昨日の今日

AMAZON PRIME ORIGINAL『ALL or NOTHING: Arsenal』

All or Nothing: Arsenal | Official Full Trailer 🎬 - YouTube 昨シーズン、2021-22シーズンにおいて、最もプレミアリーグを楽しませてくれたチームとしてまず挙げられるのが、40歳という若き壮年監督、ミケル・アルテタ率いるアーセナルだろう。彼にとっては3シーズン目となる重要な年であった。1億4500万ポンド(約235億円)を投じる大型補強をも敢行し、サカ、スミスロウなどといった若き才能との融合をはかりながら、昨季の雪辱を果たすことを目指していた。アーセナルというチームは偉大でなければならない。ヴェンゲル政権時にはプレミアリーグ無敗優勝を成し遂げるなど、チャンピオンであり、無敵であった。しかし、いまはチャンピオンズリーグにも出られない、ヨーロッパリーグにも出られない。そんな情けなく没落したチームを応援するサポーターのためにクラブは応えなければならない。

ロンドン北部、イズリントン区の上空から大勢の人々が何かを目指し歩いている様子が撮らえられる。そして、スリーカット目、煌びやかに街を照らすエミレーツスタジアムのショットが映し出され、「熱き思いで突き進む。それが情熱だ。君たちの情熱と決意の程を観客に見せてくれ。前に出て攻め込むんだ。勝つと信じてプレーしろ」とアルテタが赤き情熱のユニフォームに袖を通した選手たちを鼓舞する。胸のエンブレムには王室兵器工場のチームとしてのルーツを持つ大砲が、シンボルとなって描かれている。選手たちは叫び、ロッカールームを飛び出していく。AMAZON PRIME ORIGINALの人気シリーズである『ALL or NOTHING』、そのアーセナル編が公開された。

〈エピソード1〜3〉

新型コロナウイルスの感染拡大によって、理想的なスカッドを組めないクラブが存在することになってしまったシーズン幕開け。しかし、試合日程は動くことなく鎮座し、クラブは痩せ細ったままで、ピッチに立たなければならない。それが開幕戦となれば、さらに最悪である。そう、そんなひどい状況でシーズンを始めなければならなかったのが、アーセナルであった。開幕戦は、ブラントフォード。おそらくすべてが万事整っていれば勝てる試合のはずだっただろう。しかし、コロナ禍の為にオーバメヤンとラカゼットが欠場、トーマス、マガリャインスといったボランチとCBの一角も揃わず、EURO帰りで疲労していたサイドアタッカーであるサカもベンチからのスタートとなった。貧弱なチームはその非力な身体のままであたふたし、0-2という新シーズンへの期待感に包まれた心を打ち砕かれる惨敗劇をサポーターに披露してしまう。そして、チェルシーマンチェスター・シティ、といった強豪に勝ち点を献上し、変革をもたらすシーズンのはずが、最悪な3連敗からのスタートとなる。順位表はもちろん最下位に。

サカ、スミスロウ、ホワイト、ウーデゴール、ロコンガ、タヴァレスなどといった若手主体のチームづくりを目指すアーセナルは、移籍期間終了間際に今シーズン極めて重要なテコ入れを成し遂げる。ラムズデールと…

移籍市場が終わる直前、もう1人選手が加入…

我らが日本代表・冨安だった。この2人を早速スタメンに並べたアルテタは、ロッカールームで演説を開始する。このドキュメンタリーシリーズはアルテタのモチヴェーターとしての役割がいかに偉大であるかを示すものともなっている(エジソンの電球についてを、実際に電球を光らせながら話すのにはめちゃ笑ってしまった)。声に力を込め、選手たちの魂を震わせる。「3連敗からの14日間、1から10で表すと、俺はここにいたんだ」とボードに書いたグラフを指し示す。グラフよりももっと下、0よりも下を指差して、ドン底よりもさらに下であったことを吐露する。しかし、もはやその状況からは脱したことを宣言する。

死んでたのさ、怖かった、不安だった。マスコミに叩かれて。でも突然、前向きになれた。家族のおかげだ。妻に3人の子どもがいる。オーナーをはじめ、クラブも支えてくれる。
でも1番の理由は…ここから上がれたのは…君たちのおかげだ。君たちのおかげでハッキリした。なぜ監督をやりたいのか、なぜサッカー界にいたいのか。
だから心の底から言いたい。君たちに感謝している。苦しい時を、私のサッカー人生で最上の時に変えてくれた。自分自身を信じろ。この苦境を君たちのせいにはしない。責任は私が負う。いくぞ。

ノリッジ戦で先発を果たしたこのキーパーと右サイドバックの2人はチームを安定させ、勝利に導く活躍をおさめる。観客席の上の方から心配そうに見つめるラムズデールの家族の様子が印象的であった。しかし、冨安のシーンがあまりに少ないことは感じずにはいられないでしょう。勢いを取り戻したチームは勝利を重ね、ノース・ロンドン・ダービーでも3-1快勝した。それは紛れもなくマン・オブ・ザ・マッチ級の活躍を果たした冨安の貢献が大きかったはずであるのに、彼を映し出すショットがあまりにも少ないのは甚だ疑問を感じずにはいられない(ミスシーンを多く使われている気もしてしまう)。しかし、なによりも個人よりクラブが重要であることは自明である。アーセナルは勢いを取り戻したのだ。Status Quo『Rockin All Over the World』を腕を振り上げながら歌い、歓喜に酔いしれるチーム状況は1から10で表すと、もはや10に近いところまできたといって良かったかもしれない。破竹の勢いで順位表を駆け上がるアーセナルの選手たちがアルテタから、2日のオフをもらって、みんなで雄叫びをあげるシーンはまさにサッカー部のそれであって、めちゃくちゃ微笑ましいシーンである。プロでもそうなのだなあ、と共鳴してしまう。

エピソード3では、ミスがつきまとうサッカーというスポーツにおける不安感や異なる地域への適応への困難さ、労働者階級の街の人々の暗部に接する心模様、ネガティヴなSNSの声との距離の取り方など、メンタル面でのコンディションの整え方の苦労をも映し出されている。EUROでPKを外したサカへの心ない声やそれをケアするサポーターの言葉、濃厚な密度で毎週過ぎ去っていくゲームのなかで、心を持った人間がプレーしていることを忘れてはならない、とドキュメンタリーは啓蒙する。人間と人間の関係なのである。そうであるから、クラブのなかでも当然、不協和音は起こり得る。監督とチームキャプテンという最も強固にしておかなければならないはずの間にでさえもだ。

〈エピソード4〜6〉

幾度もの遅刻などによる規律違反を横行するチームキャプテンであるオーバメヤンとアルテタの確執はもはや看過できないものとなっていた。

あんなに給料をもらっているのに…

という溜息混じりに発せられた台詞を記録におさめたことがドキュメンタリーシリーズとしての価値を高めているだろう。オーバメヤンの問題行為の数々はすべて記録してあるという事実は恐ろしくもありました(ドキュメンタリー配信後日、監督記者会見でネタにされてましたね!)。エピソード4〜6はオーバメヤンとの不協和音が通奏低音として悩ませながら、毎週のプレミアリーグに取り組むクラブの様子が映し出される。この中盤エピソードにも入ってくると、冨安をとらえたショットが増えきているようにも感じられる(チームの一員として認められたから?ドキュメンタリーシリーズのスタッフから?という疑問は残りますね)。

とてつもなく重要な一戦、マンチェスター・シティとの試合のロッカールームにアルテタはカメラを通じて、自室から選手たちを鼓舞することになってしまった。コロナ陽性となって自宅隔離を強いられたからだ。もちろん、スタジアムのサイドラインで声を張り上げ、指示を出すこともできない。しかし、選手たちは異彩を放つ若きアスリートであることを証明するように、ピッチ上からアルテタが見つめるテレビ画面へ向けて、今シーズン極めて眩い輝きを放ってみせる。先制点を上げ、もしかして勝利しスリーポイントを持ち帰ることさえ可能なのではないかと思わせてくれるほどであった。

