昨日の今日

昨日の今日

お笑いとテレビと映画と本と音楽と…

斎藤久志『草の響き』

f:id:You1999:20211012020525j:image2021年の傑作である。佐藤泰志による原作、そして東出昌大3年ぶりの主演作である本作『草の響き』は、スケボーに乗り、自由自在に街路を滑走する青年・小泉彰(Kaya)を映し出したあと、今度は自律神経失調症だと診断される工藤和雄(東出昌大)を映し出すことによって始まる。手を震わせ、眉毛を不安そうに動かしながら、医師・宇野(室井滋)の話を聞く。そして、迎えにきた妻・工藤純子奈緒)の運転で帰路に着く。車中で純子はさっきキタキツネを見たのだと話し、和雄は「犬か猫じゃない?ここらにはいないよ」と言い、心地の良い助手席で少しの安心を得て眠る。本作において、純子は誰かを運ぶ人として描かれている(函館ではロープウェイの案内人てして働き、終盤では子どもと犬を東京に連れる)。しかし、彼女が奉仕するだけの存在ということではなく、電球を変えるために台に上がろうとしているところで、精神的に疲弊し薬を飲んだことによって朝起きることが困難になっている和雄が大きな体躯によって代わりに電球を変えてあげるというシーンがそのあとに連なっている。朝起きるのことが大変になっているけれども、電球を代わりに直してあげることができるというような各々のできることによって、他者と関わり合っていくというシーンの連なり、積み重ねが実に巧みであり、感動的である。それは他者によってではなく自らの足を駆動させるために走らなければいけないことにもつながっていくのである。

そして、また彰のパートに戻ってくるのだけれど、そこでもバスケのシュートを外し、プールに飛び込むがまったく泳げず溺れてしまうというシーンのあとに、スケボーに乗って自由に滑れるシーンがある。一方で、見事な泳ぎを見せていた高田弘斗(林裕太)がスケボーには上手く乗れないのであった。その後、弘斗の姉、恵美(三根有葵)も加わるのだけど、彼女は「怖っ」と言いながらも彰の手を掴んでスケボーに乗ることができるのであって、独りでは乗れないものに乗ることができてしまうというあまりにも美しいシーンである。しかし、彰は弘斗には手を差し伸べないのであって、ここに『草の響き』原作者である佐藤泰志のモチーフをも浮かび上がらせることに成功したことは斎藤久志と脚本・加瀬仁美の手腕によるものだろう。つまり、ここに三角形を描いてみせたのである。さらには彰と恵美が横並びのショットで映し出されるのに対して、弘斗は恵美のバイクの後ろに乗るという位置関係で描いて見せるのもまた憎い。また、佐藤泰志による原作から妻を登場させるという点でをよく思わない観客もあるだろうけれども、ここもまた意識的に三角形を作ろうとしているのであって、そして、男女ともうひとりの男といった三角形ではなく、男と男の友情とそれに深く入り込むことができないという三角形なのであるのもいい。そうであるからして、最後、純子は東京へ向かうのであった。

やがで、日々のランニングの蓄積によって走行距離を伸ばしていた和雄が、彰、弘斗、恵美の3人と交わることになるのだけれど、ここでもまた美しいショットが現れるのである。和雄が走る、その背後で、恵美はバイクに乗り、彰はスケボーに乗って恵美のバイクにつかまる。そして、弘斗は彰のてにつかまるのである。3人が別々のものに乗り、または走り、しかし、手を取り合って同じものとして一体になって進んでいく。その手前では、孤独に走り込んでいる和雄がいるというなんて美しいショットなのでしょうか!と涙が溢れるほどに魅了されてしまう素晴らしい設計である。そして、和雄にくっついて彰と弘斗も走り出すのである。意味もなく、ただ走っていた人間がいたからそれについていく。その愚直さが瑞々しく、儚いのであった。

あるとき、弘斗は彰に学校を辞める相談をする。「意味もなく人を殺す奴もいるのだから、意味もなく学校を辞めるくらいどうってことない」のだと弘斗は言い、彰は「弘斗の考えたことなら止めないよ」と返すだけなのであった。しかし、弘斗は学校を辞めなかった。弘斗は辞めても辞めなくてもどちらでもよいと思っているけれども、しかし、心の底では不安に思っているために彰に尋ねるのだった。しかし、彰にはどちらでもよく、そして、そのことと同じように、彰は海に飛び込み、死ぬのであった。彰が海に飛び込んだショットのすぐあとに、和雄がトイレの水を流し、そこで妊娠検査薬を見つけるシーンがつなげられるということによって、本当であればめでたいはずのシーンがシリアスなものとして描写され、観客もまたそれを感じられる。和雄が流した水が海へと、死へと緩やかにつながっていくような不穏さが画面を支配するのだけど、彼はまた走りだすのであった。

弘斗は彰への弔いとして、花火に次々と火をつけ、煙を高く空へと上らせていく。ここまで、走る、スケボー、車、バイク、ラジコン、船…とさまざまな乗り物を画面内に登場させていた本作は、ここでも徹底してみけるのであって、弘斗は自らの肩に恵美を乗せて、肩車することによって、煙とともに空に近いところに恵美をいさせるのであった。恵美を高いところに移動させる。これもまたあまりに美しいシーンなのである。

和雄はくっついて走る人数が減ったことに異変を感じながらも、高校からの友人である佐久間研二(大東駿介)と自宅にて呑み明かすまでには精神が回復しているようだった。ベランダには生まれてから子どものための洋服が干され、お腹が大きくなってきた純子に代わって家事をこなす和雄を見てとった純子もまた、安心して眠るのだった。病院の帰り道、純子の運転する車の助手席で眠った和雄のように。しかし、和雄は薬を大量に飲むことになる。病院に入院することになった和雄はそこで、純子と話をする。「どうしてこうなってしまったのか。」「東京で働いていたとき、和雄が純子の荷物を持ってあげたこと。」純子は東京に帰る決意を固め、帰路で、キタキツネをその目で確かに見ることになる。見ることができるようになるのである。ラストのシークエンス、和雄もまた柵を越え、芝の上に降り立ち、走り出す。走ることができるようになっている。希望があるとか、良くなるとか、そんなことはわからないのだけれど、しっかりと走ることができている、今はただそれだけで良いのだし、それが良いと思った。

 

なにかしようと思ったけれど忘れた

さすがにコートを着なくちゃならないくらいには寒くなってきましたね。コートを着れるようになるとポケットが増えるので手ぶらでいけるの助かる。冬。寒暖差なのか、なんなのか良くわからないのだけれど、くしゃみと鼻水が止まらなくなってきていて、しんどい。鼻をかむのってめちゃ疲れるのだ。水曜日は『水曜日のダウンタウン』と『お笑い実力刃』で続けてニッポンの社長・ケツの顔を観れるのが嬉しかった。『水曜日のダウンタウン』「落とし穴に落ちたのに一向にネタばらしが来ないまま日が暮れたら正気じゃいられない説」で深さ3m超えの穴から脱出する全裸のパンサー尾形が躍動していた。ケツの出番はほとんどなく穴の中でじっとしていた。『お笑い実力刃』ニッポンの社長の漫才が野球ネタであんまりわからなかった。固有名詞がたくさん出てくるのだと本当にわからないな。

木曜日。高松美咲『スキップとローファー』6巻を買った。少し前から1巻から読み進めていたのです。ゆづちゃんがツンツンからすぐにフニャフニャになるの良いですよね。表情とセリフなど1コマのなかでの充実が素晴らしい。

みんな良い子すぎるのだけれど、なんだか偏差値の高い高校はこうなのだろうなあという感じがする。しかし、この世界においても文化祭などの行事に嫌気が差している人間が教室の隅にいることも忘れないでおこうと思う。石川の田舎から東京の高偏差値高校に進学した岩倉美津未が入学初日に遅刻、そして先生に嘔吐するという始まりから、友達を作っていき…というあらすじ。私は入学してから3日目に肺に穴が空いて入院したのだったなあ。7巻からクラス替えですね。私はクラスには3人くらいしか話す人いなかったけれど、部活に行ったら友達がいる感じだったので、部活に感謝している。しかし、その部活も靴紐を結びながら、あー怠いっすねー、みたいなことを言っていただけなのだけれど。高松美咲さんのインタビューをみると、

【インタビュー】『スキップとローファー』高松美咲「王道な少女漫画設定を入り口に、心の機微を軽やかに描きたい」 (ページ:2)|コミスペ!media.comicspace.jp

自動車学校のエピソードを話していて、頷きながら読んだ。

──ミカちゃんの言ってるセリフがすごく染みました。「私がいやな先輩の名前をふたり覚えてるうちに、岩倉さんはいい先輩をひとり覚えてる」というセリフにはっとした人、たくさんいそうです。

高松:あれは実際、自動車学校でギャルに感動した思い出を入れているんです(笑)。

自動車教習の教官が怖いと嫌じゃないですか、車って密室なのに。酷い教官がいて、私は最後のアンケートで絶対こいつの悪口書くんだ! って思っていたんですが、二十歳くらいのかわいいギャルに何を書いたか聞いたら、「〇〇さんと〇〇さんが分かりやすく優しくしてくれたから書きました!」って言われて。

私、嫌だったあいつの名前しか覚えてない!と衝撃を受けて、それを入れちゃいました。

ギャル強い。美津未もギャルだ。

『ラヴィット』嶋佐の家電爆買いをTVerで目撃。テレビ、洗濯機、ルンバ、その他たくさんの家電を買って100万円を使っていた。ずーっとつまらないに、爆買いベジータ侍というわけのわからないキャラクターまで飛び出したのだけれど、めちゃ最高。『ラヴィット』の収録後にINIとの邂逅。


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アイエヌアイ、アイエヌアイと頑張って頭に入れようとしているのだけれど、絶対にイニって読んでしまうのはなぜなのでしょう。刷り込みの効果は強すぎる。『NEWニューヨーク』山添の記者会見を観る。山添は最高。

金曜日。『最愛』を観た。Cherry Bulletの『Queendom』DANCE COVERめちゃ良い。


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こういうのみんなやってほしいな。全グループにTWICE『YES or YES』カバーしてほしい。Kep1erは早く『U+Me=LOVE』観たい。なにわ男子『初心LOVE』をソンフンが踊っていたのとかも観ました。ファンがリクエストしたということらしいのだけれど、どういうことですか?ヨントンって怖い。ソンフン髪色が金になっていた。なにわだったら長尾くんが金ですね。私はかなり金髪の生き物が好きなのだということを最近になってようやっと理解しました。金。

