昨日の今日

昨日の今日

お笑いとテレビと映画と本と音楽と…

一人きり電車に揺られ なんだかなって思って


TWICE "I CAN'T STOP ME" M/V

なんだか最近のことを全く思い出せない。何かあったし、していたはずなのだけれど、ぼんやりとも浮き上がってこない。YouTubeでTWICEの動画ばっかり見ている気がする*1。書きながら思い出そう。とりあえずアニメの話をしてみる。『呪術廻戦』第7話を観た。五条先生の瞳が話題になっていたから急いで再生したのだ。海外の反応を覗いたりしてみると、ケイティが歓喜していて可愛かった。目隠しを外すと綺麗な青い瞳が現れて領域展開。メタフィールドをダークフィールドで書き換えるといったような『ウルトラマンネクサス』の感じを思い出した。子ども時代のヒーローっていったら僕はやっぱりネクサスだ。周りのみんなは『仮面ライダー電王』で盛り上がってた気がする。電王は観ていないので全然わからない。たまに観てみたいな〜と思ったりもするけど、なかなか観るまでに至らない。話を戻すと『呪術廻戦』は『冨樫 義博』『BLEACH』『NARUTO -ナルト- 疾風伝』といろいろ入っているわけだけど、第5話で『ドラゴンボール』も出てきてビックリした。日本の漫画、アニメを横断しまくっていて、今はいいけど、これからゴチャゴチャしないのかなぁと思ったりもした。ハライチ岩井勇気が「あの五条の目は中村悠一の声じゃないよね」と言っていてそれなんかわかるなぁと頷いた。今の僕には青い瞳よりもウィリアム・ジェームズ・モリアーティの赤い瞳のほうが最高に美しくてトキメク。真っ赤な血(死)を見つめているあの目を見つめ返すということはそのまま悪魔との契約を意味していて、その契約をうまく履行することができれば他の命を奪うことができるのだけれど、一方、契約が結ばれずに不履行ということになると、それは翻って自らの命を差し出さなければならない。階級社会の貴族たちとはそもそも契約が結ばれることがないので、悪魔と契約しようとすることはそのまま一方的に死を受け取ることなってしまう。シャーロック・ホームズはその悪魔の目を見つめ返すのではなくて、その目が眼差している方向を見つめることで優位性を保とうとするという素晴らしい第6話を観て興奮しました。『憂国のモリアーティ』は今期ベストアニメだと思う。それともう少しで『進撃の巨人』が始まるので楽しみだ。進撃の“人間の暴力性の物語”ってところが、この前観た『異端の鳥』という映画と共鳴していたのだけれど、この作品の描き続けるものがあまりにも凄まじくて映画を体験することの責任のようなものを突きつけられてしまった。痛くて、酷くて、怖くて、途中目を瞑ってしまうシーンもあった。何かを見るということにはそれ相応の責任も伴うのだという当たり前のことを力強く映像にしている。とんでもなく映画だった。

ぼくだけのぶちまけ日記 (STAMP BOOKS)

ぼくだけのぶちまけ日記 (STAMP BOOKS)

 

ユーモアに溢れた日記をめくる。どれも個人的なことばかりで、誰かの物語を垣間見るということはとてつもなく面白いのだ、ということを実感できる。しかし、この日記に何度も何度も出てくる「あのこと」という言葉の中身が明らかになるにつれて、誰かの物語に入り込むことの苦しみと責任が浮き彫りになる。作者であるスーザン・ニールセンがこの物語のテーマを思い浮かべたのは、現実の高校銃乱射事件の悲劇を描いたワリー・ラム『The Hour I Fish Believed(信じることを知ったとき)』を読んだときだったそうで、その本の中にある一文「犯人のひとりに弟がいた」という記述に呆然としたとあとがきに書いてある。その犯人の弟に迫ったのが『ぼくだけのぶちまけ日記』であるのだけれど、もちろんこの本は現実の事件ともワリー・ラムの本とも関係がない。着想を得ただけで、全く切り離された本であって、独立したものだ。現代は誰かの物語に入り込むということ、入り込んだような気になることということが、容易になってしまったので、何かに触れることはそれほどの痛みや責任が伴うことを感じなければならない。もちろん、喜び、笑いなどなど、いろんなポジティブな感情もめちゃくちゃにある。『ぼくだけのぶちまけ日記』でも面白いところはたくさんある。