そんな期待感がたった一瞬のうちに崩れ去るのがフットボールというスポーツの残酷さと面白さである。ジェズスの狡猾な反転から、マガリャインスが咄嗟に飛びつき、倒してしまう。同じ母国ブラジルのために戦い、ガブリエウという同じ名前も持つ2人に明暗が分かれる。レッドカード1枚の重みがアーセナルの勢いを削ぎ、引き分けを目指す戦いへのシフトを強いられる。マンチェスター・シティは完全にハーフコートに相手を押し込み、アーセナルは揺さぶられ、揺さぶられ、最後の最後でゴールを許してしまう。チャンピオンになるチームと今はまだそうではないチームとの見えない壁が選手たちの目の前には見えていただろうか。それでも、アルテタは「君たちは誇りに思う」と画面越しに伝えたシーンは感動的である。だが、あのレッドカードがなければ…ということは誰もが脳裏によぎっていただろう(しかし、狡猾で俊敏なジェズスは2022-23シーズン、アーセナルに所属することになっているのだ!しかも大活躍している…最高!)。

アーセナルにおけるレッドカードのシンボルはそのままグラニト・ジャカを想起させる。過去4度のあまりにも無茶なタックルによって、退場祭りを繰り広げ、試合を壊した男はサポーターからも確かな信頼を得ることができず、口論することも何度も。関係はとても良いとは言えなかった。サカ、ラカゼットと口論し、家へ帰宅してしまうシーンなどもドキュメンタリーには映し出されている。このシーンの彼の印象は最悪そのものだろう。しかし、ジャカはサッカーをしているときの自分とそうではない自分とは気性が異なるのだと弁明するように、家の中では子どもへ優しい眼差しを向ける父親であることが映し出されれば、むーん、と唸ってしまわずにはいられなくなってしまう。カメラは裏側にレンズを向け、人間の複雑性と多様性を映し出す。その内面に触れ、選手個人の愛おしさを知っていくたびに、アーセナルというクラブをさらに愛してしまえる、好きになってしまえるのだ。ドキュメンタリーシリーズの恐ろしさである。

愛するクラブに4年も所属していた愛する選手の別れがこんなにも不本意な関係で幕を閉じるのが残念であるのだけれど、通奏低音として鳴り響くオーバメヤンとの亀裂音、その修復をするために、なんとしてでも別れを1月の移籍市場で決定させることがなによりもこのクラブの持続性において必要不可欠だった。うまいこと移籍先クラブが現れず、頭を悩ませた半年間が急転直下、動き出し始めるのが、オーバメヤンらしい自由な行動によるものであったのが面白い。

バルセロナにいる」
「誰が?」

というクラブ陣営の素っ頓狂なありさまが面白い。ギリギリでの契約解除を成し遂げたディレクター・エドゥの誇らしげな顔は、2022-23シーズン、ジェズスとジンチェンコを獲得するときにまた見ることになる。

エピソード4〜6で個人的に好きだったシーンは、ラカゼットに「これはなんだ?どこがいい?」とスニーカーについて尋ねられたスミスロウが、厄介な先輩に絡まれた下級生のような立ち振る舞いをしながら迷惑そうに困惑していたところだ。あの苦笑いを浮かべながらオドオドしてしまうスミスロウめちゃ可愛かったですよね。

アーセナルは順位表の4位に位置し、「応援してきてよかった」とサポーターからも好意的な言葉が飛ぶ。CL出場権をかけたギリギリの戦いを強いられるが、しかし、オーバメヤンを失ったCFの陣容は手薄であるし、怪我人も多数出てくる。プレミアリーグではクライマックスに圧倒的にドラマチックな展開が毎シーズン用意されているのだ。

〈エピソード7〜8〉

トロフィーを持ったアルテタがクラブスタッフとともにカメラの前に立つ。「月間最優秀監督賞」を受賞したのだ。記者会見で「サポーターのおかげだ。サポーターの皆さんがチームを変えてくれた」と話すアルテタに記者から冗談が投げかけられる。

「呪いに気をつけて」
「何に?」
「監督賞の呪いだ」
「どんな呪い?」
「次の試合で負ける」
「なるほどね」

4位を堅持するために、もう負けることは許されない、アーセナルのシーズン終盤戦が始まる。記者会見で微笑んで応対していたアルテタに呪いが現実となって降りかかるのは、ジンクスというものの不気味さを確からしくしてしまう。クリスタル・パレスに0-3の敗北を喫すると、パーティも冨安もティアニーも怪我という絶望的な台所事情がさらに勝利を遠ざける。アルテタはベンチを温めてきた選手へ期待するが、続くブライトン戦でも意気消沈した大人しいチームはガッツを見せることなく、4ヶ月間ではじめての2連敗を経験し、サウサンプトンに負けて3連敗目を積み重ねる。オーバメヤンが抜けた手薄なCFの代わりになりきれないエンケティアの背中に重圧がのしかかる。いずれチャンスは来るというけれど、ここまでの同時に結果を求められるチャンスというのはなかなかに酷だ。

3連敗の後のチェルシー戦、試合後のロッカールームでは、歓喜の雄叫びをあげるエンケティアの姿があった(むちゃくちゃ良いシーン!)。2得点を決め、チームに勝利を呼び込んだのだ。6位にまで落ち込んだチームの喪中期間も明け、再びCL権への希望が見え始めてきた。その希望を確信に変えるためにも必要なマンチェスター・ユナイテッドへの勝利を、エルネニーの献身性やジャカの華麗なミドルシュートによって手繰り寄せてみせる。再び4位まできた。残りを全部勝てば勝利となるが、もう負けられないプレッシャーは計り知れない。ラカゼットが練習でチームメイトと争いを起こすシーンは、シーズン後半戦、彼がピッチに立つ時間を減らしていったことの証左となるだろうか。ホワイトを怪我で欠くなか、ホールディングが出場して見事にゴールを決める。インタビューに答えるホールディングを見ていると、本当に超超超いい奴なんだろうなあ〜と観ている側もニコニコしてしまう。インタビュアーからは「あなたはとても幸せそうに見える」なんて言われてしまっているのも善人の印象をより強固にする。

ノース・ロンドンは永遠に
天気がどうであれ
ここは俺たちの街
我が心はこの街を離れない
俺の血は永遠に
石畳の間を流れる

エミレーツ・スタジアムに響き渡るルイ・ダンフォードの歌声による援護を受けリーズに勝った。次節、トッテナムとのダービーに勝利すればCL権は確実になる。両サポーターは挑発しあい、スタジアムにはたくさんの警備員が待機する。CL権をかけたノース・ロンドン・ダービーは33分、爆発的なスプリント力とパワーあるドリブルを兼ね備えたソン・フンミンにうまく対処できない超超超いい奴ホールディングがレッドカードを提示されてしまうことで、もはや決定的となる。ハーフタイムのロッカールームで、毎試合、声を枯らしながら選手を鼓舞し、後半へと送り込んできたアルテタも囁くようにチームを宥めることしかできなくなってしまう。

今日が最後じゃない
あと2試合ある
それを忘れるな

残りの2試合を勝てばいい。しかし、ただでさえ、選手層の薄くなったチームにレッドカードによるホールディング出場停止も重なる。災難だ。

結果を出せると思っていた。
勝てるってね。
CL出場が懸かっていて、緊張していた。
未経験の大会だし、だからしくじったんだと思う。

ラムズデールは回想する。若手主体のチームは、“ここぞ”という場面での経験が足りていなかったのだろうか。兎にも角にもエピソード1でのアルテタのスピーチ、「熱き思いで突き進む。それが情熱だ」という意気込みが感じられないロッカールームやクラブハウスが画面に映し出される。つづくリーグ戦でも、ニューカッスルの幅をとった戦術に苦しめられ、サイドに開いたサン=マクシマンに遅れてチェックをかけた瞬間に緩急によって剥がされるという展開は、怪我明けの冨安にはキツいものがあった。ニューカッスルは冨安をベンチへと追いやることに成功すると、その左サイドからクロスを供給し、ホワイトのオウンゴールを誘発し見事に先制点をあげてみせる。アーセナルギマランイスへの得点も許し敗北すると、4位でシーズン終える可能性はほとんど消滅してしまった。ピッチから引き上げた選手たちの悲壮感漂う顔はさすがにしんどい。お通夜ムード。