土曜日。『ドラフトコント2021』を観た。チーム小峠『不動産屋』めちゃくちゃ最高だった…!生き急ぎ野郎としての池田一真嶋佐和也が素晴らしすぎたし、ただ中空を眺める大久保の顔も良くて興奮しました。嶋佐と池田が命の軽さを体現し、それに徹しているの美しいと思ったし、とにかく命は軽くあるべきだ、そうであればあるほどとても面白いことだと思った。ニューヨークとしずるの2組でライブを開催してほしい。それと、ヤクザみたいなのが家賃50,000以下の賃貸を探してるっていう設定だけれど、絶対住むために使わないですよね。アーセナル冨安の大活躍(初アシストめでたいし、お手本のようなマルティネッリの動きだし!!)とユヴェントスの負けを見て寝た。ユヴェントスはかなり深刻だ。モラタを使うのはかなり危うくなってきたので、アッレグリは決断してほしいところですし、同じレーンに何人もいるのも気になる。少し横にズレたり広がるだけでスムーズになるだろうに、キエーザの縦への推進力に頼るしかなくなっている。冬の移籍での補強に期待。

日曜日。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を観に行こうと思ったのだけれど、面倒になってしまってやめた。寒いし。図書館に本を返しに行ったら、受付で「いや〜もうほんとにさ〜頼むよ〜、ちゃんと仕事しようよ〜、ね〜?また言われたいの?本当にさ〜」と大声で延々とクレームをつけているおじさんがいた。こういうとき、私はその様子をじっくり見てしまう。なんだかなあと思って見てもいるのだけれど、70歳とかになったらもしかしたら私もこうなる可能性あるのか?なども考えてしまう。そう考えるととても怖いのだけど、可能性としてはゼロではないのだと思う。しかし、見ているのは私だけではないわけで、そういう複数人からの視線なんかも気にならないようになるのだろうか。とりあえず今のところは、『真空ジェシカのラジオ父ちゃん』2期の第3回で川北が話していたことで腹落ちしている。

こういうさ、店員に偉そうとか、そういうこと自体がさ、嫌な奴のベタになってきてるじゃん。だからさ、俺ら世代の奴は避けてない?俺ら世代で店員に偉そうとかって、本当に知らないんだなってことだよね。店員にもあるあるでしか見られてないよ、っていう。不快というよりも「いるなあ」って。

真空ジェシカのラジオ父ちゃん』2期♦︎03

横柄な態度をとっていることがどういうことなのかなどわかった上で、さすがにやれませんもんね。「なんかいるなあ」でいいのですね。相手をしていた司書さんも「いるなあ」って思っていたのかもしれない。予約してあった『ウディ・アレン追放』と『問題の女 本庄幽蘭伝』を借りた。

平山亜佐子『問題の女 本庄幽蘭伝』はアトロクの推薦図書月刊で山崎まどかが来て話していた。サリー・ルーニー『カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ』や彼女がサガンサリンジャー出てきたときのような期待をされていると言及していたけれど、本当にそんなかなあと思った。本庄幽蘭は大河ドラマ『いだてん』で山本美月が演じていたあの人であるらしい。新聞記者、遊女(なれず)、保険外交員、ホテルオーナー、落語家、講談師、活動弁士、女優、辻占いの豆売り、日本語教師……転職50回以上、50人近い夫と120人以上の交際相手を持ち、日本列島、中国大陸、台湾、朝鮮半島、東南アジアに神出鬼没……と読む前から戦々恐々としています。あまりの迫力に途中で投げ出してしまうかもしれない。f:id:You1999:20211129181531j:image月曜日。武道館にいる。カネコアヤノ『日本武道館ワンマンショー 2021』来ている。体温計を額に当てられているときとてもドキドキしたけれど大丈夫だった。トイレがとても綺麗になっている。席がどうか不安だったけれども良さそうで嬉しい。武道館って意外と狭いのでどこからでもわりと近いの良いですね。あともう30分で開演。今はIZ*ONEの動画見て待っている。

最後に、『M-1グランプリ』準々決勝で好きだったの置いておきます。


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エンペラー。にしやまさん強い。

 


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わらふぢなるお。いらない質問をしまくって話が進まないネタめちゃ好き。3回戦でフォーマットをお披露目し、準々決勝ではその後の展開まで用意したネタをやってくれるの最高ですね。口笛なるおが瑛人『香水』を歌っている横で、ずーっと疑問を浮かべているふぢわら本当に好き。共有されている言葉に抗い続ける固辞であり、自律だ。そして、変人だ。

 


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ハイツ友の会。今回のテーマは「学校の先生」。「先生と仲良い子って変やからな」「先生って、人の気持ち考えなさいって事あるごとにいわはるくせに、なんで毎年、子どもにソーラン節踊らせはるん?」「あの人ら、自分と仲良い子どもはあだ名で呼んで、距離感ある子どもは苗字で呼んだりしてはらへんかった?あれ…普通にヤバない?」などなど全部好きでした。『女芸人No.1決定戦 THE W 2021』決勝にいけなかったの残念です。

 


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ニッポンの社長。見えないボールで空想バスケをするなんていう、単独でやるみたいなネタを『M-1グランプリ』準々決勝に持ってくるのすごいな、と思った。ケツの顔を存分に楽しめる。

 


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3秒のオンライン握手会なのに推しメンとの会話が「聞こえてますか?」「すみません、聞こえづらいです」で終わったんだぞ。という切ない。何歳になってもこのネタを続けてほしい。

 


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アン縫い。今年の発見はアン縫いになりそうです。めちゃ面白い。いきなりビックリするようなワードを放り込んでくるのとか好き。固有な視点も最高なのです。

お仕事とか何されてるんですか?

フリーターみたいな感じです。

サルコウとかですか?3回転とか決めちゃったり?

あっ、ちょっと意味がわからないんですけど…

フリーのフィギュアスケーターじゃないんですか?

違います。見たことないんで、まず、フィギュアスケートってどこにも属さず、実力だけでのし上がれるほどクリーンな業界じゃないでしょ、多分。わかんないけど。

 


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滝音。気持ちのいい漫才。「ゴミカストライアスロン」とか「ゲリラゴリラパラリラパラリラ」とか音として楽しい。滝音が決勝行ったら、さすけさんが鼻を触る癖が出るかどうか観るの楽しみ。

 


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GAG。毎年おもしろいのだけれど、決勝に行かせてはいけない何かがあるのですかね?漫才じゃないとかは理由にならないほどに面白いじゃないか。福井さんはこの3年くらいずっと覚醒しているし、私の中では予選内でGAGが優勝です。「森田剛やーー!」めちゃ笑いました。

 


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さすらいラビー。決勝に行けないのとても残念だ。これで行けないのだとなかなか難しくなってしまうなあ。「落ちてしまった女の子を励まそうといろいろ話しかけるといらないことを言ってしまう、愛おしすぎてキモくなる受験生」。女の子にしたら災難でしかないのだけれど、キモすぎるので愛おしい。真空ジェシカ川北の予備校時代の思い出「気になっていた子の落ちた顔が“腐りかけの老婆”にしか見えなかった」というエピソードを思い出した。

 


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素敵じゃないか。めちゃ面白いのだけれど、集中していないと置いてかれてしまいそうにもなる。3回戦の野球ネタもこれも面白いので来年期待。

 

追記、パンプキンポテトフライも好きでした。

 

小林有吾『アオアシ』

f:id:You1999:20211121200204j:imageドリブルで抜く、縦に、横に、カットイン、裏をとる、シュートを打つ、幅をとる、絞る、詰める、嵌める、外を走る、中を走る、斜めに走る、スペースに走る、上がる、下がる、距離感etc……すべての動きに理由と言語化を求める小林有吾によるサッカー漫画『アオアシ』は、2015年からビッグコミックスピリッツで連載を開始し、単行本は2021年11月現在、26巻まで刊行されているのだけれど、アニメ化が決定された今更になって一気読みし、まんまと魅了されているのです。めちゃ面白い!のだ。

東京シティ・エスペリオンFCユースチーム監督の福田達也の画策によってFWからSBへとコンバートされた主人公・青井葦人がSBの司令塔として花開いていく物語である本作は1人の少年のキャリアを追っていく物語であるのだが、サッカーをいかに言葉にするかをめぐる物語でもある。1巻、弱小チームでゴールを量産するその身体能力に着目するのではなく、類稀なる視野の広さを持つ葦人がフィールドにいるすべての選手の位置を把握し言語化することに本作は眼差しを送る。そして、その視野の広さを中盤でなく、SBにおいて発揮させようとするのであり、現代サッカーにおけるSBの役割はこの3年くらいで大きく変化したことであるからして、このことだけでもまさに“現代”のサッカーをやろう!という意気込みに溢れた漫画であることの説明にもなっている。また、ユースチームを舞台とするのでして、この視野をいかに正しく成長させていくにはボランチではなくSBなのではないか?という育成の目線をも携えている漫画なのだ。

アシトという男は「自由」を与えてこそ光ると思う。俺はSBとは本当に「自由」だと思うんだ。制約が少なく、敵の少ないエリアからスタートして、上下走るも中に入るも縦横無尽。ある意味、浮いた存在ともいえる。

274話『サイドバックの英雄』

本作にも引用される、ラーム、カンセロ、内田篤人など、浮いた存在としてのSBによる中と外の走りわけ、ポジショニングなどによって攻撃のデザインを組み立てることは重要になってきているし、単純に枚数を増やすことよる厚みをもたらすこともできる。内田篤人のような「まず1番遠くを見て、近くの選手は間接視野で捉える」と言及するなどのパサーでありながら、外のレーンを駆け上がる攻撃的な選手もいれば、カンセロのように偽SB的に内側で攻撃的に活躍する選手、ウォーカーや冨安のように後方での対人に特化した選手など要求されることが多様でありながら、選択肢の開かれ方もバラエティに富む実に漫画にしやすいポジションであったのかもしれない。

上がるときのCBとの意思疎通、バランスを考えた絞り、ラインを揃える、ポジショニング、パスコースの作り方、仲間へのコーチング、葦人は思考し言語化することで、やがて自らの足を考えることをなしに動かし覚醒していく。本作の興奮ポイントであるあの覚醒するシーンは“言葉にできないスペクタクル”なのでなく、むしろ思考し緻密に“すべてのことを言葉にしきった”ことによって起こるのである。考えることで言葉にし、それによって思考が整理され、考えることなくプレーできるのであった。1巻での花のセリフ、そして福田達也の言葉は全編にわたって伝わっていく。

あたしの世界一好きなサッカー選手は、「とにかく考えた」って言ってた。練習でも試合でもサッカーしてない時でもとにかく考えて、考えて考えて考えてーーーー考えて。するとな、「いろんなことが、いずれ考えなくてもできるようになる。そうしたら、ようやくそれが自分のものになる」って。「似てるけど、やっぱり勘とは違う」って。頑張れ。人間とは考える葦である。

第6話『考える葦』

個人戦術の充実は仲間と意思を共有することの助けになるのであるし、仲間と意思を、言葉を共有することはチームの戦術を円滑にしていく。

俺たちは最初わかり合えなかった。でも、わかり合えないところからわかり合えた。なら今、オレは、前に走っていい!全部わかり合える!!