「次の練習は火曜日だからね。絶対来てよ、ガスってるからさ」

「ガスってるって?」

「気体。つまり期待してるってこと」

っていう会話なんてとっても楽しい。「ガスってる」をどこかで使えないかと日々考えている。中田いくみさんの装画も素晴らしい。線は柔らかく、けど目のシャープさは人間として生きることの力強さみたいなものを描写していて素敵だと思う。どうやら中田いくみさんは8月から台湾で暮らし始めているらしい。台湾での近況などをTwitterで報告されていて、街並み、食事、そのほか素敵な風景になんだか和む。木にフラフープざたくさん引っかけてあるのも台湾らしい風景だそう。かわいい信号とかもある。

「台湾っていいよなぁ」と思うことが最近多々ある。僕は1回だけ台湾に行ったことがあるんだけど、正直なんにも覚えていない。なんにもというのは言いすぎでちょっとずつは覚えているんだけど、写真も撮っていないし、店の情報なんてのもほとんど調べずで、どこで何を食ったとかもぼんやりしている。バナナマンと同じ店に行きたい!ということから、おんなじ牛肉麺を食べたということだけはかろうじて覚えているくらいで、


#9-3「牛肉麺」バナナTV 台湾編 イマドキ女子のビューティー旅

あとは少し肌寒かった日本から台湾の地に降り立つとモヤ〜としためちゃ嫌な暑さと気温差でなぜか鼻水が止まらなくなってティッシュ片手にしばらく歩くといったことぐらいしか思い出せない*2。台湾の小説も気になっているものがいくらかあって、

自転車泥棒

自転車泥棒

  • 作者:呉明益
  • 発売日: 2018/11/07
  • メディア: 単行本
 
歩道橋の魔術師 (エクス・リブリス)

歩道橋の魔術師 (エクス・リブリス)

  • 作者:呉明益
  • 発売日: 2015/04/24
  • メディア: 単行本
 
冬将軍が来た夏

冬将軍が来た夏

  • 作者:甘耀明
  • 発売日: 2018/06/19
  • メディア: 単行本
 
次の夜明けに (現代台湾文学選1)

次の夜明けに (現代台湾文学選1)

  • 作者:徐嘉澤
  • 発売日: 2020/09/19
  • メディア: 単行本
 
いつもひとりだった、京都での日々

いつもひとりだった、京都での日々

  • 作者:宋 欣穎
  • 発売日: 2019/11/06
  • メディア: 単行本
 

読もう読もうと思いながらもなんとなく遠ざけてしまっている。台湾はいいよなあ。なんたって台湾にはオードリー・タンがいるんだぜ!天才だ!天才!オードリー・タンが無双しまくるNetflix制作ドラマとかあったら絶対観たい。天才が勝ちまくるものだとNetflix『クイーンズ・ギャンビット』を一気に観てしまったのだけれど、これがめちゃ素晴らしくて最終話とかエグかったよ!!観たほうがいいよとかいう本当にくだらないことを言ってしまいたいくらいにオススメ。口元で手を組むというポーズは碇ゲンドウからベス・ハーモンへと移行されました。ちょーエレガント。f:id:You1999:20201121190437j:image水曜日。野木亜紀子が脚本の『罪の声』を観た。面白かった。膨大な情報がストーリーに組み込まれて整理されて進んでいくのは気持ちがいい。しかし、映画はやはり撮ることであるから、その点だと微妙な感じだ。宇野祥平のあるショットが照明の素晴らしさもあって画としての凄みがヤバかったんだけれど、それ以外は映画の“撮る”という面白さが全くなくて、ショボいショットばかりだったのが残念だった。小栗旬がロンドンに着いたとことか最悪だった。撮ってるだけっていう。次の映画までの間に『M-1グランプリ2020』準決勝進出者を確認する。めちゃくちゃ落ちてるーーーけど、めちゃくちゃ受かってるーーーという変な気持ちなる。とりあえず、ニューヨークと金属バットとマヂカルラブリーロングコートダディが受かっていてくれて良かった。みんな各所でM-1のことを話しているけれど、誰が受かった落ちたの話をYouTubeラジオでしっかりしている金属バットがなんかとっても良かったし、それを聴けて嬉しかった。ほんとに決勝行っちゃって欲しい。