外への対応は任せろ。
君らを擁護するのは難しいが私が責任を取る。
心配するな

というロッカールームでのアルテタの皮肉もなかなかキツい。「もっとできたんじゃないか。でも引きずるのは良くない。今シーズンはよく頑張った」とホワイトが言い、「あと少しで達成できたのに、結局、手が届かないで終わりそうだ。失望したよ。でも、ニューカッスル戦の結果を変えることはできない。僕らの力が及ばなかった理由は多々ある。今は他のチームの結果を待つしかない」とジャカが言う。そして、最後の最後でようやく冨安のインタビューシーンが!!!ホワイトとジャカがもう可能性は潰えただろうと発言するなか、

まだCL出場の可能性はある。
あとは祈りつつ、勝ち点3を取るしかない

と言及する冨安が素晴らしい。勝ち点3を是が非でも掴み取るために、最終節、アーセナルエヴァートン戦でゴールを積み重ねていく。来シーズンを期待させる、選手たちが楽しんでプレーしているのがよくわかる試合であった。

夏になって振り返ってみれば分かるはず、大チャンスを逃したけど、進歩できたシーズンでもあるって。

ラムズデールは語り、

君らは私やクラブが時に犯す過ちも受け入れて、まとまってくれた。本当にありがとう。

とアルテタは感謝を示す。開幕3連敗、最下位から4位までの上昇、そして、ギリギリでのCL権の座を献上してしまったドラマチックなドラマで、今シーズン最も楽しませてくれたアーセナル

目標が叶わなかった悔しさは、これから長い間、心の中に残るかもしれない

ともアルテタは語った。優れた物語には悲劇的な挫折は付き物で、その悔しさがチームを逞しくし、最後の最後の階段を駆け上がるパワーを与えてくれるのかもしれない。アルテタが率いる若きチームはまだまだ歩みを始めたばかりである。ロッカールームでアルテタがスピーチする最後のシーンで映し出される選手たちの顔を見れば、アーセナルの未来は明るいものだと思えてくる。昨年2021-22シーズンで悪夢の3連敗を喫したチームは、今年2022-23シーズンでは熱き思いで、前に出て攻め込む、美しいサッカーを表現し、18年ぶりの3連勝スタートダッシュに成功した。今年こそは…と夢を見てしまうのだけれど(今年のアーセナルほんっっっとに強すぎるのです。ジェズスやばすぎー)、しかし、まだシーズンは始まったはがりであり、まだまだ先は長いのだ…と忠告が必要だろうか?

IVE『I'VE SUMMER FILM』

f:id:You1999:20220818173859j:image生い茂る緑の中を6つの淡く可憐な白が通り過ぎるのを草木の隙間から垣間見る。夢のような柔らかで朧げな情景を目の当たりにしながら、その先に“連帯”といった確かな希望を見届けることさえできるのかもしれない、と思わせてくれるところまで膨らんでいく、韓国の若手作家、チョン・セランとコラボレーションしたIVEのSUMMER FILMが公開された。美しい映像とページをめくるような素晴らしい音楽にのせて、テキストがIVEによって読み上げられていく。

君が笑っていない時
何を考えているのか気になる

君といれば何も怖くない

私たちが喧嘩して泣いてしまう時は本当に憎いけど
そんな時でも君を傷つけたくない

時々君になりたいみたい
君が凄く輝いているから

ずっと一緒にいさせてと願うよ
君と出逢ってから私の願いは
その一つだけ

海をローケーションにしたユジンのシーンから始まり、つづくリズのシーンでは雨が降っているなど、水の循環をイメージさせながら、“繋がっている”という印象を物語に与えていく。列車を使った映像的興奮は作品の品質を高める素晴らしいシークエンスだ。「わたし」と「きみ」の関係を軸にした物語を積み重ね、あなたといれば夏が素晴らしいものになる、世界が変わる!という、いわゆる「セカイ系」とも取れる話となっているのが美しい(チョン・セランは初期にSFを書いていますね)。

君といれば夏が全然違う

テキストを担当したチョン・セランは「皆がつながっているという感覚と、連帯への意識を回復させようとする姿勢がある」として評価された『フィフティ・ピープル』を書いている作家であった。51人*1のも人々がそれぞれの人生を歩んでいく様子を描き、「主人公がいないと同時に、誰もが主人公である物語」を目指した。市井の人たちの機微が折り重なり、編まれ、世界を構成するのだというような、「セカイ」を意識するのは彼女の作家性としてもあるのかもしれない。日々すれ違う人々といかにして連帯していくことが可能になるのか。たったいま目の前にいる「きみ」と「わたし」の関係がセカイへとどう接続していけるのかという問いは、現在の社会問題を接近し、そしてガールクラッシュを緩やかに新定義していくことも可能にさせるかもしれない。

世界を、時間と空間を颯爽と跨って走って跳躍してしまえば、「きみ」と「わたし」の世界は拡張され、また別の世界と結びつくだろうという、時をかける少女レイが走るシークエンスはこのムービーの白眉であるだろう。レイは時間を駆け抜けながら、ユジン、リズ、ウォニョン、ガウル、イソの世界を横断し、IVEを形作る。6人が手を繋ぎ、草原を軽やかに躍るとき、最後に放たれる言葉が「忘れないで」というのもまた、過去を振り返るものとしてある青春という記号をより強く印象付ける。

忘れないと約束して
私たち6人の夏を

これから描いていくものではなく、そうして出来上がるだろう未来のことを、もっと先の未来から過去へと眼差して、忘れないで、と約束する。「きみ」と「わたし」の輪郭がぼんやりとしていき、夢の中に沈んでいくようにページは閉じられる。時間は残酷に過ぎ去っていくけれど、このサマーフィルムはあなたと何度も出逢い直し、大切で美しい世界のことを思い出させてくれるのだろう。

———いつか、だれかすばらしい人物が、わたしの前にあらわれるような気がする。その人は、わたしを知っている。そしてわたしも、その人を知っているのだ……。
 どんな人なのか、いつあらわれるのか、それは知らない。でも、きっと会えるのだ。そのすばらしい人に……いつか……どこかで……。

筒井康隆時をかける少女』114頁

I'VE SUMMER FILM - YouTube

*1:仕上がってみたら50人ではなくて51人になってしまったのだという

イチヒ『廃バスに住む』

f:id:You1999:20220821182540j:imageComicWalkerで連載されているイチヒ『廃バスに住む』が面白い。現在、単行本は2巻まで刊行されていて、ComicWalkerのサイトに飛べば5話くらいまでは無料で読むことができますので、試し読みをぜひ。

マンションの水道管が破裂し、部屋の中が水浸しになってしまったために、修理と復旧する間の数週間を廃バスで凌ぐことにした女性教師・雨森先生がマイペースに天然に、仕事やプライベートを心地良く過ごしていくのに読みながら温かい気持ちになれる。柔らかな光が窓外から差し込むカットがふんだん取り入れられているのも本作の暖かな心地よさを表象するためのアイデアだろうか。ぼんやり柔らかな光が抜群なのだ。また、バスという縦長のショットも実に映えている。