つながってるやん!

256話

アオアシ』は言葉を、そして想いを共有する漫画であるからして、それは葦人と花、杏里との関係性にも引き継がれている。葦人と杏里は共通するサッカーという言語を持ち、互いを理解していく。それを後ろから眺める花という構図は、さながら『ハイスコアガール』においての、ハルオと大野、そして日高という構図に似ているのだけれど、本作では花が日高のように後ろから眺めるだけでなく、たしかに葦人と花、2人だけの想いを共有している。それを言葉にして、いや、言葉にしないままにわかり合える、そんな瞬間が描かれるのを期待しているのだ。

 

アイスコーヒー 大陸ベイビー

木曜日。スヨンがションとなってBilllieに電撃合流と『M-1』準決勝25組のニュース。まあ順当といえる準決勝なのですかね。金属バット、真空ジェシカロングコートダディよかった。ニューヨークは今年もいけるかな。しかし、会場に駆けつけた人のツイートを見ると滝音フースーヤが選出されていないのはなかなか疑問であるらしい。さすらいラビーだって今年ので行けないのはかなりキツイですよね。東京ホテイソンみたいに決勝上がるのはしんどいよなあ。『M-1』予選審査の透明性は慎重に考えなければならないけれど、まあ番組を作るためのオーディションなのである程度の操作みたいなものは必要ではあるのかなと思うけれど、難しい。それと準々決勝の動画を観ているのだけれど、令和ロマンは『M-1』に出場しているというよりも潜入しているといった方が良いですよね。なんだかヒヤヒヤする感じなのだけれど楽しく観てしまう。

金曜日。『九龍ジェネリックロマンス』を目当てに本屋に行ったら、『葬送のフリーレン』も出てたのでいっしょに買った。

『葬送のフリーレン』って永遠に続きそうなのだけども、終わりはどこに設定されているのだろう。『九龍ジェネリックロマンス』はここにきて全貌が見えてきた感がありますね。つまりは、クローン技術はこの世に同じ2つの命を作ってしまう。それはかけがえのない人間の命としての固有性を奪うことに問題があるのではないか。オリジナルの自己決定は?尊厳は?といったところであって、しかし、もはや環境や生活の差異によってオリジナルとクローンといった区別さえできないようになるのではないか、愛することができてしまうのではないか、記憶による復元は果たして固有性をも復元することになるのか?といったところですかね。面白いですね。マルク・デュガン『透明性』とも共通する部分がありそう。

帰って来て、大童澄瞳『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』ゲーム実況を観る。


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BGMがいちいち懐かしくて泣けてしまう。私はDS版ではナエトルを選んだのだけど、大童氏もナエトルを選んでいた。サルは嫌いだと言っていたけれども、今だったら私はヒコザル選んでしまうと思う。火は大切。そして、ビジュアル的にはパルキアよりもディアルガ好きだったのだけど、今ならパルキアもありだなあ。主人公を女の子に選んでしまうと思うし。

『Mステ』でNiziUを観る。良かった。JUJUも出ていた。JUJUを観ると小林メロディもセットで頭に出てきてしまう。『最愛』を観る。やっぱりこのドラマは走るシーンが良い。走る、止まる、抱き合う。井浦新の献身性好き。ツダケンさんは嫌な役やってますね。岡山天音のニヒルな笑いが止まらないシーンを早く観たい。

『シュガー&シュガー(19)』では佐久間宣行がシュガシュガ将棋をやっていた。佐久間さんって本当にデカいのだよな。胡座をかいているとさながら『ONE PIECE』の黒ひげみたいだ。夜中に久しぶりの小山田壮平ツイキャス。セトリはビートルズ『In My Life』『Blackbird』、andymoriジーニー』『1984』、真黒毛ぼっくす『レフトフライ』、andymori『Life Is Party』『革命』、『500マイル』を挟んで、andymori『シンガー』『投げKISSをあげるよ』だった。「今日はちゃんとセットリストも用意してきたんですよ」と言っていたのだけれど、いつもよりandymori楽曲が多め。美しき声を聴くとすべてが良くなる。いつもは2時間くらいやってくれるのだけれど、今回は50分ほどだった。次回も逃さずに聴けたらいいな。

『久保みねヒャダこじらせナイト』藤井隆ゲスト回を観る。みんなが『水曜日のダウンタウンおぼん・こぼんヒストリーを老人性の嫌な部分を垣間見ただけであって、感動的ではなかったと言い切っていて良かった。能町さんがコントっぽい顔として空気階段、ザ・マミィ林田、男性ブランコ、シソンヌじろう、ロングコートダディなどあげていたけれど、私としては吉本か他事務所かの問題がある気がする。空気階段とか男性ブランコって絶対に吉本じゃない顔をしているのに吉本だき、しかし、ここで激ムズなのは真空ジェシカは他事務所なのですよね。めちゃむずい。『Matthew's Best Hit TV』の話をしているとき、マシュー南のことを他人として話す藤井隆が最高だった。今だったら、あいみょん、Niziu、空気階段菅田将暉滝沢カレンとか楽しそうですよね。

土曜日。クロエ・ジャオ『エターナルズ』と柿本ケンサク『恋する寄生虫』をハシゴした。疲れる。小松菜奈が出ているとそれだけで画の強度が備わってしまって私は良い映画を観たかもなあと思ってしまえるのでなかなか良い観客ではないのだけれど、まあ良いでしょうという映画でした。『エターナルズ』は観る前からわかっていることだったのだけど、上映時間の長さに辟易。それも超越的な光を映し出す風景シーンによって長くなるのではなくプロット的な説明描写によって!であったし戦闘シーンも暗いのばかりで観づらく残念であった。さらにはランタイムの長さに関わらず、あらゆるものを削ぎ落としすぎているし、それなら90分でバシッとやってくれよ!と(そうであったらこんなにもあからさまな賛否両論にはならなかった気がする。)。バランスが悪かったなあと思った。それと客層によるものなのか、久しぶりにポップコーンの匂いをプンプン嗅ぎながら映画を観ました。お腹が減った。それと、複数人で来ている人が多かったなあ、と。帰ってきたら眠すぎてダメだった。映画を観るのは疲れるのだ。などと言いつつも、ユヴェントスの試合と、リヴァプールvsアーセナル、シャビ初陣という怒涛のサッカー観戦デイでありまして、深夜まで起きる。ユヴェントスボヌッチがPK2本決めて勝つというなんだかよくわからないけれど勝った!という実にユヴェントスらしい試合でありました。

ユヴェントスが試合後に公開したボヌッチの落ち着いた写真めちゃ良いのです。が、このボヌッチの余裕綽々の感じ、敵だったらマジでムカつきますよね。ラモスとは違うウザさがある。若きアーセナルがどれくらいリヴァプールに善戦できるかなあという試合は厳しい0-4。南野がゴールしたのめちゃ嬉しい…!よかった。シャビの初陣が始まる前には流石にしんどくて眠ってしまった。稀代のプレーメーカーであるシャビが古巣に就任するということで、昨年のピルロが比較として挙げられ、ピルロのように失敗するんじゃないかなどの言説がときたま見受けられるのだけれど、それにはちょっと怒ってしまう。私は失敗だとは思えない。

日曜日をまるまる使って小林有吾アオアシ』読破することに決めた。

22年のNHKアニメ化も決定したようで(福田監督の声が小林親弘であるの「そうだろうな!」と独りごちてしまう)、W杯にあわせて盛り上げましょうという感じですね。事前に知っていたこととしては、主人公がSBということくらいだったのだけれど、現代サッカーにおけるSBの役割はこの3年くらいで大きく変化したことであるからして、“今”のサッカーをやろうという意気込みに溢れた漫画なのだろうなあと読み始めたのだけれど、最初の方は“視野”というものをテーマにしながらも、わりと教科書的なワードについて深掘られていくので、サッカー経験者からしたら期待を越えるものとしては少々退屈というか、まあ知っているよということになるのかもしれないのだけれど、本作はこれらのことをすべて“言語化”しようということがテーマでもあるので、そうなると思考させられる奥行きが格段に違ってくる。深掘りの深さがこれまでの漫画とは段違いであるなあと。漫画にすることの意味があるし、まずもってめちゃ面白くなる。サッカー言語化漫画というのはなかなかなかったのじゃないだろうか(それも言葉のひとつについてを深掘ったりなどすごい)。その奥行きの魅力に次第に溺れてしまうこと必死でしょう。類稀なる視野の広さを持つ主人公・青井葦人がSBの司令塔になるべく奮起していく物語なのだけれど、それだけで現代サッカーを扱っていることの説明になるので、あとはペップ・グアルディオラやトマス・トゥヘルが現実世界での発明によって漫画の世界がどんどん押し広げられていくと良いですね!という感じです。漫画の中で5レーンが革命的なものとして描かれるのだけれど、もはや5レーンは前提となってしまっているし、そして止める蹴るの重要性が語られているとはいえ、ユースにこれほどのことができるのかなど(ペップも途方もない金を使った上で実現できているサッカーであることを認めているし)は目を瞑ったらならば、本当に思考させられる傑作サッカー言語化漫画でありますので、おすすめ。10巻で、

サイドバックの本分は守備だ。ラーム、マイコン、S・ラモス、内田篤人長友佑都…例外なく、世界的サイドバックは守備に穴を開けないと確信した時だけ上がる。忘れるな。

という福田監督のセリフがあるのだけれど、やっぱり1番最初にラームがくるのだなあと思ってしまいますよね。おそらく右SBでベストを選ぶとすれば、ラームになりますもんね。

葦人は左であるからして、現代サッカーで置き換えるとするならば、やっぱりカンセロになりますかね。今やシティの選手になってしまっているけれど、ユヴェントスに残っていた場合の世界線も見てみたい。週末にはめちゃヤバいアシストしていました。エグい。シティに行って5段階くらい上の選手になってしまった。


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いらんことが見えすぎているのだろうなあ、すごいなあ。ロドリの強烈弾丸ミドルも気持ちいい。ファビーニョの弾丸ミドル最近みていないので、そろそろお披露目してほしい。『アオアシ』は『スラムダンク』仙道に似た天才である栗林や、マイペースなストライカ義経久保竜彦?)などキャラクターもいい。義経はオードリーANNを聴いている(172話)。葦人は空っぽな器であるから、あらゆるものを吸収し、急激に成長していくのだけれど、そこで『ボールルームヘようこそ』を思い出すなどもした。そして、葦人と花、杏里といったヒロインとの共通言語をめぐる三角関係は『ハイスコアガール』でもある。