金属バットの声流電刹 第43回

それで時間がきて、沖田修一『おらおらでひとりいぐも』を観た。

you18892.hatenablog.com

これは傑作。今年ベスト級だ。サイコゥ!サイコゥ!サイコゥ!クリストファー・ノーラン『TENET』ってまだやってんだなぁと映画館で思った。多分もう観ないだろうなぁとは思うんだけれど、その夜テレビ東京『チマタの噺』で岸井ゆきのクリストファー・ノーランのこと大好き!と言っていた。『インターステラー*3が特にお気に入りらしい。映画クレジットに出る映像翻訳者・アンゼたかしさんがカッコいいということで、「好きな本は何ですか」とか聞いていて、アンゼさんは『どこからお話ししましょうか』を挙げていた。翌日、2冊を買って帰宅。

どこからお話ししましょうか 柳家小三治自伝

どこからお話ししましょうか 柳家小三治自伝

 

木曜日。『アメトーーク』スニーカー芸人2020を観る。カッコいいスニーカーが登場しまくりで全部欲しくなっちゃう。いろいろあったけど、窪塚洋介着用のディオール×ジョーダンコラボのAIR DIORと


窪塚洋介、ディオール×ジョーダン ブランドの夢コラボ「AIR DIOR」を最速試着!

RGが高校のときに履いていたというZX1000レトロがいいなぁと思ったり。

shop.adidas.jp

この設楽さんの格好が全部いい。僕はとにかくスニーカーが欲しくなっているのかもしれない。けどその金があったら、マンガ買うか、本買うか、映画観るか、を選択しちゃうよなぁ。金持ちになりてえ…いや、別に金持ちになりたいわけではない。金が欲しいだけだ。

uptodate.tokyo

金曜日。2022年 大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の源義経役が菅田将暉に決定!というニュースが!!めっちゃいい!!!儚ければ儚いほど美しくなるという存在を菅田将暉がやるの最高すぎだ。『溺れるナイフ』で髪の毛一本にまで神を宿していたあの美しい人間が源義経として散っていくの楽しみだし、それと同時に、『そこのみにて光り輝く』のときみたいな菅田将暉の汚い犬としての側面もめっちゃ期待だなぁ。すげえ適役だ。


OKAMOTO'S - History (Lyric Video)

NHK『シブヤノオト Presents LOVEライブハウス』コロナ禍でライブハウスはどうやって対策してきたのか、これからどうするべきか、ライブハウスとはどういう存在かというのをやっていて、そこでいろんなミュージシャンがコメントを残していたんだけど、OKAMOTO'Sのショウさんが

(ライブハウスは)やってることを変えるわけにはいかないじゃないですか。結局。そうすると存在自体が変わっちゃうから

って話していて、さすがだなぁと思った。ライブハウスという存在の自立性、自律性を考えている。ライブハウスというものがどうあるべきかっていうのを考えていて、国からのサポートとかはもちろん必要なんだけれど、そのなかで自立するために、自分たちの中でしっかりとルールを作って、自らを律することで、ライブをできる空間を作り出していくっていう話をしていて、それでもライブハウスというもののその存在、独立性を保つために基本的にはやることを変えてはいけないし、そうなると、