第1話、ボー…と寝ぼけ眼で起きて、シャツを着て、顔を洗い、お化粧をして、ヒールを履き、カンカンと音を立てながら階段を降りる。ふっ、と飛び出し、ンーー…と伸びをしながら上空からとらえたショットの気持ちよさ。そして、「いい日になりそうな予感」と独りごちたところで、しかし、その上空からの眼差しはガラスのものであって、手に持っていたクロワッサンをバサッと取られてしまう、という一連の流れもとても自然でおもしろい。

この廃バスはいつかの子どもたちの“ひみつきち”であったようで、テッチャンをリーダーに、ゆうじ、シノ、オオヤというメンバーの名前が書かれた掲示板も置いてあったりする。そこに雨森はづきが、はづき(仮)と書き足すと、廃バスはそこに停車したままで、ゆっくりと地域を巡回するという任務を遂行し始める。同僚といっしょにご飯を食べたり、夜のコンビニで買い食いしたり、誰かが乗って、誰かが降りて、たまたま同じ車両に乗り合わせた人々との交流が幸福感満載で描かれている。学校というほとんど軟禁状態の空間から地域を繋ぐ足となっていた廃バスが“ひみつきち”となって、また人と人を繋いでいく。学校の外側の風景をやわらかなタッチで描き、ここではないどこかへと連れ出してくれる。しかし、あくまでとバスは決められた地域を出ずに巡回するものであり、その範囲は限られている。雨森先生と生徒たちの関係性がどう発展していくのだろうか。

15分ものとして今にもアニメ化されそうな作品であるのだけれど、まずは光の柔らかなタッチや雨森先生の天然なほんわかな奇行とぼんやりとした視線のどこか官能的でドキッとする描き込みを堪能してみてください。おすすめ!

 

本気になるならケンカもするよ

Anri - Last Summer Whisper - YouTube ほんとに一生暑いですね。さいあくだ。縁側で扇風機の風を浴びたり、アイス食べたりしたいですね。このアニメーションは『ああっ女神さまっ』であるらしい。観たことないのだけど、女の子のキャラデザかわいいので気になってしまいますね。こんなに優雅な曲が生まれた年の夏は今よりもずいぶんと涼しかったのでしょう。『小出コスモ』でも昔の夏曲が生まれた年は今の夏と気温が全然違うと話していた。ベボベには夏曲多いけれど、こいちゃんは夏が大嫌いらしいです。こんな暑い夏好きになれないですよね。しんどいもんね。『熱帯夜の影響なのか、ただただ睡眠の質が悪いのか、よくわからない夢を見る日が増えているような気がする。目が覚めたときに夢なのか現実なのかわからない日もあるし、実際、夢のほうが現実なのかもしれない。

「ブログを乗っ取られないようにするための罠を仕掛けておくといいよ」と“サーバーに侵入してきた敵がもともと自認しているものとは異なる性格を突きつけられる”という謎のセキュリティをカタカタとキーボードをたたいて作ってくれている池田瑛紗を隣で見ている。そんなヘンテコな夢をみた。わたしは「そんなんでセキュリティになんの?」とか「思っていた自分の性格と違うことがわかってビビるのかな?」とか言っていた。池田瑛紗は「そりゃあね」とか言っていた。謎夢。『文學界』の「筒井康隆×Dos Monosが楽曲を共作――「だんでぃどん」ができるまでを荘子itが語る」を読んだので(わたしはDos Monosの音楽が怖いので聴くことはできないのだけど)、筒井康隆『ダンシング・ヴァニティ』

を読んだ。反復文体というものが正式にあるのかどうなのかはわからないのだけれど、細部の描き方を少しずつ変えながら物語が幾度も反復されるのが面白い小説だ(そういう点では森見登美彦四畳半神話大系』っぽいところもあるかもしれない)。冒頭の

「ねえ。誰かが家の前で喧嘩してるよ」3頁

というセリフが

「ねえ。家の前で戦争が始まってるよ」49頁

というふうに変化していく。反復していく文体は、日常の積み重ねであり、それは「歴史」でもある。というもので、その「歴史」はなにも一直線だけに進んでいくのではなく、曲線を描くこともあり、線は交り合うのだというふうな描写も登場するのが興味深いし、単純に読んでいて、とてもおもしろーい。荘子itはインタビューのなかで、この戦争に隣り合うときに踊ることができてしまうことの愉しさと切実さを取り入れたかったのだということを明かしていた。

「ダンシング・ヴァニティ」から「ねえ。 誰かが家の前で喧嘩してるよ」という台詞を引用したのは、朗々とした一人語りに何か冷めた部分を入れたいという意図だと話しましたが、 家の前で誰かが喧嘩してるよっていう言葉自体が怖いニュアンスをはらんでいて、隣国で戦争が起きてるとも拡大解釈できる。
今の情勢はまさにそうだし、「ダンシングオールナイト」で語られた通り、ジャズって常に戦争をとても身近に感じる音楽でもあるんです。戦前、戦後を経て成長してきている音楽なんで、常に暴力と隣り合わせだという感覚がある。筒井さんの小説も笑えるけれど、その裏には恐怖がた潜んでいて、その両面を入れられたらいいなと思っていました。

ウクライナのことをSNSなんかで見ていたりすると、戦争と隣り合わせに生きながらも、わたしたちの日常を続けていくことの権利や歌を歌うこと、音を奏でることなども目の当たりにしますね。しかし、この半年くらいで日本にいる私たちは恐怖と隣り合わせにいることを漠然と忘れかけている感じがしてきていて、まあ、それも大切なことなんでしょうけれど、むずかしいですね。私にはわかりません。ずっとこんなことになってしまう。

『ニューヨーク恋愛市場』は伊藤×イワクラカップルが撮られた直後の収録に、オズワルド、chelmicoがゲストに来ていた。サイコー。chelmicoのabemaのニューヨークMC番組出演って、『アベマショーゴ』以来ですかね。もう6年くらい経ってるのに落ち込む。「女子のオチの無い話を上手に終わらせ王」にはパンプキンポテトフライ谷が出ていた。「ナポリタンを食べたら、それが焼きそばの味だったの!」という女子の話にうまく合わせらない谷さん、意外でした。オチの無い話がどうこうはわからないのだけど、最近わたしはなんてことない普通の話みたいなのができなくなったなあ、とつくづく思う。サッカーの話、漫画の話とかでテーマがあるのならいくらでもみんなでベラベラ喋れるけれど、共通言語がない友達とはあんまり喋ることが思いつかないのだ。4人いて3人がサッカーに興味があったりすると、その3人でサッカーで盛り上がってしまって、ひとり置いてけぼりみたいなことがまあまああるので、どうしたものか、と。

ニューヨークとパンプキンポテトフライは『マッドマックスTV』でも共演。オープニングはさらば森田が明かす、誘ってもこない谷さんの話、山名さんの飛び癖の話だった。企画は「日常のモヤモヤを天才・成田悠輔に相談!」というもので、芸人たちが成田悠輔に素朴な疑問を尋ねていくのが面白かった。成田悠輔もずっと適当に喋っていて、良かった。疑問と回答。

納言・薄幸

Q,「洋服屋さんのタグはなんで内側なの?」

A,「センスと審美眼を磨くために内側についてる」

東京ホテイソンたける

Q,「人間の体毛はもういらないはずなのに、なんで僕の体毛はすごいの?」

A,「体毛をなくしたら、人間としてのアイデンティティを失う。動物でもない、アンドロイドでもない、中途半端な存在として体毛は必要」

オズワルド・畠中

Q,「アワビと松茸を組み合わせたらピカッと光ると思うんですよ。どう思いますか?