葦人と花を後ろから見つめる杏里の眼差しに苦しくなるのだけれど、本作では富樫に行ってしまうそう。私は、大友と義経が好きです。

『Love music』のBase Ball Bearトーク観ているのだけど、堀之内さんのターニングポイント楽曲『ドライブ』は感傷的であり癒しであり最高ですよね。こいちゃん『ドラマチック』、関根氏『アンビバレントダンサー』も良い。そのまま『おかべろ』にニューヨークが出ていたので観た。ノンスタイル石田が「M-1で優勝したいならムキになれ。おいでやす小田に松本さんが票を入れたのもそう」と言っていた。本当にその通りなのだなあと思いますよね。爆発しているのがお祭りでは優勝してしまう。ニューヨークには駅前でイチャついている奴が路上喫煙することにスーパージャンプをしてブチ切れる屋敷の漫才があるのだから、それが良いかもしらん。あの屋敷ジャンプ好き。

月曜日。最近、味のついている飲みものが怠くなってきたので、水を飲んでいる。今まで軟水、硬水などがよくわかっていなかったのだけれど、今日飲んだ水に「柔らかい!」と思って、軟水だと認識できた。私は軟水はダメだ。柔らかすぎて気持ち悪い。『CDTV』でNiziUを観る。衣装いつも良い。『激レアさんを連れてきた。』4人のギャルが漂流した話と、中学一年のとき英語の授業でトマトを「トメイトゥ」と流暢に発音したことでクラスメイトから笑われてしまって、心を閉ざした人の物語だった。なんだかありますよね、そういうネガティブな瞬間。私はサッカーなどあったからギリ回避できてきたのかもしれない。

火曜日。パソコンで「堀江敏幸」と打とうとしたら、誤って「堀江都市行く」となってしまったのだけれど、『堀江、都市行く』という本のタイトル良いなあと思った。売ってたら買いますよね。まあ、そんなのほぼ『おぱらばん』かもしらん。フィリップ・ロス『素晴らしいアメリカ野球』を読み始めた。

サラッと読む本を探していたのに、何故だか二段組を手に取ってしまった。夏目真悟『Sonny Boy -サニーボーイ-』第4話『偉大なるモンキー・ベースボール』は本作を参考にしたそうだけれど、キャップのキャラクターデザインなど、f:id:You1999:20211123222612j:image単行本の表紙を見てみると、なるほどなあとなりますよね。ときに、黄色い本って良いですよね。黄色い本って全部おもしろいですよね。黄色い本って…

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くるり、ポップアップ企画『くるりの25回転』で トークイベント&渋谷PARCOとのコラボレーション企画として、『くるりトーク』なるものが開催されるの全く知らなくてチケットを入手できなかった。岸田繁と嶋佐のトーク観たかった…悲しい。グッズ販売をやることは知っていたのだけれどなあ。今は『おげんさんといっしょ』を観ている。『ハッチポッチステーション』『クインテット』とコラボして、たくさんのパペットが出ているのだけれど、子どもの頃、なぜかめちゃ怖かったのを覚えている。今も若干怖い。人形の強烈なテンションとか声が怖いのだろうか。そして、すべてのことは星野源が歌ってしまっているなあと思った。

明日の朝に

ラーメン屋に行ったら、食べる前に数学の問題を解かなければならなかった。きっと簡単な問題だったのだけれど(分数の計算ぽかった)、なかなか解けなくて食べられない。友達はさっさと解いてしまって美味しそうに麺を啜っていた。本当に最悪な気分だった。わからなかった。ついにはラーメンが机の上に出されてしまって、ラーメンを横目にそれでも全然解けなかった。とにかくずっと焦っていた。目の前でラーメン屋のお姉さんがじっと見てくるのにもとても焦る。ラーメンは伸びてしまって、汁も少なくなっていった。あーやばい…ラーメンが…ラーメンが…ああああ………という夢を見た。

最近、『ENHYPENのオールナイトニッポンX』を聴いているのだけど、ひろたみゆ紀アナウンサーってすごいですね。韓国語できる人なのか。ニキもひとりでたくさん喋っていてすごい。『ニキのオールナイトニッポン』って感じだった。ヒスンがゲストに来て、日本語でしりとりをしていた。良かった。ヒスンとソンフンとニキがFIFA22で何のチームを使っているのかを考えてみると楽しい。ソンフンはレアル・マドリーで、ヒスンはマンチェスター・ユナイテッド、ニキはドルトムントって感じがする。顔も出さなくて良いからほんとにゲーム実況やってほしい。ときに、ソヌって冨樫義博のキャラデザみたいですよね。フェイタンとか。ダイアン津田の『キャリアモードでバロンドールをとる!!』というめちゃくちゃ楽しい旅が始まっている。Jリーグからのスタートでして、神戸のワントップでゴールを量産している。初の公式試合でいきなりレッドカードをもらってから活躍しまくるの新井英樹『SUGAR』みたいでカッコいい。


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動き出しがサッカーわかっている人のそれなので、観ていてあんまりストレスがないし、膨らみながら裏に抜けたりするのはめちゃ上手いと思う。サムネの感じだとパリに行くのだろうか。エンバペが抜けた穴に津田が補強されるっていうのは面白すぎる。日曜日の『有吉ぃぃeeeee!』はFIFA回だった。楽しい。トシがカンテみたいな働きをしていた。

水曜日。志賀直哉の書斎修復プロジェクトのクラウドファンディング目標額達成のニュースを見た。よかった。147人の方が支援したらしい。いつか行ってみようと思う。

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こういうのに募金する人ってどういう人たちなのだろうか。めちゃ志賀直哉好きとかなのだろうか。本当にありがたいし尊敬である。NiziU『Chopstick』のビデオが公開された。めちゃ良い。こんなに良いのになんでこんなにも供給が少ないのだろう。デビューした直後のV LIVEとかリアリティ番組ないの最悪の損失じゃないですか。


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木曜日にはベストヒット歌謡祭で早速、ステージ披露していたけれど、良かったなあ。『行列のできる相談所』にも出ていて、RIMAが芦田愛菜と原宿デートしたいと話していた。実現してほしい。21時になって、日本代表、ベトナム戦を観た。1-0でなんとか勝ち点3をゲットだったけれども、またもや、なんにも思わない試合だった。森保さんかなりキツそうなので、もう休憩させてあげてほしい。采配どうのこうのよりもあまりにもしんどそう。

金曜日。録画していた『バチくるオードリー』観た。若林正恭の爆泣きはたまに観ると良い。本を読みながらメモしていたのをあとから確認したら何を書いているのかわからなかった。字が汚い。いや、汚いというか手に力が入らなくてふにゃふにゃな字になっている、とこの前、選挙に行って用紙に書いているときにも思った。文字を書くときの手の力が衰えている。こんなふにゃふにゃの字でみんなと同じ1票になるのか不安だったのだけれど、消しゴムとかないしそのまま出した。紙を箱に入れるときも、こんなにあっけなくて良いのだろうかと思ったし、入れ終えたあとも、ほんとにこれで大丈夫なんだよな、いけるのだよな、ほんとにだよな、と思った。陰謀論じゃないけれど、あの呆気なさは人々の想像力を掻き立ててしまう。ニック・ドルナソ『サブリナ』を読んだ。こんな話だったのかと驚いた。サブリナの行方がわからなくなり、その彼氏、家族、メディア、社会と話が広がっていく。

このサブリナの不在によって周囲のバランスが崩れるということは『桐島、部活やめるってよ』的な印象も受けるし、そう考えると、『桐島〜』もまさに陰謀論的なものをテーマにした物語であると言うこともできるかもしれない。学校に蠢くほとんどのことなんて陰謀ですもんね。スクールカーストも通知表もスカートの長さも陰謀ですもんね。まあ、しかし、読んだ後にひどく気分が落ち込んだ。犯罪の物語であり、陰謀論的なものも本作の一つのテーマであるのだけれど、その陰謀的なものの細部には私も、確かにと思えてしまうところがあって、本当のところがわからなくなってくる。そのよくわからなさが想像する力を与えてしまう。犯人の背景的なことがあんまり明らかにならないので、不安だけが残ってしまうし胸もざわざわする。『令和元年のテロリズム』のときのような読後感だった。大塚英志『シン・モノガタリ・ショウヒ・ロン』はそれらのことを否応にも参加させられてしまうことによって、むしろ疎外させられていくこととして書いていた(仲正昌樹『今こそルソーを読み直す』の最終ページにもこの疎外のことは書かれている)。

建物を作ることに参加しているのだけれど、それは自分の前に壁を作ることであるというような。そして、無償労働ということによって、締め出された個人には何も残っていないというような。疲れだけが残っているような。『イカゲーム』も赤い覆面や緑のジャージを着た参加者も参加者でありながら制作者であるといった作品内部の面と、『イカゲーム』とそれを観る私たちという外部の面を持っているのであって、それはアイドルのオーディション番組とかTwitterとかにもつながっていく。何かの規範に従っているのではなくてもはやそうせざるを得ないような心と身体になっていき、日常に労働と疎外が擬態していく。大澤真幸規律訓練型権力から環境管理型権力になると偶然性がなくなると言っていたけれども、自由意志とか自由というのはそういった偶然性が確保された状態であるのかもしれなくて、しかし、その偶然性こそもアルゴリズム的に制御されてしまうのであって、とにかくしんどい。後半にかけては、監視、それゆえ没人格化していく個人のことに話が及んでいく、つまりは中国的なシステムへの言及に及んでいくことになるのだけれど、結局そうなるのかぁとも思ってしまった。

なんかもう色々としんどいのだけれど、Twitterをやめるとかいうのは本当に真剣になって考えなければいけないような気がする。でも、できないのであって、情報をどうやってキャッチしていくのかが難しい。Twitterが便利すぎる。便利であるから絡め取られてしまうのも悲しい。もう参加したくない。でも、参加しないと色々なことが成り立たない。

Kep1erのV LIVE2回目を観た。みんな元気にはしゃいでいる。『O.O.O』Dance Practiceを観ると、バヒエ身長あって良いですね。シャオティンと2人でグループのバランス良し。日本語⇆韓国語は文法が似ているのでわりと上達が早いと、『ドライブ・マイ・カー』などでも言及されているシーンがあったけれど、中国語と韓国語はどうなのですかね。シャオティン大変そうだった。真白が中国語勉強していたり本当にすごい人だなあと思う。Kep1erみんな優しい。真白とヨンウンがイチャイチャしてるの好き。

『Mステ』ITZYとTOMORROW X TOGETHERが本田仁美と話してたりした。ウォニョンとユジンのIVEなんだか凄すぎでしてもう怖くなってきている。このムービーを見た感じだとイソはOH MY GIRLアリンみたいだなと思った。AKBとHKTとIVEとかみんなで音楽番組出てほしい。千葉恵里はどうするのですか、そろそろAKBの器には収まらなくなってしまうでしょうに。