ショウ「だから、本人たちが1番、出るバンドのこともお客さんのことも大事にしたいはずなんですよ。1番愛してるから。その人たちがライブハウスに来ること自体が、本人たちが危険になってしまう。いちばんやりたいことがいちばん愛する人を傷つけるみたいな状態にもどかしさを覚えるだろうし、その身動き取れなくなるんじゃないかなっていう難しさじゃないかなって思います」

っていう難しさがあるよねって話をしてて、うーん、難しいよね〜となった。それで、じゃあやることを変えないでいくにはどうしたらいいのかってことで、そのあとにキュウソネコカミのヤマサキセイヤが

3密って表現されてしまったんですよ。ライブハウスの楽しみ方が。

って話してそのライブハウスへのレッテルを『3minutes』という新しい評価で塗り替えるとか、3密の別の評価軸を作ってライブハウスの独立性を守っていくっていうのも熱かったし、こうやってひとつの物事のいろんな見方を作っていくのが自律(自立)性だよなぁとか思った。良さっていうのをつないでいかないといけない。あるところから見たらそうだけど、別の側面を見るとこうなるっていうのを書いてるのが伊藤亜紗さんだったりするから、いま読むべき本を書いている人なんだなぁとかも思った。キュウソネコカミも基本ふざけんてのにたまにめちゃくちゃカッコいいこと言うから良い。f:id:You1999:20201123001952p:image『有吉ぃぃeeeee!』FIFA回は全部好き。先週と今週は、矢作の代わりに小木が*4、そしてチャンサカも来たので最高に嬉しい。小木博明は本当に口が悪い。元日本代表への敬意のかけらもなく、名波に「ったく、何してんだよ」とか平気で言えちゃうのヤバイな。それだからめちゃ信頼もあるという。チャンサカは結構うまかったのに、一回のミスでみんなに責められていた。2人とFIFAしたい。けど、PS5とか買ってしまうと生活があっという間に破綻しそうだ。宇内アナのゲーム実況とかで満足しておこう。 気がついたらNiziUの動画がたくさん上がっていた*5。あ〜もう12月だ…。なんだか年が終わるということを意識すると焦ってくる。


NiziU(니쥬) Debut Single『Step and a step』Teaser 1


[NiziU LOG] Q&A Vlog


【COVER GIRLS】NiziUがminiにやってきた♡【一番かわいい顔見せて】

 

*1:基本的にナヨンばっかし出てくるのでそのまま推しになってしまう。I CAN'T STOP ME状態のキャンセルしてくるやつとかは本当にもうgood night

*2:この状況は誰も悪くないんだけど、なんか機嫌悪くなりますよね。鼻水が止まらない花粉の季節は来て欲しくない

*3:インターステラー』は僕も大好き

*4:矢作は『恋する母たち』ドラマ撮影

*5:動画を楽しく観るんだけど、そのたびに「ミイヒがいない…」という気持ちになる。マヤも体調不良だというし。周りにいる大人が「大丈夫だよ」と言ってくれていることを願う

沖田修一『おらおらでひとりいぐも』

f:id:You1999:20201119212459j:image沖田修一の最新作を観た。文句なしに今年のなかでもお気に入りになる良さ。沖田修一は『南極料理人』『キツツキと雨』『横道世之介』など、ゆったりしたカットの連なりで世界を作り上げる巧者なわけだけれど、本作でもその持ち味は抜群で、家の中での動線や息をするなどの所作といったところまで意識が行きとどいていて、画の中で俳優を生きさせることに力を注いでいる。主演が田中裕子で、その若き日を蒼井優を演じる。脇を固めるのは、東出昌大濱田岳宮藤官九郎青木崇高ともう良質さは確約されているわけだけれど、その期待をヒョイと上回る素晴らしさだった。沖田修一フィルモグラフィーに新たな傑作が追加されたのです。