A,「オズワルド教の誕生ですね」

オズワルド畠中はいつものラジオで話している通りに訳の分からないことを、ずーっと話していておもしろかった。狂気的であった。最高。パンポテ谷が成田悠輔に聞きたいことは「お家という概念はいらないんじゃないか」であるらしい。

地球に住んでるってことでどうでしょう。僕、終電とかで、慌てて電車乗って帰ってる人見たら笑っちゃうんですよね。なんでそこで寝たいん、って。

遊牧民・谷さんは、定住する現代人が不思議らしい。この谷さんの疑問は、地政学なども横断して、平和の議論を呼び起こしそうですね。

『ラヴィット』木曜日。スタジオではサンボマスターがテーマソング『ヒューマニティ!』をテレビ初生披露。結局サンボマスターって感動しますよね。『ラヴィットソニック2023』本当にありそうなのでマジで楽しみ、行きたい。その前にゴールデン特番で、全曜日大集合やってほしい。絶対楽しい。ニューヨークの夏休みはレゴランド・ジャパン。ゲストには本田仁美と河合くんだった。ジェットコースター乗るときなど、嶋佐と河合くんのペアになっていたの良かった。

台風がきて、窓外を眺めると雨が降っているわけなので、本でも読むかあという感じの土曜日。とか思うのだけれど、結局、銃弾の続きについての言葉を視界の端っこでとらえてしまう。暗い気持ちになる。まあ、なんとなくだけれど、宇野常寛ゼロ年代の想像力』の問題提起の返答がこの本でも十分にはできていないのだろうし、2022年になっても「この課題に答えうる批評は未だ存在しない」のだろうなあ、という感じがしてくる。

そう、問題は既に次の段階に移っている。碇シンジ夜神月を止められない。碇シンジの「間違えてしまうくらいなら何もしない」という選択は、単にゲームの存在に無自覚な愚者の決断としてしか機能しないのだから。碇シンジに戻る=九○年代に退行することなく、ゼロ年代決断主義を克服する=夜神月を止めるには、どうしたらいいのか–––それが決断主義という不可避の困難に直面する、九・一一以降の動員ゲーム=バトルロワイヤルのゼロ年代を生きる私たちの課題なのだ。だが、この課題に答えうる批評は未だ存在しない。

宇野常寛ゼロ年代の想像力』25-26頁

この課題の先を考えるうえでの足掛かり的なものとして、髙橋優さんのnote、TVアニメ『弱キャラ友崎くん』が映し出す現代資本主義の袋小路:宇野常寛ゼロ年代の想像力』と終わらない「自己啓発」を超えて

TVアニメ『弱キャラ友崎くん』が映し出す現代資本主義の袋小路:宇野常寛『ゼロ年代の想像力』と終わらない「自己啓発」を超えて|髙橋 優|notenote.com

というものを最近見つけて読んで、面白いなあと思いました。柄谷行人『世界史の構造』での「新自由主義というのは自由主義ではなくて、つまるところ帝国主義なのだ」というのを思い出す。椅子取りゲームに参加したくないと思いつつも、誰かが椅子を用意して座ろうとすれば、もう巻き込まれてしまうし、競争のように見えて実のところは搾取の構造。これもありました。

【書評】マーク・フィッシャー最終講義『ポスト資本主義の欲望』(評者:木澤佐登志氏)|左右社|note

note.com

資本主義的欲望にただ追随するのではなく、新たな集団的欲望=リビドーを生産することで、資本主義的欲望に対抗リビドーをぶつけること。この点に関して、六〇年代のカウンターカルチャーは、フィッシャーにとって集団的な対抗リビドーを醸成させるひとつの実験であったとして再評価の対象となるだろう。
 フィッシャーはテクノロジーよりも、最後まで文化の潜在的な力を信じていたように見える。それは集団意識を生産し、新たな公共圏を創出=発明する試みにこそ賭けるという姿勢にも繋がってくる。
 フィッシャーの死後、彼が不在の講義はグループによる読書会へと変わり、のちに「無から何かへ」という名のより公共の読書会となったという(もともと本書に収められた連続講義は、毎週フィッシャーが指定した一冊か二冊の本を俎上に載せ、学生たちと対話しながら思索を進めていくというポリフォニックな内容だった)。それは図らずも、フィッシャーが目指した未来の公共圏の先触れのようでもあった。

どうしてオルタナティヴを作っていけるかですね。つらいですね。つらいのでポール・オースター『サンセット・パーク』

を読み始める。めちゃくちゃ良い。まずもって装丁がいい。かわいい。なんだかギヨーム・ブラックっていうような趣がありませんか?どうですか?本棚に置いておきたい本ですね。ゆっくり読み進めていると、ここにもこんなことが書いてある。

過去数十年の技術革新は、生の可能性を広げたどころがかえって狭めたと彼は主張する。ひたすら利潤を追求する企業の強欲が生んだ使い捨て文化にあって、情況はいっそう荒廃し、いっそうの疎外が広がり、意味はますます失われ、全体を統合する目的もますます希薄になっている。まあ彼の反逆行為はチャチなものかもしれない。長い目ではむろん、短い目で見ても殆ど何も成し遂げぬひねくれた意思表示に過ぎないかもしれない。でもそれは、人間としての彼の威厳を高める助けにはなるp66

疲れたので大林宣彦×山田太一異人たちとの夏

を観る。初めて観た。すっごく良かった。ずっと観れていなかった『ドキュメント72時間』〜京都 青春の鴨川デルタ』をこの夏の再放送でようやっと観れた。観れていなかった期間でめちゃくちゃ期待感が高まっていたので、こうして観てみたら案外こんなもんかあ、となってしまいました。とは言いつつも、鴨川にいた時間を記録している青年のことは調べてしまうわけで、元同志社大学記録係のTwitterは残っていたし、現在、他の大学に入り直して漢詩の研究をしているアカウントも更新されていました。

アーセナルの第2節はvsレスター。ジェズスはアンリでありまして(憧れていることを公言してましたし、newアンリではないのだと言っていたけれど)、コンパクトな足の振りでふわっと浮かせた先制点シュートは絶品。ドリブルの緩急とコースどりも最高で、笑ってしまう。アーセナルは本当に見ていて楽しいチームになっている。ジャカのオフザボールも見違えるものになっている。たのしい。

チェルシーvsトッテナムを観た。クリバリの素晴らしいアクションに惚れ惚れしてしまう試合だった。一時期、デ・リフトの後釜としてユヴェントスに来る…かも?という噂があったので悔やまれる。はあ…。そして、ハヴァーツかっこいい…わたしもハヴァーツみたいになりたかったなあと思ってしまう。190センチと高さもあり、足元も巧みで、裏抜け、ポストプレーもできちゃうなんて、彼がいるだけでチームにとっては有難いですよね。現代サッカーの魅了してくれる選手のひとりだ。坊主もよく似合う。チェルシーは戦術的にも洗練されていますね。あー、なんかの間違いでトゥヘルがユヴェントスの監督になってくれないだろうか、と夢想してしまう。いまのアッレグリにはなんのコンセプトも無さそうで落胆しているのだ。トゥヘルとコンテのやり合いも観ていて楽しかったですね。なんでこんなことになってしまったのでしょうね。2人ともカッコいいですね。熱い!