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TWICEの新譜『Formula of Love: O+T=<3』が素晴らしすぎて、夜中に聴きながらヤバい…ああ…と独りごちて、そのあとに部屋をグルグル歩き回りながら聴いてしまった。感動。とにかくチェヨンがカッコいいのです。『SCIENTIST』はもちろん、その他すべてが好きでした。『HELLO / NAYEON, MOMO, CHAEYOUNG』『CANDY』好き。全部聴き終えたあと、シャッフルでIZ*ONE『Violeta』が流れた。もちろん良かった。『シュガー&シュガー(18)』を観る。ギタータイムショックにOKAMOTO'SやODD Foot Worksなどたくさんのミュージシャンが出ていて楽しかった。最後にかろうじて「リライト!」と正解するPecoriめちゃ面白かった。

真空ジェシカのギガラジオ』を初回から順に聴いている。サムネイルなど見ると金属バットフォロワーだったのですね。だから何年か前の『M-1』予選前になかなか際どい発言していたのか。それなのだけれども、嫌いなもの1位:戦争、2位:リズムネタ、3位:飢饉とかというの良いですよね。何かの拍子に全消しされてしまう可能性もあるので、今のうちにデータを取っておくと良いかもしらん。自慢というかなんというかなのだけれど、私は『金属バットのラジオバンダリー』の録音データのほとんどを保存できている。いつか何も新しいものを摂取する気力が無くなったときに聴こう思っている。80歳とかになってラジバンを聴いているの面白そう。価値観の後退は否めないけれども。「『マッドマックス 怒りのデス・ロード』観た?あら、おもろいわ、わしゃ5回観たもんな」や小林の「有栖川有栖が…」とか何度も言うの楽しい。金属、真空とか細い芸人がM-1決勝に集まってほしい。それにはスーツを替えた方が良いな。綺麗めなスーツ。

土曜日。朝起きて『ニンジャラ・ナンジャラ』を観る。最近の土曜日はこれを観ることから始まっている。なにわ男子『まだアプデしてないの?』SP観た。ニューヨークは姿が映らず、ずっと声だけが聴こえていた。先輩の楽曲を間違えずに歌えるかという企画で、なにわ男子がたくさん歌っていた。歌声を聴いて、たしかに西畑くんがエースなのだなあと良くわかった。みんなちゃんとしすぎでは?と思ってしまう。ハキハキ喋るしすごい、ふざけた感じがない。SnowManとかふざけすぎでるのに。ニューヨーク一緒に番組やれているのめちゃくちゃ運良いですね。

アニメ『クジラの子らは砂上に歌う』を一気に観た。面白い。第3話での

こんなもんかよ…俺やこいつらが憧れていた砂の海の外は、顔の見えない連中が簡単に俺たちの夢を踏み躙る…そんな世界だったのかよ…もういい…こんな世界はどうでもいい

というオウニの絶望は『進撃の巨人』でのエレンと重なってしまう。世界を知るところで第1章が終わり、緩やかに死を目指すのではなくて自由の獲得を目指す第2章へ!という流れとともに、心の問題も扱っているのが面白い。自由になるには心があまりにも面倒であるけれども、心があるがために自由を目指せるのかといったところであって、自律であるかぎりにおいての自由が立ち上がってくる、また手段と目的などのカントのことなども出てくる。それは『宝石の国』でのフォスが“人間的な心”を持ち始めることによって、自律しながらも、まさにそのことによって破滅していくとかにも繋がっていき、自律とそうではないことの境界が曖昧になっていき、本来はなんでもしていいわけではないのだけれど、自律に伴って暴走していくという。『クジラの子〜』も誰か暴走してしまうのだろうか。

そういえば…とふと思い出してパラパラめくっていたのだけれど、10巻から11巻はおよそ1年の間隔で出ているのだけれど、もう1年以上経ってるけどまだ12巻は出てない。今年中に刊行されるのだろうか。とにかく楽しみ。私はイエローとダイヤモンドが好きです。カンゴームも意外と好きかもしれない。

ロメール『パリのランデブー』も観た。第2話「パリのベンチ」37分〜のとこ最高だった。2人のカップルが、前から歩いてくる男とすれ違うシーンなのだけれど、遠くから歩いてくる男が画角に入ってきて、カメラをずらして2人を映し、それからまたカメラを動かして、すれ違う瞬間を映す。おっ、男がこんな近い…!となるのだけれど、この時間と距離感覚とすべてが最高で、そうだよね!と気持ち良くて、楽しい映画でした。こういうのが観たいのだ。

日曜日。テレビの録画の整理をしていて、『すべらない話』オーディションの小林メロディ『JUJUのミュージックビデオ』を観た。『乳首からリップクリームが出る話』も、はあ〜つらいね〜…と思うのだけれど笑ってしまう。やっぱりスーパー面白い話だ。そして、ソラシド本坊もいました。EP.50まで観ていたIZ*ONE『ENOZI Cam』を再開しました。ミンジュがいてくれることの有り難さがありますね。IZ*ONEが1番いいね。そんなに知らないけれど1番のグループだと思う。『日向坂で会いましょう』を観て、寝た。野球やっていた。サッカーやってほしい。


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暖かいガラスに触って

f:id:You1999:20211109200130j:image11月1日。月曜日。1日で月曜日っていうのがいい。朝ドラ『カムカムエヴリバディ』が始まった。もう少し子役で引っ張るのかと思っていたのだけれど、第2話にしてもう上白石萌音が登場。1925年からのラジオ普及に合わせてそこから流れる英語の音声に耳を澄ませる安子は稔に想いを寄せている。好きな人への甘美な耳の傾けの背後には戦争があって、パーマを当てたいのだけれど、それはできない。でも、それが何でかはまだわからない、というとても良い第1週目だった気がする。モネ→萌音というバトンの繋がりがあるわけだけれど、もうひとつラジオのつながりもあるのだ。遠く離れたあなたへ語りかけるラジオの物語なのですね。

🥳kep1er 1st V LIVE🎉🎊 観た。嬉しい。

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ミントチョコ反対派がいないらしい。私はミントチョコはダメだなあと思う。「意外かもしれませんがヨンウンは宿舎などでは静かなのですよ」というエピソード良かった。あんまり意外ではなかったけれど(ワンヤーラとチームのときも落ち着いて冷静に1人で仕上げたりしてたし頭が良い人であるというのはよくわかる)、推しですね。それと『ガルプラ』最終回からユジン好きです。あの最終回での眼差し!に痺れてしまいました。そして優しい人である。

IVEとか宮脇咲良とチェウォンのグループとか出てきてしまうのだしaespaもいるしで、kep1er大変そうですね。IVEあの6人なんなのですか!みんな170センチほどの身長だそうで、さらにウォニョンとユジンいるし……kep1erがちびっ子集団みたいになってしまうではないか。ひどいよ。

ENHYPENにハマりました。動画を漁っているのだけど、ちゃんとサッカーやってたりして楽しい*1。ヒスンとジェイクは少しだけ経験あるのですかね。ニキは久しぶりすぎてボールが足につかないって感じがよくわかる。オッケー地獄も面白い。


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サバゲーも楽しそう。『EN-O'CLOCK』ってほんとに優秀すぎるコンテンツなのでみんな観るべき。おすすめです。『ENHYPEN&Hi』も観たのだけど、最初とかみんなちゃんとしてなくて良い。無邪気。カメラに映されてしまうから、靴を揃えようとか部屋を綺麗にしようとか何にも考えてなくて、すべてがぐちゃぐちゃなの好き。こういったリアリティショー番組で「そろそろ起きてください」とスタッフに言われているの初めて見ました。そして、最後まで寝ているのが最年長のヒスンであるのめちゃ良いですね。

イカゲーム』観た。まんまと面白いのだけれど、笑っちゃうくらいにプロットありきですごいですよね。あと以前のように無邪気にデスゲームを楽しめることはなくなってしまったのでつらい。


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権力に対してもう一度向かっていく最後とかもシーズン2への布石ではあるのだろうけれど、ギフンが知りたい本質的なことを求めるのならば、それは強者に挑むのではなく、あの雪道で弱者に手を差し伸べなかった、手を差し伸べる余裕さえなかった社会に対してなのだろうけれど、その漠然とした、抽象的な敵に向かうことはあまりにも困難なことであるし、それでは権力に正面から対峙した方が良いのか、あのラストシーンしかないのですかね。難しいですね。よくわからないですね。あと、結局は巨大なプラットフォームがあって、あの覆面たちと参加者というフリーレイダー(無償労働)にされて搾取された人々というコンテンツ形成の今日のあれこれという感じでまたつらい…という。そして、『イカゲーム』を観ている私たちも参加者となり、ブームを作ることの制作者となるのかもしれない。『イカゲーム』はサッカー界にも!ファン・ヒチャンがウルブズで活躍しているからこその動画だ。「Ohh.Channy's dead.」に笑いました。


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私もこれ絶対にできないし、注意深さも必要だろうけれど、まずもってクッキーの質で壊れるか壊れないか最初から決まってそうじゃないですか?サッカーの話を続けると報道のとおりシャビがバルセロナに監督として帰還!!


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めちゃくちゃ胸が熱くなる。どうにもこうにも強かったときのバルセロナの世代であるし、そしてほぼそのメンバーで構成されるスペイン代表が2010年のW杯を制覇するなどを目撃しているのであるからして、ユヴェントスリヴァプールを応援している私もあのときのバルセロナが1番であると思っている。シャビにはそのバルセロナを時間をかけてでも取り戻して欲しいしフロントも我慢強くあって欲しい。『FCバルセロナ 常勝の組織学』にはシャビに関してのこんな記述がある…

とカッコいい箇所を探してみたのだけれど、うまく探せないので見つけたら追記します。サイドアタッカーとして誰を補強するのかも楽しみ。デンベレは怪我がちなので、噂通りにコマンなのかスターリングなのか。『おぎやはぎのメガネびいき』で新語・流行語大賞の予想をしていた。わたしも昨年に続けてたやってみる。

ウマ娘SDGs・ゴン攻め/ビッタビタ・13歳、真夏の大冒険・ショータイム・ピクトグラム・副反応・マリトッツォ ・黙食/マスク会食・リアル二刀流

おぎやはぎ

矢作

イカゲーム・うっせえわ・ウマ娘SDGsジェンダー平等・ショータイム・Z世代・ピクトグラム・変異株・マリトッツォ

小木

ジェンダー平等・ショータイム・変異株・マリトッツォ・親ガチャ・自宅療養・副反応・黙食・リアル二刀流・路上飲み

ウマ娘などは入りそうですよね。私も始めてしまったし。メジロマックイーンが推しなのだけれど、アグネスタキオンも好きかもしれない。

『adieuの会いたいアーティスト、Stella Donnellyと作る必聴プレイリスト』という記事を見つけた。こんなのあったの知らなかった。2019年であるから対面で会っているし、マスクもしていない。コロナ禍が終わったらFaye Websterも日本に来てadieuと話して欲しい。ポケモンを赤外線通信で交換してほしい。