〈寂しさ〉

「子どもは巣立ち、夫にも先立たれた独居老人・桃子さん(田中裕子)が寂しさを慰めるために思考のなかでイメージ(寂しさ1(濱田岳)、寂しさ2(青木崇高)、寂しさ3(宮藤官九郎))を作り出してしまって〜…」というあらすじなのだけど、その1人で暮らすという寂しさの演出が秀逸。なんたってそのシーンのどれもが孤独ではないように見えるからだ。寂しさ1、寂しさ2、寂しさ3が桃子さんの周りでわちゃわちゃやっていて、「おらだばおめだ」とテーブルの周りをぐるぐると小躍りするシーンは楽しさに満ち溢れている。しかし、そうであるからこそハッとしたときにその虚実が入れ替わることになると寂しさというものがありありと降りかかってきてしまう。桃子さんの声が蒼井優(かつての桃子さん)や寂しさたちの声で脳内再生されることでそれらの声が外には表出されていなくて孫の「おばあちゃん、どうして踊ってるの?」という何気ない問いかけで簡単に引き戻されてしまう。ロングショット、ゆったりした長めのカットが能動的に孤独を見ることをもたらしていてその寂しさを観客も実感することとなるのだ。そして、寂しさというのは決して独りでいるときにだけ感じるものではなくて、むしろ人に囲まれた場でこそ浮き上がってくるのだということが画の見せ方としてあらゆる箇所に映し出されている。病院での待合室や図書館でのシーンがその寂しさの本質のようなものを描きまくっている。しかし、それでもその寂しさの線が世界や時間のあらましへと収斂されいくことで、この寂しさのなかにも暖かいものがあると、「おらおらでひとりいぐも」と進んでいく運動をまたさらに感動的にしている。

〈古代の生物と歴史〉

冒頭で地球で暮らしてきた生物の歴史が映し出されて、そのつながりとして桃子さんが生きている現代へとやってくる。桃子さんは図書館で古代生物の本を借りたり、模写をしたりなど、地球の歴史へと想いを巡らす。何層も何層も地球のプレートを剥がしていく、それは人間の思考のあり様を解き明かしていくことと共鳴して、その土地で生きていた生物へと連結していく。孤独というものをものすごく俯瞰で見ることで、自立というものを強固にしていく、その力強さが白眉だ。

〈おらとわたし〉

故郷を想う、その想いが思考の中で東北弁を用いて組み立てられていく。

東北弁とは最古層のおらそのものである。もしくは最古層のおらを汲み上げるストローのごときものである

桃子さんは“わたし”と言うときには着飾った自分が現れてくるのに対し、“おら”と言うときには最古層の自分が現れるのだと話す。方言がオリジナリティを表すものとして発話されるときに最も個人が顕わになり、思考が運動へと紐付いていく。それを柔らかな手ほどきで描き出す素晴らしさよ。

主語は述語を規定するのでがす。主語を選べばその層の述語なり、思いなりが立ち現れるのす。んだがら東北弁がある限り、ある意味恐ろしいごどだども、おらが顕わになるのだす

〈いろんな世界〉

思考の層を剥がして、あらゆる年代へと想いを巡らせる桃子さんは、自分の子ども時代、息子たちが秘密基地で遊ぶ空間、夫・周造との懐かしい生活などなど様々な時空へと思考を飛ばしていく。その思考の旅時の果てに、目の前に亡くなってしまった夫・周造(東出昌大)がひょっこり姿を表す。目には見えないものがこの世界には確かに存在していて、それが思考の層の一瞬でも混じり合いのなかでムクッと眼前に立ち上ったりする。今は別々の世界にいるだけで、きっと世界はたくさんあり、混じり合ってわたしがいて、世界がある。そうであるから、列車の窓外にアノマロカリスが漂っていたり、マンモスが桃子さんのすぐ後ろを歩いていたりする。40億年が連なって今につながるのであるから、今は別々だけれど、離れてしまった線はやがてまたどこかで収斂して、出会うことができる。思考の森の中を真っ直ぐに伸びた道。そこを手を繋いで2人で歩くという直線運動がことさら感動的に映されている。