Saling R1but karena Selebrasi Lebay Conte! Kronologi Ributnya Tuchel vs Conte! - YouTube

これって最初、コンテが同点に追いついた時に煽ったところから始まったのだろうか(もしくは先制点からトゥヘルが煽っていたのだろうか)。そして、2点目のトゥヘルの煽りランニング(笑)でバチバチ…!って感じでしょうか。あれは意地が悪い(が最高である)。監督同士が荒れるなんてのはもう楽しくて仕方がないのでして、これからもこのライバル関係と言っていいのかわからないけれども、火花散らしてほしい。しかし、まあチェルシーには気の毒な判定が多かったのも事実であります。すこし陰湿ではあったけれど、まあ試合運行全体に気に食わない感じもよくわかる。最後、シェイクハンドのところでまたしても歪み合いになったわけだけれども、海外のSNS上では、トゥヘルがドイツ人、コンテがイタリア人ということで、ヒトラームッソリーニの写真と並べてアップしているものが結構あって、筒井康隆『ダンシング・ヴァニティ』でのような、「家の前で誰かが喧嘩してるよっていう言葉自体が怖いニュアンスをはらんでいて、隣国で戦争が起きてるとも拡大解釈できる」ということを実感しました。個人の思考の中で反復される積み重ねによって、なんてことない喧嘩から戦争を想起してしまう人もいるのだなあ、という不思議さを垣間見ました。髪を引っ張られたククレジャ、カンテのハムストリングの怪我も心配ですね。最近の眠るときはJames Blake、Endel『Wind Down』

Wind Down

Wind Down

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をスリープタイマーにして流している。脳みそがブワァと広がり溶ける。

ユヴェントスの開幕戦はサッスオーロに3-0で勝利!よくやった!絶対負けると思ってた笑!ペリンの神がかったセーブ褒!とディ・マリア様様という感じ。ヴラホヴィッチも2得点できて良かった。DI MARIA DEBUT GOAL & DUŠAN DOUBLE! | JUVENTUS 3-0 SASSUOLO | SERIE A HIGHLIGHTS - YouTube 力強いコンセプトをもとに勝ったというよりは、本当になんとなく勝った感じであって(ディ・マリアの試合をコントロールする力と走力と決定力にずいぶん助けられて)、勝ったもののこれからのシーズンへの不安は残ってしまった。構築しているビルドアップはまだまだで、ボヌッチとブレーメルのCB2枚もどれくらいできるのかもシーズン半分くらいになるまでわかりませんね。キエッリーニボヌッチの次世代はデ・リフトとデミラルで安泰だね!といういっときの安心感はなんだったの…?

Netflix深田晃司『本気のしるし』が配信されたので観よう。

シルヴィア・プラス短編集『メアリ・ヴェントゥーラと第九王国』

f:id:You1999:20220827175544j:imageシルヴィア・プラスのショッキングな自死から半世紀以上を経て、新たに発見された未発表短篇『メアリ・ヴェントゥーラと第九王国』。アメリカで大きな話題となった2019年から3年後、ようやく邦訳され、日本でも刊行された。物語は少しばかりの躊躇を胸の隙間に抱えながらも、主人公メアリが両親に促されるままに汽車に乗りこみ、終点を目指すシーンから始まる。最初のうちは車窓から眺める景色に胸を躍らせ、食堂車のジンジャーエールに、美味しい!と感激するのだったけれど、しばらくして終点の第九王国のことも、その先でどうするのかもなんにもよくわかっていないことがぼんやりとした不安となってメアリを苦しめていく。メアリと同乗した女性は、「この路線には帰りの列車がないこと」「第九王国は否定の王国、凍りついた心の王国だということ」「この汽車に乗る乗客たちはみんなとことんすり切れてしまって、もはや自分がどうなってもいいと思っていること」などを教えてくれる。メアリは途方もない焦りと絶望に抗おうと、「汽車から降りたい、そもそも両親が乗せただけで私は乗るつもりじゃなかった、帰りたかった」と言うのだけれど、女性に「でも、文句は言わなかったんでしょ?帰らないことを選んだのでしょう?」と返答されてしまう。汽車は目的地を目指し、止まることなく、レールの上をゆっくりと進んでいく。

本作は1952年12月、スミス・カレッジ在学中に、ロバート・ゴーラム・デイヴィス教授の創作科授業で書かれ、当時プラスが抱えていた精神的葛藤が多分に反映されているものだという。また、それを考慮しなくとも若者の自立にまつまる欲求と不安の物語として、ほとんどの読者が実感を持って読めるのではないかと邦訳した柴田元幸はあとがきで綴っている。まさに自分の力では操作できない汽車が“レール”の上を走り、もはや止まることができないかもしれないという不安感に包まれながらも、非常停止の紐を引っ張り、自らの足で反対方向へ走り出す爽快感と希望に満ち満ちたラストへの活力は美しいものがある。また、メアリと女性との一連の会話は、精神分析的な自己との対話とも言えそうであって、前向きな感情を手にして、抑圧から解放された自己とレールを外れた場所で出会うおうとしたことを目指そうとしたものであるのかもしれない。しかし、プラスはこの短編執筆の翌年、1953年8月24日に医学的に記録された最初の自殺未遂を行っている。

そのあとに続く、『ミスター・プレスカットが死んだ日』、『十五ドルのイーグル』、『ブロッサム・ストリートの娘たち』、『これでいいのだスーツ』、『五十五番目の熊』、『ジョニー・パニックとの夢聖書』、『みなこの世にない人たち』にもプラスの経験したことが多分に反映されているのだという。しかし、現実とは違った方向へとその結末は向けられていて、どの短編も暖かい方へと向かっているように感じられる。それはプラスがフィクションの力を信じていたのだろうというふうにも思えるし、読者が漠然と感じているプラスの悲痛な筆致や抑圧からの救済を願うものとはまた違った印象を受け取ることができるだろう。

個人的には『ミスター・プレスコットが死んだ日』の冒頭シーンがお気に入り。

 年よりのミスター・プレスコットが死んだ日は晴れた暑い日だった。あたしはママといっしょにグラグラ揺れる緑のバスの横並びにすわって、地下鉄の駅からデヴォンシャー・テラスまでガタゴトガタゴトと揺られていった。汗が背中を流れるのがわかって、着ている黒いリネンが座席にべったりくっついた。体を動かすたびにリネンがバリバリ音を立てて席からはがれて、あたしはママの方を、「ほぉらね」っていう感じの怒っている顔で見た。べつにママのせいじゃないのに、みんなママのせいだって言わんばかりに。でもママは両手を組んでヒザにのせてすわって上に下にはねるばっかりで何も言わなかった。まるっきり運命を甘んじて受け入れますって顔。p37

日差しの中を緑のバスが走り、横並びの親子のショットが映し出される。子どもは黒いリネンの心地悪さに怒りながら、母親の方を見る。誰かが死んだけれども、そんなことよりも着ている服のことが気にかかっているのがリアルであるし、それほど近いしい人が死んだのではないこともわかるだろう。まず、暑い空気が身に纏まれ、次に2人の親子が並ぶ姿にガタゴトガタゴトというバスの音が聞こえ、じめっとくっついたリネンが気分悪く剥がされる。その細部へのクローズアップの仕方に心地よく物語は入っていける。この嫌そうに向けていた視線が、ラストの「ママを見ずにあたしは買って出た」という部分へ繋がっているのも成長のものだからを形作るものとして良い。たとえ好ましくなくとも、誰もが誰かに支えられながら生きていくのだということをひとりの少女がなんとなく理解しながら閉じられる物語であって、「安全に転ばずに下りられる」ように手を貸す様子を眺めながら、同じようにその手を求めている誰かがいること、そして、それを見つけられるのははたして誰なのでしょう。

 

何処へ行くのか

I'VE SUMMER FILM - YouTube さすがに暑すぎますね。ほんとに良くないと思う。しんどすぎる。夏きらい。昼間の街中を歩いているとき、ほんとに災害急だなあとため息をついてしまう。けれど、そんな夏もちょっとは良いものかもしれない、と思わせてくれるIVEのSUMMER FILMが公開されました。テキストは韓国の若手作家チョン・セランだ。「わたし」と「きみ」の関係を軸にした物語を積み重ね、あなたといれば夏が素晴らしいものになる、世界が変わる!という、いわゆる「セカイ系」とも取れる話となっている。

君といれば夏が全然違う

そして、その世界を颯爽と跨って走ってしまえば、「きみ」と「わたし」の世界は拡張され、また別の世界と結びつくだろうという、時をかける少女レイが走り、ユジン、リズ、ウォニョン、ガウル、イソの世界を横断し、IVEを形作る。『フィフティ・ピープル』も市井の人たちの機微が折り重なり、編まれ、世界を構成するのだというようなものでしたし、「セカイ」を意識するのは彼女の作家性みたいなものなのでしょうか。最近はSFっぽいのも書いてるみたいですもんね。映像の背景で流れる音楽も素敵ですね。