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イ・ラン『悲しくてかっこいい人』を読み始めた。短いエッセイばかりでとても読みやすい。

塩塚モエカがおすすめしていたから読んでいるのだけれど、なんかおすすめしていたのがよくわかるなあと思う。っぽいというのはあんまり言わない方が良いのだろうけれども、っぽいと思った。例えば、イ・ランがイタリアンレストランで働き始めたエピソード。

誰もが鼻で笑い「すぐ辞めそう」「お前には向いてないんじゃないの」といった具合だった。わたしは憤りを感じはじめた。わたし自身も「アーティスト」と名乗り、わたしの仕事は「芸術的なインスピレーションのため」なのだから、無意味でつらい仕事はすぐに辞めてもかまわないと思っていた。でも、いざ周囲から、「長くはもたないよ」と言われたら、反発心がわいてきた。「なんで?わたしにだってできることを証明してみせる!」と意地になって仕事を続けたのだ。p85-86

イ・ラン『悲しくてかっこいい人』

ほら、なんだか塩塚モエカっぽいでしょ、という感じがする。フクダヒロアが荻原朔太郎を愛読しているのを知ったし、フクダさんの最近読んだ本とかも知りたいと思っているのだけれど、あんまり喋ってはくれなさそう(羊文学のラジオとか始まってほしい)。羊文学『光るとき』がOPの『平家物語』を全部終わってからまとめて観るかもう観てしまうか、1月の地上波放送まで待つかというので迷っている。『Billboard Live YOKOHAMA』を見送ってしまったのだけれど、『光るとき』をやってくれたりするのだろうか。そうしたら後悔だなあと思う。山田尚子平家物語』第1話にして、びわと原作の『無文』のエピソードを参照しているだろう重盛が未来を見ることができる設定となっていて、現在の隆盛とやがて荒廃する権力と景色を交互に見ることによって物語は進行していくことが示されたのだけれど、このことはテッド・チャンあなたの人生の物語』を思い出すわけで、そして、ドゥニ・ヴィルヌーヴ『メッセージ』を思い出すのです。土曜日。ドゥニ・ヴィルヌーヴ最新作『DUNE/デューン 砂の惑星』を観た。面白くて震えた。155分という上映時間は全く苦にならず、ずーっと面白かった。


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未来を見ることをモチーフにしたものとして山田尚子平家物語』もドゥニ・ヴィルヌーヴ作品がつながるのだけれど、宇宙帝国皇帝とハルコネン家の共闘によって攻撃されたアトレイデス家の若き後継者であるポール・アトレイデスは母親と共になんとか逃れて自由の民フレメンと合流する…という『義経記』っぽいものである。美しい少年ティモシー・シャラメ義経であるし、ダンカンは武蔵坊弁慶ですね。そして、第1章完結!第2章へ!という流れが完璧で続編がとても楽しみ。この砂上の戦闘や帝国軍からの攻撃、続編への上手い示唆などによって、『クジラの子らは砂上に歌う』も思い出した。これは監督がイシグロキョウヘイであるし、是非とも第2期を待望している。


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進撃の巨人』と共鳴する部分は多くあって、鳥籠に捕らわれていた彼らがいかに自由を獲得していくかということなのだけれど、こっちの原作がどういう結末になるのかは気になる。まだ連載は続いているよう。このときって『宝石の国』などもやっているクールで本当に豊作であったことをよく覚えている。他にも『いぬやしき』『Wake Up, Girls!』『おそ松さん』『キノの旅』『ネト充のススメ』などなど。すごいですね。最新のアニメを追わずにこれまでに観たものを改めて観るなどしても良いかもしれないと思った。久しぶりに中村航『リレキショ』を読んだ。

小説で10冊選べといわれたらランクインしてしまうかもしれないくらいにお気に入り。中村航の小説を愛読しているさすらいラビー中田和伸さんは『M-1』2021準々決勝に進出している。めでたい。

M-1』3回戦よかった人たちを貼っときますね。大阪、京都3回戦。


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丸亀じゃんご!めちゃくちゃ良い。とくに予想を超える展開などはないのだけれど聴けてしまう良い漫才だ。フースーヤもずっと同じことやってるけれどもコクが出てきましたね。


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たくろうは良い。良いです。


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シカゴ実業とマユリカ面白い。軍艦は友達同士の2人の会話としての静かな面白さがあってリアルである。お話自体は最寄駅にNASAができてバイトを募集しているというものなのだけれど、私たちの世界からそれほど逸脱せずに進行しているようなリズムや話し方が面白い。


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エンペラーにしやまさんが無敵になっている。時折、ミキ昴生かまいたち山内を彷彿とさせるような声と動きにワクワクしてしまう。決勝いけるのでは?と思ってしまう。


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カベポスター、チェリー大作戦、ロングコートダディという素晴らしい3組セット。カベポスターの含みを持たせる感じ痺れます。チェリー大作戦はいかに自分の領域に引き摺り込むかという2人のやり合いが漫才を加速させるという理想的なものであってめちゃくちゃ面白い。このバトルこそが漫才であるなあ、と。ロングコートダディはもう言うことなしです。スーツ似合っててカッコいい。スーツ重要。


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昨年が“おじさん”で今年は“モデル”を腐すハイツ友の会。ちょー良いです。悪口ではなく「ん?なんでなんやろな?」と疑問に思っている感じを装っているのが上手いけれどもそれゆえにさらに悪い。追加合格ではあったけれど、進めて良かった。NHK新人お笑い大賞も良かった。


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さや香はもっと評価されていい漫才師だ。隣人も良いですね。


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滝音。当たり前にめちゃ面白い。


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ビスブラは自分達の漫才コード、世界を持っているので、そりゃあ強い。相対化されないので、準々決勝までは楽に上がれるよね。普通に面白いし。


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赤リトル。松竹にいたようなのだけれど、2021はアマチュアとして参戦。私も割と野球に対しての偏見があるので、好きな漫才ではある。面白い。


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風穴あけるズ。3人とも衣装がバラバラでルックス的にもガチャガチャしてそうなのだけれど、しっかりとしている。


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スナフキンズ。ゆっくりしたいよね。「ゆっくりしたい」って言葉が好き。


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からし蓮根は最高。


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ぎょうぶ。


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安定している吉田たち。しかし、競争には向いてなさそうだなあ。別でちゃんと評価されるべき人たちだ。


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金属バット。観客の拍手の感じからして違う。そして、その期待に応えるようにめちゃ面白いの流石だ。


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タチマチ。デルマパンゲ。どっちも面白い。タチマチすごくいいんじゃないかな。


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モンスターエンジンの「すみません、M-1まだ出れますー」に爆笑。一瞬にして心を掴まれました。黒帯は「吉本以外の大阪芸人どうやって勝つねん」とYoutubeあげていた。


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東京3回戦。関西と違って売れている人がいっぱいいるので相対評価で見てしまうと勝ち上がるのは難しいなあ、と。


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蛙亭、錦鯉と続けてウンコが出てくるネタ。GAGはもうほんとに好き。決勝行って欲しい。


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キュウは最高。


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わらふぢなるお。このネタめちゃ好き。口笛なるおがもっと怒り狂って崩壊して欲しい。シシガシラのドラえもん脇田さんかわいい。


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ドンデコルテ。最初のつかみでクスッと笑ってしまう。こういうの大事だよね。Aマッソのボケが壊れるやつは昨年の忘れる。みたいな後半への勢いがないと厳しいなあ、と。


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ランパンプスのこのネタかなり好きだなあ。寺内さんこんなデカかったけ?パンプキンポテトフライ良い。今ねずっちのことをやるのネタ作りのとき本当に何かがハマってしまった感じがするのがうかがえるのも面白い。


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アン縫い。この空気すごく好きです。


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追加合格で謙虚な令和ロマン。真空ジェシカ、川北がフリーズしたところでガクめちゃ頑張ったなー。


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赤もみじ最高です。頭を叩くとき、それはツッコミではなくて本当にただ“頭を叩いている”という感じがいい。


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鬼越の喧嘩漫才。鬼越はいつか決勝行くので仲良しであって欲しい。


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カナメストーン。零士が緊張しすぎている。


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ミキ最高だけれど、ずっと普通のことしか言っていない。昴生アニサキスって呼ぶのとかは好き。


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ピザって手を使わずに10回言うの難しい。たしかに。


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10回クイズみんな好きなのだなあ。


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コマンダンテは品があってとても良い。レインボー。「オートミール食う男なんて全員嘘つきですからね」などあったけれど、「嘘つき」じゃ弱いのでもっと酷くて偏見まみれのこと言っていいと思う。M-1仕様なのだろうか。


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女の子に囲まれる漫才ダウ900000からの2次元女子に囲まれアニオタ界のバチェラーになる男とアイドルオタク。ダウ900000はコントと漫才の融合という感じで楽しいけれども(まあ、でもコントですよね)、カラタチの人と人が話している方が好みではあるなあ、と。それも彼らの固有性がしっかりと刻まれているし。ダウの人らは自分ではなく他の人で漫才やっているからなあ。


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休み時間、椅子に座ってコンパスを眺める少年は、「殴るよ」というどこかからの声だけを聴いて想像している。服を脱ぐ。上半身裸になる。「あー!」と叫ぶが、実際の世界ではそんなに声は出ていない。異様さが教室中に広がる。「ちがう?コンパス、これ」素敵すぎるし泣けてしまう。すごい。


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ニューヨークはもっと良いネタあるので、準々決勝に何をやるのか期待。金魚番長とセットになっているのもなんだか感慨深い。


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オズワルド最高。


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素敵じゃないか面白い。紛れ込んでいる服部平次すき。素敵じゃないか、推していきたいコンビだ。


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ダイヤモンドは新しいことをやり続けてカッコいいですね。


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さすらいラビー!最高!!!これ決勝いけるでしょ!!笑いあり、悲鳴ありで緊張感と緩和もある。楽しい漫才だなあ。


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人間横丁ニコニコしながら観ました。


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ダニエルズあさひさんはあの女性キャラに乗り移られてしまったんですね。男性ブランコ漫才の方が好き。


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ななまがりの掴み最高。


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演芸おんせん、「高須先生?」で掴まれました。杉山さんの顔ファンです。


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デニス最高!!!マイク飛ばしてしまって「本当に失礼いたしました」にめちゃ笑いました。そのあとの相撲の投げ飛ばしが弱くなってしまっているのも最高!!