〈継承〉

気の遠くなるような時間をつないで、つないで、おめがいる。

命をつなぐというモチーフが壮大な歴史を伴いながら、個人の生を煌めかせる。それが方言という受け継がれてきたもののオリジナリティの発話として表出され、個人が世界に立ち上がるというなんとも素晴らしい継承のモチーフだ。目玉焼きを焼く、湿布を貼る、薬を飲む、図書館に行く、病院に行くといった繰り返されるモチーフが確かに命をつないでいるのだ、という時間を紡いでいるその美しさが沖田修一の手によってゆったりと映し出されているのがいい。最後のシーンにも、この継承のモチーフはふんだんに盛り込まれている。孫が「お母さん、怒る時、方言がでる」といった言葉から連綿とつづく命の継承が現れている。そのあとで、孫が持ってきた人形を直すという運動で受け継いでいくことを連動させていく手さばきも見事だ。

〈カメラと沖田修一フィルモグラフィー

周造はカメラを持っている。今をフィルムに収めようとするカメラというアイテムは沖田修一フィルモグラフィーにたびたび登場するものであり、例えば『横道世之介』でもカメラは登場していて、今から過去を振り返るものとして機能している。この過去を振り返るというイメージは『おらおらでひとりいぐも』にも引き継がれているわけだけれど、『横道世之介』が「これから何者にでもなれる存在としての現在は何者でもない存在」であるのに対して、『おらおらでひとりいぐも』の桃子さんは「何者かでいることが終わった存在としての現在は何者でもない存在」として描かれている。『横道世之介』が未来へと向かって無限の可能性が開かれていく物語であるのに対して*1、『おらおらでひとりいぐも』が描くのは“老いること”であるから、無限の可能性というものとは縁がない物語になっていくのかもしれない。しかし、『おらおらでひとりいぐも』、沖田修一の凄みはそんな人間の命の道程という既成事実をヒラリと裏切ってとんでもなく美しいストーリーを描いてしまうことだ。それを孫の「おばあちゃんはいいよね、自由で」といった無邪気なセリフに託してしまうのもさすがである。人間は老いる、道は狭まり、寂しさというものが押し寄せ、可能性といったものは希薄になっていくのかもしれない。けれど、そうではないと沖田修一は柔らかな語り口で囁くように訴えるのだ。『おらおらでひとりいぐも』も紛れもなく無限の可能性が詰まっているフィルムなのだ。古代生物、目には見えていない様々な世界を思考するということ、その世界の交わりのなかで生きている私、その私がつながっていくという感覚、いろんなものが折り重なって、何者でもなくなった存在はどこへでもいける。その無限の可能性が、何度目かの図書館での誘いをようやく承諾するという小さな一歩で描かれたりなどのなんとも優しいシーンが印象的だ。そしてまた同じような生活へと帰る。そんな日々に無限の可能性を落とす。なんと素晴らしい映画だろうと思う。


星野源 – フィルム (Official Video)

カメラでいうと沖田修一監督作に星野源『フィルム』というものがある。これもまた素晴らしい。真面目に生活を送っている者への眼差しがある。『おらおらでひとりいぐも』でも桃子さんの何度も目覚めるシーンがあったように、このミュージックビデオも朝起きて、カーテンを開けて、通勤する様子が映し出される。しかしながら、その映像の中にはゾンビがいて、普通の日常といったものとは少し違う。にもかかわらず、星野源は窓外のゾンビをまるでハエを叩くかのようにあしらったり、わざわざゾンビをどかして改札を通過したり、とゾンビといったものを意識せず普通の生活を心がけようとする。なんとも愛らしいミュージックビデオである。『おらおらでひとりいぐも』桃子さんも、今日とて目を覚まし、目玉焼きをつくり、図書館に行って、病院に行って、またご飯を食べて、テレビではいろんなニュースが流れて、来訪者があるかもしれない、そしてまたご飯を食べて。そんな日々が美しい。「おらおらでひとりいぐも」沖田修一の傑作がまたこの世に生まれたのである。