チョン・セランっていうと私がまず思い浮かべるのは、朝井リョウと対談していた人だっけか、という感じなのだけれど、『今、何かを表そうとしている10人の日本と韓国の若手作家』

で2回にわたるその対談内容を読むことができます。2014年と2015年のこと。

チョン:日本の作家たちの当面のテーマは何なのかな、と気になります。
朝井:そうですね。私が日本で実際に暮らしていて感じるのは、「自分とは何なのか」ということを考えすぎるあまり、他者に対して排他的になってしまうというか、自分を確立するために他者を下に下げるというようなコミュニケーションのやり方が増えてきてしまっているような気がします。それは、SNSが流行している中で生まれたものなのかなと感じています。自分を客観的に見られるようになってしまった、その可笑しさのようなものを小説の中でも表現していきたいと思います。p194

昨年、朝井リョウが作家生活10周年イヤーの時に、「〜読もう。」のエントリーをやってみようと思っていたのだけれど、なんとなく面倒であって先延ばしにしていたらあっという間に年が明けてしまったので、結局、書けずじまいでした。朝井リョウが言及している、客観的に見れるようなった可笑しさについてを面白く小説にしているのが今村夏子ですね。『あひる』や『むらさきのスカートの女』なんかがそうであるから、わかりやすくインターネットのことなんかも書いてみてほしいですね。『今村夏子を読もう。2020秋。』

今村夏子を読もう。2020秋。 - 昨日の今日

you18892.hatenablog.com

をやってから(今村夏子、新刊でましたね!『こちらあみ子』映画も公開されていますね!わたしは『星の子』映画の説明的なものを積み重ねただけの映画化にうーんという感じだったので、今回のはどうなんでしょうかと少し不安です)、2年ぶりに夏に読みたい本の選書のようなエントリーを書いてみました。

本で泳ごう。2022夏。 - 昨日の今日

you18892.hatenablog.com

基本的には海とかプールとか泳ぐとかのモチーフが出てくるものばかりですので、読んで涼みましょう。どれもおすすめです。手っ取り早く読むにはミランダ・ジュライのがいいのかな、とは思います。しかし、アフリカ、南米、アジア、韓国の文学とかあんまり知らないので、なんともない選書になってしまったかもしれない。韓国のやつだと今年の6月に刊行された『5番レーン』とか良さそうな気がする。

トンネ児童文学賞大賞受賞作であるらしい。トンネ文学賞で調べてみるといろいろ面白そうな本がたくさん出てくるので、いくつか読んでみても良いかもしらない。記憶の中からいろいろと探り出してみるのはなかなかに大変だったのだけれど、楽しくもありました。このエントリーで取り上げている村上春樹回転木馬のデッド・ヒート

をとりあえずサラッと再読してみたのだけれど、これ、村上春樹の本のなかでも結構好きかもしれないなあ、と思いました。フジロックの配信観てから、JAPANESE BREAKFASTとハナレグミ

をずっと聴いてしまっている。『光と影』スカパラverをYoutubeにあげてほしい。感動しすぎた。Japanese BreakfastがCheetosのTシャツを着ている写真を見て、私も買おうか迷っている(好きなひとが身につけているものって欲しくなってしまいますよね…最近はポグバがユヴェントス帰還の際に履いていたadidasスーパースターのブラックを買ってしまいました…憧)。フジロックだと小袋成彬が「配信断った。おれの音楽はクーラー効いた部屋じゃなくて、このクソ田舎の苗場で聴いてほしいんだ」みたいなことを言って炎上していたようだけれど、まあそのくらい言うよなあというか、本田圭佑とかもそうだけれど、そのへんはねえ、という感想だった。みんなわりと本気で怒っていたり落胆しているのが、そうなのか、と不思議に思ってしまった。

【公式】「乃木坂工事中」# 371「5期生 スポーツ女王No.1決定戦 前編」2022.07.31 OA を観る。【公式】「乃木坂工事中」# 371「5期生 スポーツ女王No.1決定戦 前編」2022.07.31 OA - YouTube 川崎桜推しになりました。長距離を頑張って走れるの素敵です。700メートルだから長距離ではないけれど、ナイスガッツ!でした。井上和が17歳という事実に目を背けています。27歳くらいであってほしい。『ニューヨークのニューラジオ』で屋敷が「『私が女優になる日』に出てたみんな17歳とかであんなにひとまえで話せたり、未来のこと考たりしていて、ひくわ!」と言っていたけど、めちゃわかる。少しひいてしまう。

櫻坂46のことをあんまり追っていなくて、最近になってぶわぁ〜と『そこさく』を観てみたのですが、めちゃ良い感じですね。初めの頃は追っていたのだけど、途中から欅坂の女子高生の悪いとこを煮詰めたみたいな雰囲気に拒否反応があったので、櫻坂のほわほわした感じ心地よいです。松田里奈さん、ほんっとに良い人そうで憧れる。喧嘩した増本と幸坂の間に入る森田とかも善人がすぎる。何を今更になって言っておるんだという感じですが、天ちゃんすごすぎないないですか?『五月雨よ』のオリジナルな声!に魅了されています。櫻坂46『五月雨よ』 - YouTube 「今このドアを開けるのか/諦めるのか」のとこ!神々しい。胸の前でポンポンと手を叩く振り付けは心がほんわかと温かくなります。ポニーテール天ちゃんは結界師みたいでカッコいいですよね。天ちゃんがこの前のshowroom配信で「夏はいやだな、でもグループに入ってから夏がちょっと好きになってきたかも」と話していて、まさにIVE SUMMER FILMが描いていたことだ!と偶然の共鳴に唸りました。『あざと連ドラ』とか観ていたら藤吉夏鈴さんってスンッ感じなのかと思っていたら、『そこさく』では天然ちゃんだったりするのを知って推せるなあと思いました。

NHKの番組でadieuが『Hello, my friend』をカヴァーしていて、うっとり。うしろにはYaffleもマスダミズキもいましたね。adieuのライブ申し込んだので、絶対に当たってほしい。会場もLINE CUBE SHIBUYAなので良い。いまのところあそこが1番いいなと思っている。『ウ・ヨンウ』第2話を観る。結婚式のスタッフさんなんだか見たことがあるなあと思って調べてみると、『ドライブ・マイ・カー』に出演していたひとでした。パク・ユリムさん。ウヨンウはちょっとキュートすぎますね。

TVアニメ『チェンソーマン』情報解禁生特番を観る。司会進行が野田クリスタルで、「クソすべりの悪魔です」と自己紹介していた。声優陣は新進気鋭の若手を集めたようで、わたしにはあんまり存じ上げない声優さんばかりでした。しかし、パワーちゃんがファイルーズあいというのは…納得ですね。マキマさんの声はもっと官能的なものを想像していたので、んむ〜と思ったのだけれど、コメント欄のみんなが言うように繰り返しTrailerを見ているうちに、もうすでに好きになっていることに気がついてしまうのですよね。

W杯期間中にローマが来日するかも、というニュースに胸を震わせる。ディバラはW杯に行くので来日なさそうだけれど、あの!エルシャーラウィが!来るのならば見てみたい。私の好きなサッカー選手はピルロネイマールとディバラとポグバとエルシャーラウィ…etc

アーセナルの開幕戦を観る。わりとガチャガチャした試合だったのだけれど、個人の質によるボール回しがさすがで、アーセナル全員うめー、と息を呑んでしまった。冨安はまだコンディション不良ということでベンチ外での調整。アーセナルの試合を観るのが楽しい。わたしはもうほんとにグーナーになってしまった。ユヴェントスはもうほんとに悲惨です。キエッリーニがいなくなってしまったことによる安心感の欠如はこれほどのものなのかと落胆していますし、アッレグリがどういったチームを作ろうとしているのかがなかなか見えてこない。今季のリヴァプールも意外と厳しいんじゃないだろうかという感じがする。チーム全体に燃え尽き症候群的な空気感が漂っている。アーノルドの裏ケア問題ってずっと付き纏うのかね。