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トム・ブラウンのボルテージの上がっていく漫才やっぱり楽しい。最後できあがっとき、やったー!イェーイ!って気持ちになるもん。

 

*1:サッカーといえば、ヒスンとソンフンとニキでFIFAウイイレ?やってるの良いですよね。ゲーム配信を出して欲しいー。

昨日も今日も明日も明後日だって。「2021.10」

「冬型の気圧配置に 心が冷え込みそうだよ」という感じですが、まだ10月なのです。18日くらいから急に寒くなった。短い秋でした。残念。千葉雅也もTwitterで、「こんなに急に寒くなるのは無粋だよね。」と言っていましたが本当にそうですね。無粋だ。しかし、冬は好きな季節なので急に来なければ大歓迎です。『キングオブコント』が終わり『M-1』予選も3回戦まできている。もう今年終わりだ。あっという間に12月になっていそう。『太田上田』の12ヶ月ドラフト会議では12月は大人気。今年が終わる…!という高揚感があるけれども、ヤバい今年が終わってしまう…!という焦りも出てくる月だ。


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2人はクリスマスからお正月休みへと向かうあの浮かれた雰囲気が好きらしい。わかる。テレビも楽しいし、今年のまとめ!的な感じで、「〜ベスト」みたいな記事を読むのも楽しいし。冬。

aespaウィンターはインターネット上で冬子と呼ばれているらしい。ネット上での呼称の是非はあるのかもしれないけれど、“冬子”っていう名前素晴らしいと思う(〜子という呼称は日本が朝鮮に対する抑圧的な歴史の一部であるらしいのでこんなふうに言及するべきでは無いかもしれないけれども)。良い名前。『Savage』、あんまり動きすぎず、顔まわりのフリが多くてかわいい。ツツツツ。


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TWICE『The Feels』もたくさん聴いた。


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ナナが『The Feels』リアクション動画をあげているのだけど、こういう風にアニメやドラマのリアクション動画upしてくれないかなーとずっと願っているのだけど難しいのでしょうか。左下に時間だけ表示してもらえれば、一緒に観れるのだし、需要はめちゃあるでしょう。『呪術廻戦』『進撃の巨人』とかみんな好きなんでしょ。ルイチーもインスタライブで『進撃の巨人』の敬礼ポーズしていた。ルイチーのIZ*ONE『Panorama』歌唱も良すぎでした。

この動画もたくさん観た。


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woo!ah!による『イカゲーム』。緑ジャージ衣装かわいい。全体的にソラが何にもできないの良い。デスゲームだと一番最初にいなくなってしまいますね。Netflixイカゲーム』1話だけ観たけれど、ジャズをBGMに血しぶきとかダサくないですかと思い視聴断念。しかし、ミンジュもイカゲームのジャージ着たりしていたし、Netflixで1番再生されているというのを聞くと観ておくべきかなあと良くない視聴者としての顔がのぞいてしまう。あとコンユが出てきたときに、おっ!と思ってしまった。コンユのために観るかもしれない。


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へウォンとイェナもイカゲームをやっていた。へウォンはどこでも生きていけそうな人であって羨ましい。ユリ『GLASSY』も好きだった。韓国の音楽番組はいろんな衣装を見られるので楽しいし、IZ*ONEのみんながMCやってるのも嬉しい。

GLASSY(韓国盤)

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  • アーティスト:JOYURI
  • GENIE MUSIC
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K-POPだと、この記事が素晴らしくてNCT127に興味が湧いてきている。ビジュアルとか楽曲だとENHYPENの方が良いのかなあと思うのだけど、日本地図の問題とかいろいろあるのですね。

【TV Bros. WEB】 NCT127の代表曲から掘り下げる、老舗K-POP事務所SMエンターテインメントの変化と真骨頂tvbros.jp

NCT127、この謎に包まれた状況から出てくるのカッコよすぎじゃないですか。

SMはどんな新人を投入してくるのか。NCTは練習生のエリートチームであるSM Rookiesのメンバーが中心になるという噂はあった。

が、プレゼンでイ・スマンから発せられた言葉のほとんどは理解不能だった。「開放」? 「拡張」? 「Neo Culture Technology」……? 抽象的な概念を笑顔でするすると口にする。いつものことと言えばいつものことなのだが、この時はさらに拍車がかかっていた。多くの人はこう思っただろう。「で、結局、どういうグループで誰が何人いるの?」と。

「開放」?「拡張」?「Neo Culture Technology」……?と???を頭に浮かべながらワクワクするの私もやりたかった。NCT127に興味を持ち始めたのは『GirlsPlanet999』でのヨンウンを観てからなので、もはやこっちがオリジナルに思ってしまう。


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ヨンウンKep1erデビューおめでとうです。良いメンバーですよね。投票に関する疑問はないわけではないけれど、9人というのが少なくて難しいからこれを正解にしていくしかないですよね。


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しかし、いつまで経ってもスー・ルイチーのことを考えてしまう。『Girlsplanet999』最終回。妙に落ち着いているのが印象的だった。ドキドキしていないというか、途中から「あー、なるほどね」というすべてを得心しているような表情だった。順位がどうのこうのではなくて、ルイチー、というかCグループのみんなが落ち着き払って、失望なんて感情も抱かずにただこの状況を理解しているようなあんな顔をしているのには切ない気持ちになった。でもデビューメンバーを改めて見てみると、ユジン、ダヨン、ヨンウン、イェソ、真白、シャオティンなどほんとに良いメンバーではありますし、Kep1erのデビュー楽しみに待ちます!!シャオティンのことサポートしてあげてほしいということだけ祈っている。ヒカルとシャオティン仲良しっぽいのでいいね。ユリナがいたら良かったねー泣。スヨンもデビューできるとの良い報せがあって嬉しい。ルイチーも活躍してほしいな。

音楽。BaseBallBear『DIARY KEY』とかとか。

C3

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『アトロク』に出演していた小出裕介が『C3』制作はしんどかったと言及していて、マジですかと驚いた。「君と僕」の話を描くのがしんどかったらしい。

Saint Cloud

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TV ANIMATION「Sonny Boy」soundtrack

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  • アーティスト:VARIOUS
  • フライングドッグ
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落日飛車、ザ・なつやすみバンド、ミツメ、toeなどが詰まったサウンドトラック。後半はわりと音楽に想いを乗せていたので、これらの楽曲群はアニメシリーズを観ることにおいても重要。江口寿史のキャラクターデザインもいいですよね。2Dの良さが詰まっている。この前フォルダを整理していたらサンロード看板の江口寿史バージョンがあった。f:id:You1999:20211027192614j:imageかわいい。吉祥寺に用がなくってもこの看板が何になっているのかは気になってしまう。大童澄登『映像研には手を出すな!』がここにドーンっといたりしたらなんだかテンション上がりそう。いつか描いてほしい。

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夏目真吾『Sonny Boy-サニーボーイ-』のエントリーを書いた。ジュール・ヴェルヌ十五少年漂流記』、ウィリアム・ゴールディング『蠅の王』などは構造的な部分として面白いところがあると思うのだけれど、『サニーボーイ』ももちろんそのようなところもあるのだけれど、そうではなく全体を貫くものとしては、大江健三郎『芽むしり仔撃ち』のような少年の心にフォーカスが当てられたところが面白いよね!良いよね!感動的だよね!みたいなことを書いてみた。『芽むしり仔撃ち』久しぶりに読んでみたのだけど、めっちゃエンタメで面白い作品であります。ぜひ。

高校生の頃に大江健三郎を読破しようということで、順番なんて関係ない!とにかく手に取ったものから読みまくる!ということをしていたのですが、読み進めていくうちに、あれ…これは発刊された順じゃないとダメではないか…ということに気づいてしまって途中で読むの辞めてしまったので、いつか順番にすべて読破をしてみたい。作家によるとは思うのだけれど、おそらく大江健三郎は順番に読んでいかないとですので、これから読む人は注意です。藤本タツキ短編集『17-21』は藤本タツキの作品を読むのなら必読でした。私は『ルックバック』に関して否定的な印象を持っていたのだけれど、これを読んだことによって腹落ちしました。

BLUE GIANT EXPLORER』4巻。ジェイソンとの別れ寂しい。新しいピアニストも出てきたので、これから楽しみですね。アニメ映画化も決まって嬉しい。実写ではないのだ。大スクリーン大音量で堪能できるのむちゃ楽しみ。おそらくマジで泣くと思う。『BLUE GIANT』は音楽ではあるけれど、街ですれ違う“人”の話なので映画館で隣り合った人たちが集まるというのは最高ですね。ライブですね。そして、それぞれのどこかへ帰っていく。

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長濱ねるが本谷有希子

本谷さんは「人」が好きですか?

と聞いていてゾクっとする。私もこれから会う人に「◯◯さんは「人」が好きですか?」と聞いていきたい。

柳家小三治の訃報があり、今月も読んだ。81歳だ。Youtubeにはお噺がたくさん公開されているので、ぜひ。生きている間に生で見たかったなー。と思った。


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2019年に亡くなってしまった和田誠の本が2021年に刊行され、展示も始まる。和田誠は83歳だ。サリー・ルーニー『カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ』とジェイ・マキナニー『ブライト・ライツ、ビッグ・シティ』は文章を書く人が通過儀礼に差し迫るものである。

ジェイ・マキナニーにはもっと本を出して欲しいと思っている。親交があったレイモンド・カーヴァーは50歳で亡くなっているけど、マキナニーはまだ生きている。村上龍限りなく透明に近いブルー』が1976年で、『ブライト・ライツ、ビッグ・シティ』はその8年後に出ている。コカインとかってなんなのだろうね。

webちくま-昨日、なに読んだ?『File69.カッコつけるのに疲れたら読む本』で塩塚モエカが「歌うとき以外は声が小さすぎて、人と会話が成り立たない。」と書いていた。 

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レイモンド・カーヴァーも声が小さいことで有名であって、インタビューのときに声が小さすぎるがためにボイスレコーダーをあなたの膝の上に置いても良いかと頼まれたというエピソードもあるほどだ。しかしそれでも声は録音されてなかったらしい。カーヴァーの小さい声についてジェイ・マキナニーはこう書いている。

とにかく彼はぼそぼそとした声で喋った。それは単なる肉体的神経症(指をぽきぽき折ったり、貧乏ゆすりをしたりするみたいな)に見えなくもなかったけれど、結局はそれも彼の、言語に対する畏怖の念とでもいうべき深い謙虚さと敬意から発した作用だったのだ。今の私にはそう思える。それは、言葉というものはとてもとても慎重に扱われなくてはならないという彼の思い――人が自分の言いたいことを言葉で表すなんて不可能に近いのではあるまいか、いやそれは危険であるとさえ言ってもいいのではないか――を反映したものだったのだ。

