本予告(100秒)|4月22日(金)全国公開 - YouTube 『20センチュリー・ウーマン』(2016)からおよそ5年、マイク・ミルズは新作『カモン カモン』で主人公にホアキン・フェニックスをスクリーンに映し出すことを決めた。『ジョーカー…

あのバンドの新譜と牛乳を買いに

暑くなるのかと思ったらやっぱり寒くなったりと今年はなかなか暖かくならない。雨の予報はないっぽいのだけれど、今日もなんだか雨が降りそう。そんな気がする。ジャケットのポッケに文庫本を入れる。エリザベス・ギルバート『巡礼者たち』だ。夏になると本…

遠くへ行きたい。「2022.4」

最近ずっと芋けんぴを食べている。芋けんぴは美味しい。芋けんぴは素晴らしい。芋けんぴは硬いのが心地よくって、ボリボリと何本も永遠に食べてしまえるのだけれど、歯ごたえの良いものを食べるのは自律神経が安定したり、ストレスを低下させたりという精神…

もう戻れない場所を思うとき

夏にThe1975が来るとか、VAMPIRE WEEKENDが来るとか、Japanese Breakfastとか、Beabadoobeeとかとか、なんだか素晴らしそうなのだけども、でもFaye Webster が来ないんじゃん、ということでうおー!と叫べない。アメリカを回るのに大変かもしれないけれど、…

『風薫る東名阪漫才興行2022』

カナメストーン、真空ジェシカ、ママタルトによる東京、名古屋、大阪をめぐるツアー、『風薫る東名阪漫才興行2022』の東京公演を北沢タウンホールにて目撃。配信チケットの販売もなく、ここでしか味わえない実に貴重なライブでありました。ステージに板付き…

しゃれこめカナメストーン『なんか座ってちょっと話した』

キャッチコピーは「この川で暇をつぶすだけのそんな青春があってもええんちゃうか」である此元和津也『セトウツミ』のようにただただ公園のベンチに座ってお喋りをするだけの動画、しゃれこめカナメストーン『なんか座ってちょっと話した』が素晴らしい。学…

グレゴリー・ケズナジャット『鴨川ランナー』

「授業の一覧に定番のスペイン語はもちろんあり、フランス語もドイツ語もあった。その中で唯一馴染みのアルファベットを使用しない日本語は、部外者のように、何かのミスがあったかのように孤立していた」p7。本作の主人公である〈きみ〉はその日本語という…

穏やかな日も

オカモトコウキ (OKAMOTO'S) 「君は幻」 MUSIC VIDEO - YouTube オカモトコウキのソロ新譜やっとですね!Beats渋谷での1stソロライブがもう3年前!という事実に驚いてしまう。ずっと昔のよくに感じるのか、ついこの前のことのように感じるのかはよくわからな…

遠くへ行きたい。「2022.3」

3月ですね。ロシア現代思想のことを調べようと思って、まずそこへの足がかりとしてシュミットを読んでいたら、いつのまにか「旅」のことを考えていた。ニューヨーク嶋佐の今年の抱負も「旅に行こうよ」でしたし、自分自身でも社会からでもなんとなく移動する…

LOFT9 Shibuya『パンプキンポテトフライの90分』

LOFT9 Shibuyaにて開催されたパンプキンポテトフライのトークライブ、『パンプキンポテトフライの90分』を目撃。19:00ぴったりに壇上に勢いよく上がってきたものの顔が固まり俯きがちな山名さんに「緊張してんのか」と谷さん。「今日、谷には楽をさせてあげ…

藤田新策作品集『STORIES』

スティーヴン・キング、宮部みゆきなどの装丁を描いてきた藤田新策の作品を集めた『STORIES』が素晴らしい。不気味で、奇妙で、恐ろしく、我々が生きる日常とはまったく異なる別世界への扉を開き、とても踏み出すには躊躇ってしまいそうであるにも関わらず、…

誰も住めなくなった街を

Pavement- "Harness Your Hopes" (Official Music Video) - YouTube 三寒四温とはこのことか!というような週でしたね。20度を超える日もあれば10度を下回る日もあって大変過ごしづらい。冬の寒さと暗さには精神的にまいってしまう感じもあるのだけれど、暖…

針の音に合わせ

月曜日。タイザン『タコピーの原罪』を読む。 タコピーの原罪 上 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:タイザン5 集英社 Amazon むちゃんこつらい。その暗さに圧倒されてしまうのだけど、おもしろい…おもしろい。“かけがえのなさ”を求め続けてしまう人間の物語…

常間地裕『この日々が凪いだら』

『この日々が凪いだら』予告編 - YouTube 人身事故を知らせるアナウンスを聞いたとき、私たちは電車が遅れてしまうことを考えるのだろうか。人が死に、その存在がこの世界から消えゆくときに、その消えゆく誰かのことを考え、誰かは悲しみ、怒り、笑っている…

遠くへ行きたい。「2022.2」

ある日、四十二歳の前後のことだけれど、私は長距離ランナーになった。ずいぶん肉がついていたし、このような欲望をかなえるためには多くの点において能力不十分であったのだけれど、私としては少しでも遠くに、少しでも速く行きたかったのだ。べつに自転車…

自転車を追いかけた

自転車に乗るアダム・ドライバーはかわいい。『ハウス・オブ・グッチ』を観た。映画は100分で終わらせてほしいと常々思っているのだけれど、本作(159分)みたいに長くても良い映画はあるし、これは長くなくてはいけない映画だ。しかし、『ノー・ウェイ・ホ…

くるり結成25周年記念『くるりの25回転』東京公演

くるり結成25周年記念『くるりの25回転』東京公演を目撃しました。はじめての東京ガーデンシアター。本当に素晴らしいステージだった。オミクロン株による感染者数は増えていて、中止や延期になっているライブがありながらも、途中に換気の時間などを設ける…

Netflix 磯光雄『地球外少年少女 Extra-Terrestrial Boys & Girls』

『地球外少年少女』ティーザー予告編 - Netflix - YouTube 磯光雄による2作目のオリジナルアニメ作品、『地球外少年少女 Extra-Terrestrial Boys & Girls』が素晴らしい。そのタイトル、“地球外”にあるとおり、宇宙を舞台に繰り広げられる物語ではあるものの…

うつむいてゆらゆらゆら

パンプキンポテトフライ山名さんがロン毛をバッサリ。中田英寿になってしまった。なんだか喪失感のようなものがあるにはあるのだけれど、どうなんですかね。髪長い方が良かった気がする。私はロン毛の漫才師好きなのです(金属バット、ブリキカラス・・・)…

君島大空『袖の汀』

寄せては返す波のように穏やかな音色とともに世界が立ち上がる。誰かは誰かを愛し、誰かは誰かを赦すことができる。自分のなかに相手を見出し、相手のなかに自分を見つける。間主観のなかで生きる人間というものは相手が存在することによって、その存在が確…

遠くへ行きたい。「2022.1」

31日に2つのニュース。ひとつはユヴェントスにザカリア加入。もうひとつはアン縫いの解散。まず、ユヴェントスの話からすると、とにかく素晴らしい冬の補強戦略だったと思います。ヴラホヴィッチにザカリアと最近の冬補強の中では1番いいんじゃないだろうか…

Netflix『ネイマール:パーフェクト・カオス』

現代のサッカー界には2人の偉大な選手がいる。ひとりは、この世に存在しうるなかで最も甘美な細かいタッチと緩急で相手選手を撹乱し、類い稀なる精度でシュートをゴールに突き刺す。もうひとりは、縦への推進力に満ち溢れたドリブラーから、一瞬の瞬発と跳躍…