笑顔のようで 色々あるなこの世は
綺麗な景色 どこまでほんとか
フィルムのような 瞳の奥で僕らは
なくしたものを どこまで観ようか
電気じゃ 闇はうつせないよ
焼き付けるには そう
嘘も連れて 目の前においでよ
どんなことも 胸が裂けるほど苦しい
夜が来ても すべて憶えているだろ
声を上げて 飛び上がるほどに嬉しい
そんな日々が これから起こるはずだろ
わけのわからぬ ことばかりだな心は
画面の事件 どこまでほんとか
どうせなら 嘘の話をしよう
苦い結末でも 笑いながら
そう 作るものだろ
どんなことも 消えない小さな痛みも
雲の上で 笑って観られるように
どうせなら 作れ作れ
目の前の景色を そうだろ
どんなことも 胸が裂けるほど苦しい
夜が来ても すべて憶えているだろ
声を上げて 飛び上がるほどに嬉しい
そんな日々が これから起こるはずだろ
すべて憶えているだろ これから起こるはずだろ

星野源『フィルム』

 

*1:横道世之介』の映画の構成としてはそこに狭まっていく視点も入れて重層的なカタルシスを伴っていたのがすごかったわけですが

藤原さくら『SUPERMARKET』

f:id:You1999:20201016002850j:image藤原さくらのニューアルバムがリリースされた!と喚起していたら、その彼女は『相席食堂』に逆オファーして*1動物たちと戯れていた。大きなギターを背負ってヤギやウシと触れ合うというなんともSuper Goodな販促活動!いや、販促活動なんかではないのだ。実際、番組ラストの歌唱シーンでは、アルバムの中からは選ばずに、この旅のなかで作られた『牛はかわいいのに』を歌い上げているのだから。

ノブ「牛の歌はええねん、あなたの本意気の歌が聴きたいのよ、今度出すやつ!!」

ただただ楽しくあろうとする藤原さくらに励まされつづける。それでも「牛はかわいいのに、どうして食べるんだろう」という向き合わなければいけない、どうしても避けることができないものを眼差すことにも意識的だ。

 

たくさんの音楽家とコラボレーションしたジャンルレスな曲で、いろんな方向へと願いを、祈りを届けようとしているこのアルバムは、ときにポップに、ときにダークに、誰の心にも寄り添おうとしている。様々な方向への視線をもつ。視点を変える。きっと良い方へといけるはずだという願いを込めて肩を叩く。

Just look inside
To see who you really are
I wanna live a care free life
You too right?
Your sad look won't get you too far from here
There is no need to frown
Don't compare yourself
As long as your better than your yesterday's

Oh don't be sad
You don't need to cry
It'll be alright
You're gonna be just fine

『Super good』

これから全部が上手くいくんだから!これからきっと良くなっていくところへ行こうよ!と言い切ってしまう、そのあっさりとした冒険心に

まんまと励まされてしまう。すべての人が求めているなんとも絶大な「It'll be alright」という言葉でオープニングを飾ってくれる。そして、

What do I want to be like?

『Ami』

と訊いて、グイグイと推し進めて行く。自らの思考の深淵に触れようとする。楽園へ行くために、優しさを掴むために、ひたすらに潜っていく。

Salvage, how lazy
誰かの手を振り払う
愛が何かを考え夜は過ぎる
優しい人が苦しまないように
ただ今はそれだけ

『marionette』

Lets end this thing tonight
Turn this world around
We're ready for a fight
Turn it upside down
I dream of a utopia
Still writing this story
Lets end this thing tonight
Wait for the light
This is not a film, right?
How can it have a happy ending
It may be too far to see from my room
Thave no choice but to stand up

『Right and light』

Why are you such an evil blood sucking monster
Im sorry,But this servant so fricken tired
Give me a break that's what I want to say
Why are you such an evil blood sucking monster
You are like a monster
Monster monster
Blue. My heart is blue
My heart is blue...