レイモンド・カーヴァー、その静かな、小さな

寄生虫というと私が思い出すのは村上龍『共生虫』なのだけれど、本作のタイトルは藤田紘一郎『恋する寄生虫―ヒトの怠けた性、ムシたちの可愛い性』から拝借しているらしい。Googleに検索をかけてみると藤田紘一郎さんは今年の5月に亡くなってしまっていたようです。81歳。だいたい80歳くらいが寿命なのか、しかし、30歳で死んでしまう人もいるし、この50年くらいの差はなんなのだらう。もう始めから運命論的に決定しているのだろうか。だからこそ今が大切とかそういう刹那主義的な何かではなくて、なんかないのだろうか。人生というものがとても長すぎるように思えてきている。『恋する寄生虫』、物語は前半で2人の恋が眩しく描かれ後半ではそれが寄生虫によるものではないかと進むのだけれど、そのときになって説明型になることによって前半の心地よい恋愛のリズムがなくなってしまって残念。そして、そこを乗り越えるというラストに向かうのだけれど、その物語の駆動の仕方ではなくてもっと静かな2人の関係を読みたかった。映画化はこの説明をいかに省略するかや2人の恋愛の動きだけでどこまで進行されられるかだなあと思う。頭の中では表紙の女の子ではなく、小松菜奈を思い浮かべて読んでいた。そうするとキャスティングはピッタリだと思った。アニメ『平家物語』に向けて古川日出男訳を少しずつ読み進めている。那須与一の弓がどれだけ美しく描写されるのかをアニメに期待している。ほぼクライマックスですね。

平家物語』はマーティン・スコセッシグッドフェローズ』だなあと思う。諸行無常です。ポール・トーマス・アンダーソン監督最新作『Licorice Pizza』予告が公開されたけれど、まだ日本公開は決まってないっぽい。楽しみである。

ポール・トーマス・アンダーソンザ・マスターワークス』が欲しい…けど高い。

映画のこと。『TOVE/トーベ』が楽しみだったのだけれど、個人的にはかなり物足りなかった。ムーミンを描くトーベ・ヤンソンの自由というものが本作のような一面的なものを押し出されることによって描かれるだけで良いのだろうかとも思ったし、むしろホームページなどの説明がそのセクシュアリティへの言及ばかりなのも気になった。10月に観たものとしては『クーリエ:最高機密の運び屋』が良かった。それと東出昌大『草の響き』をまだ観ていない。観ないとなーと思いながらなんだか終わりそう。上映感の少なさヤバすぎじゃないですか。ままごと『わたしの星』が1年限定で公開されているということで観てみたのだけど、私はあんまし演劇を観るというのは向いていない人間かもしれないと思った。


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M-1』3回戦への進出でも話題になっているダウ900000のコントは面白い。けど同じ繰り返しで尻すぼみ感もある。そんなに知らないから言えないのだけど、飽きてきそうなコントではあるなと思った。


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話題になっていた『旅館じゃないんだからさ』は観れてない。

テレビのこと。『水曜日のダウンタウン』の『ラヴィット』生放送に潜入めちゃ楽しくて、今年ナンバーワンのテレビ!と思いました。「矢田さんの削り歯茎」からの矢田亜希子の眼と口あんぐりの絶句が面白すぎて腹がよじれるほど笑った。そして、兎にも角にもあのちゃんがスーパーキュートでありました。あのちゃんが世に認知され始めたのって『ほぼほぼ 〜真夜中のツギクルモノ探し〜』とか『新shock感』あたりからだと思うのだけれど(私もそこで知ったし)、この番組も芸人番組でありアイドル番組でとても面白かった。毎回、芸人のロケコーナーがあるのだけどブリキカラスなどのキャスティングも良かった記憶がある。終わってしまったの残念。ニューヨークが出演したときには、あのちゃんから新コンビ名として「人間」と名付けられていた気がする。人間を撮ったものとして有名である番組。NHKドキュメント72時間-夏の終わりに 駅地下の駐輪場-』で、「大学を卒業してやっと入った会社にずっと働きづくめで、やりたい趣味もせずに、振り返って決して人生が豊かだとは思わないよね。仕事は誇りをもってやってましたよ。でもね…」と語る60歳の男性がいた。なんかほんとにルールごと転覆させていかないとしんどいよね。と思うのだけど、よくわからない。

『ラヴィット』ニューヨーク不動産の完結も見届けた。高円寺から目黒へと引っ越しをする嶋佐。本当にこの3年くらいで大きく変わってしまった。すごい。なんてったって、本田仁美が『キングオブコント2021』最下位ニューヨークのコント決め台詞「OKです!」をやってくれていたのだし、何が何だかわからない。すごい。

キングオブコント2021』も楽しかった。ニューヨーク最下位!終わったあと、みんなコントの構造の話ばかりするのでつまらないのだけど、又吉はまずもってパフォーマンスの話をするので好き。あのときの顔が素晴らしかった!とか、佇まいが!とかそういう審査を推していきたい。


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又吉がゲスト出演したスペシャルウィークマヂカルラブリーオールナイトニッポン0(ZERO)』おもしろかった。純文学とエンタメの違いは何?ってそれは読めばわかるよ、ということなので定義を説明してくださいと言われても難しいですよね。

ラジオのこと。アルピーの酒井と三四郎の相田のPodcast『83Lightning Catapult』が本当にフェイバリットラジオとして追加されました。良すぎるのです。野球部を辞めて、アメフト部を辞めて…でもやっぱりまたアメフト部に戻ろうかなあと苦悩する高校一年生に「なるほどね、わかるよ、何も起きてないんだよな、これな」というチャンサカの言葉に正解だ!と笑いました。辞めたければ辞めればいいし、戻りたかったら戻ればいいし、でも顧問とか自意識とか闘うものはたくさんありますよねーと。

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チャンサカの「山田くんっていうヤンキーだけど、サッカーが上手い、マリノスユースに行っていた先輩がいた」という話で私にも小学生のときに、眉毛が細くて怖い先輩でヤンキーでマリノスのプライマリーに入っていた先輩いた!ことを思い出した(おそらくチャンサカの先輩もユースではなくプライマリーだと思う)。めちゃ怖いし、とにかく汗をかく人だったので、競り合ったときなどにシャツがビショビショになるし、肘を当てられるのガシガシやってくるので痛いしで嫌だったなーというのを思い出した。1vs1の練習とかで当たってしまうと始まる前に戦意喪失という感じでした。しかし、スーパーうまい。「やって後悔した方がいいって言う奴はインチキだから」というチャンサカの可能性の消失は良くない、可能性の存在を抱き締めろ話めちゃ好き!でした。吉田康直的なフィーリング。そして、なによりチャンサカ結婚の報せ!『チョコレートナナナナイト!』やばたんと!

『カナメストーンのカナメちゃん村』公開収録にも行きました。めちゃ楽しいライブ。

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ドラマのこと。『おかえりモネ』が終わってしまった。これは結局、羊文学『マヨイガ』だったのでコラボPVとか出してくれたら私は泣きます。モネと菅波先生の繋がれた手で終わるのも素敵でしたね。坂口健太郎は無敵ですね。

東京ラブストーリー 2021』を第1話だけ観たのだけれど、清原翔のキザっぽい口調が馴染んでいなくて、坂口健太郎って絶妙なんだなーと思った。『婚姻届に判を捺しただけですが』も期待していた感じではないのだけれど、坂口健太郎に萌えるドラマではある。役者の魅力を映し出せているのなら映像作品としては及第点では?とも思うし。『最愛』も観ている。めちゃ良いドラマだと思う。第1話の2人がカットバックで走るシーンを交互に映すのは感動的ですらあったし、吉高由里子の二面性を行き来するのはすごすぎる。

11月1日から『カムカムエヴリバディ』開始。早く深津絵里でてきてほしい。インタビューでの写真が全部いい。

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NHKで再放送が始まった『純ちゃんの応援歌』観ているし、tvkでも『29歳のクリスマス』再放送も観ているので私は絶賛、山口智子フィーバーです。山口智子はどのドラマにも“山口智子”として出てくるのでドラマの見方は難しくなく安心であります。山口智子がそのまま出てくれることを期待して脚本なども書かれていそうで、そのときの重要な人物であったのだなあということがよくわかる。

サッカーのこと。セリエAミランナポリも全然負けない!そして、ユヴェントスは順調に勝ち点を取りこぼす!というか普通に負けている…。まあ10連覇への夢が潰えた今、今シーズンの優勝がどうのは期待していないので、ゆっくり補強と戦術の落とし込みしてくださいアッレグリさん。鎌田がミランに来るのかなども楽しみ。


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バルセロナはようやくクーマンを解任。クーマンが会見で読み上げた最悪な文章を聞いたときにラポルタは何故解任しなかったのか驚きなのだけれど、まあいろいろあったのだろう。新監督にはシャビが来るとの噂が。21世紀のベストプレイヤーである彼がどうチームを立て直すのか、またバルセロナの血を取り戻すのか本当に楽しみ。ダミアン・ヒューズ『FCバルセロナ 常勝の組織学』を読んでみるとクーマンがいかにバルセロナに適していなかったのかがわかるし、シャビのマネジメントもどうであるかの検証にも使えそう。

シャビは監督をやる際には全権監督を要求していたので、チーム作り、冬の移籍でどういった動きをするのかなどにも注視したい。いつかどこかでキングスレイ・コマンをシャビが評価していたというような記事があった気がするのだけど、どうですかね。今のバルサには右WGがいないからコマン良さそう。イギリスではコロナ感染者が急増しているようで、プレミアリーグもまたいつ無観客になるかわかりませんね。しっかし、サラーがヤバい…!シティ戦とワトフォード戦での2連続スーパープレー!をあなたは目撃したか。あんなものを見せられてしまったら戦術云々の話ではなくなる。それを観客が目撃できなくなるのはかなりの損失だ。マリノスからは前田がセルティックに引き抜かれるのでは?という噂がある。そうなるとマリノスはブラジルに助けを求めるのだろうか。エリキ戻ってきてー。

感染が減ったとはいえコロナ禍はまだまだ継続中であるのですが、私は未だに白い普通のマスクしかつけられない。黒とかグレーとかみんなつけているけれど、コロナ禍前までは黒いマスクをつけている人ってあれでしたよね。やってるな、って感じでしたよね。その自意識がまだ私にはあります。

今月もまたYoutubeのリンクを雑に貼って終わりにします。振り返ったときにこれやっといてよかったと思えると良いのだけど。ENHYPENのヒスンは最初のデビュー当初はずっと眠っていてかわいい感じだったのに、髪を黒くしてからはカッコいいになってしまった。『Tamed-Dashed』より『Go Big or Go Home』の方が踊りも大きくて好き。「feels alright」のとこめちゃ良い。ニキがセビョクに似てるとか、岡村靖幸『家庭教師』アナログレコード発売に寄せてオカモトレイジのコメントなどなど。


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