ずーっと毎週のように悲しい『鎌倉殿』を今週も観る。権力の思惑に翻弄された全成が可哀想でした。頼家が比企能員を筆頭とした領地をたくさん持つ御家人に「土地の再分配をしろ」と命じるシーンなんかは今にも通じるテーマでしたね。代々受け継がれてきたという理由だけで、何故にお前にも所有権があると思ってるんだとか、しかし、大切なかけがえのないひとに財産を残してあげたいというのも普遍なものであるし…相続の妥当性、またしても不勉強です。この先もずーっと悲しいんだろうなと思うと本当に切ない。北条政子小池栄子)が「これいつまでやんの?」という台詞に、ねえ、とつい画面に向けて放ってしまいました。

『ユナイテッドvsブライトン』を観る。ブライトンの完成度が凄まじかった。みんなよく走るのです。良いチームだ。解説の戸田和幸がララーナについて、「リヴァプールのときなどめちゃくちゃに走っている印象だったけれど、今は効果的に走れてますね」と話していて、わかる!そう!ね!と首肯しました。ポッターすごいんだな。ララーナの活躍を見ているとなんだか嬉しくなってしまうのだ。推しクラブから移籍してしまった選手が、移籍先で活躍してるのとても良いですよね。IZ*ONEにしてもそうです。IZ*ONEが台湾でかき氷を食べている動画を観ていると涼みますので、おすすめ!高そうなかき氷!IZ*ONE 에너지 캠 플러스(ENOZI Cam +) 망고빙수 먹방 in 2019 TAIPEI - YouTube

 

遠くへ行きたい。「2022.7」

パソコン音楽クラブ - KICK&GO feat. 林青空 - YouTube 7月終わり。夏ですね。『サマーフィルムにのって』の影響からなのかなんなのか、伊藤万理華が出てるだけで、夏っぽい〜と思うようになってしまった。

あっちこち歩いていたい
なんとなく楽しそうなほうへ

あっちこち楽しいほうへ歩いていきましょう。なんだか例の信仰のことなんかの追及動画ばかり観ていたら、まんまと精神的にまいってしまったので、やめた方がいいですね。適度な距離をとっていきましょう。お気をつけください。なんとなくわかってはいたけれども、これまで目を背けていたものがブワァと眼前に溢れてきて、なんだか本当に大変でありますね。「無知というのはたんなる知識の欠如ではありません。「知らずにいたい」というひたむきな努力のせいかです。無知は怠惰の結果ではなく、勤勉の結果なのです」(内田樹『寝ながら学べる構造主義』10頁)というのを実感しています。

ちょっと今月のは書くのが面倒なのでリンクを貼りまくっておしまいにします。ご容赦ください。漫画のこと。『BLUE GIANT』はずっとおもしろいし、映像研も相変わらずおもしろいですね。

『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』はマガポケだと全話無料なので、もう続きのデート編までも読めちゃうのです。スマホを買いに行くだけなのにその前にモナちゃんがパフェ食べたい!と言ったり、UFOキャッチャーやりたい!とゲームセンターに入るのだけど、これってモナちゃんがお金出してんのかなあ?と少し気になったり。最新刊に追いついたので、初めて『GIANT KILLING』の単行本を発売日に読みました。いよいよ本当にシーズンも終わりだけれど、鹿島戦は始まりそうでなかなか始まりませんね。現実マリノスvsアントラーズマリノスの圧勝でした。うれしい。

読書記録。ポール・トーマス・アンダーソンリコリス・ピザ』を観たので、日本の70年代の空気も吸ってみようと村上春樹1973年のピンボール』を読んだり、わたしは野球に対する偏見があるのだけれど、それを少し取り払ってみるかと『ベースボール・イズ・ミュージック』を読んだりしてみました。Faye Websterもアトランタ・ブレーブスのファンですしね。サッカー本だと河内一馬『競争闘争理論』を読みました。おすすめ。

ウクライナことからの本の旅は、東浩紀の誤配による旅、柄谷行人『世界史の構造』での交換様式などときて、ルソーの憐憫などから一般意志2.0を目指せるのではないかということにもつながるだろう『うしろめたさの人類学』を読むなど。しかし、結局、こういう感傷的な祈りによるものに行き着いてしまうのかあ、という何とも言えない感じがあります。何も読む気にならなかったときに、夏目漱石『こころ』をパラパラとめくっていたら、面白すぎて結局ほとんど読んでしまった。『文學界』は入門書特集。助かりますね。各項目ごとに3冊くらいあげてくれるのも嬉しい。

『文藝』金原ひとみ責任編集もおもしろかった。ピクニックにいって、それぞれの視点からエッセイを書きましょうというのはとても楽しそう。LE SSERAFIMのYoutubeチャンネルで公開されているDAY OFFでも、それぞれがエッセイ書いたら面白そうだな、と思った。5人でわちゃわちゃ楽しいですね。IZ*ONEってこれが12人とかですもね。そりゃあ楽しいよなあ、と。LE SSERAFIM聴いてるし、MOMMAとかTWICEとかも聴いて過ごしています。Alvvays『Pharmacist』もBeabadoobee『Beatopia』も好きでした。

HOUSEHOLD NAME

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  • アーティスト:MOMMA
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Pharmacist

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  • Polyvinyl Records
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Moment in Time

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  • Filature Recordings
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Beatopia

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THE 1975の新曲ずっと聴いている。10分以上あるようにも感じられる。『ストレンジャー・シングス』シーズン4とても楽しかったです。マヤ・ホークみたいになりたい。新曲も良かった。オカモトレイジ出演の街録チャンネルを見てから1週間くらい、Youtubeのおすすめに暴露男とかそこらへんのがあがってきてしまって最悪でした。『ニュースを斬るニシダ』面白い。

The 1975 - Part Of The Band (Official Music Video) - YouTube

「ストレンジャー・シングス」キャストが「ファンの考察」を検証 | WIRED.jp - YouTube

星野源×ハライチ澤部佑 | 2人きりでまさかの音楽対談! | Two Voice #5 - YouTube

100万冊の中から本を選びます【八重洲ブックセンター】 - YouTube


 OKAMOTO'S オカモトレイジ/あっぱれさんま大先生8年出演/バンド売れる為に迎合するも…/10年目辿り着いた武道館 - YouTube

きれいになった部屋を見てくれ!有吉ゼミ様とともに…【カナメストーン】 - YouTube

電気代未納で停電した。 - YouTube

祝F・マリノス加入1周年!|宮市亮選手プレー集 - YouTube

【ルームツアー】山名の新居に谷をご招待したよ宇宙人【辛口チェック】 - YouTube

[소시탐탐] 그 시절 그 의상 그대로..☆ 안무까지 그대로 완벽 재현하는 소녀시대 등장↗|핫클립|JTBC 220705 방송 - YouTube

第268回 黒帯の黒帯会議「辻の回」【ゲスト ニッポンの社長 辻】(2022年7月10日放送分) - YouTube

2WICE의 데이2 (2WICE’s DATE) ep.미챙 (MICHAENG) - YouTube

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Tyler, the Creatorが、親友セレブ7人からの質問に答える | GQ JAPAN - YouTube

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woo!ah! (우아!) in Tokyo ✈| Japan Promotion Behind the scenes - YouTube

【祝・準優勝ABEMA賞】第43回ABCお笑いグランプリを振り返ろう!【令和ロマン】 - YouTube

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PAUL POGBA - BEHIND THE SCENES | Inside Paul's Return to Juventus! - YouTube

綾波レイになって、エヴァ大博覧会に行く - YouTube

菅田ニキの私物リーバイスを本気で落札する服好きの人間 - YouTube

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