『Monster』

ねぇ、昔はさ
君とぼくとが手をつないで家に帰ってく
ねぇ、今ここで
昔みたいにとは言わないよ
言わないけどどうか
どうか

『ゆめのなか』

どうか、どうか、という祈りを継承していく。私たちは「セイハロー」と「セイグッバイ」を繰り返しながら生きている。そして、少しずつは良くなっていっているのかもしれない。しかし、きっとそれでも私たちがいるこの世界はそんなに大きくは変わらなくて、でも遠くないどこかに向けて途切れさせないように紡いでいかなければならない。セイハローアンドセイグッドバイ。セイハローアンド、アンド…。藤原さくらはこの継承の果てにある光を見ながら、音を奏でてくれる。

きっとさ思うより
地平線まで遠くない
言ったろ思うより
辿り着いたって楽園か?
声を上げても掻き消されるようだ
誰を愛して生きていきたいか
セイハロー アンドセイグッバイ
セイハローアンド
アンド.…
セイハロー 紡いでゆくのが
せめて、つぐないになるように

『楽園』

 


藤原さくら – Waver (Alternative Video)

Everybody good luck good luck

『Waver』

誰もが苦しくて、暗く落ち込んでしまった2020。“がんばれ”という言葉は発するにも受け取るにもあまりにも苦しいのだけれど、それでも藤原さくらの「Everybody good luck good luck」が私たちの心深くに浸透するのは、彼女が誰よりも未来を信じているからだ*2

 

*1:研ナオコの回がお気に入りだという素晴らしきチョイス!!

*2:10月26日放送のCDTVでも「明日は明るいぜ!」と言ってくれた

クルクルと弧を描いてスニーカーの上に落ちていった

f:id:You1999:20201111234252j:imageアップリンクソフィア・コッポラオン・ザ・ロック』を観た。有害な男性性を浮き彫りにしながらニューヨークの町を疾駆する爽快さを重ねて映し出していくという批評性。結構よかった。「誕生日ケーキとかいらねぇよ」とか言ってるけど、実際、ケーキが運ばれてくると「おっ?」と思ってしまうラシダ・ジョーンズがキュートでした*1。そのまま『シカゴ7裁判』を観ようかと思ったのだけれどなんとなくやめてしまったので、それはNetflixで観てしまったんだけれどそっちもよかった。傑作。そのあと、図書館に行って書庫から引っ張ってきてもらった『舞踏会へ向かう三人の農夫』と『シカゴ育ち』を借りる。

舞踏会へ向かう三人の農夫

舞踏会へ向かう三人の農夫

 

ちょっとだけ読んでいこうかな、と思って椅子に座って読み始めたんだけれど、近くに座っていた人の頁をめくる音が気に障って、10頁くらい読んで断念。シャッ‼︎シャッ‼︎と勢いよくやる人で、なんだか本当に気になってしまってダメだった。もうちょっとゆっくりめくれるだろうに。でも、ああやって頁をめくるのは読んだ感が増すだろうから、わかる気持ちもある。まあ、けど、今日は、その音が本を読むのを中断させてしまうほどに威力がありました。

『監察医 朝顔』第2シリーズの第1話が始まったので観る。市井の人々への眼差しがストーリーの根幹にあって、私たちは何かをして生きる権利を獲得してるんじゃない、ただ“生”をつないでいくことだけでいいのだ…という優しい目配せがドラマへの愛情になっていきます。起きて、食べて、仕事して、食べて、寝て、という生活の物語に折坂悠太の声が重なってめちゃくちゃ泣けてしまう。上野樹里っていい。ほんとに視線の運動が優しくて、この3年くらいでめちゃ好きになってきている。YouTubeで動画をあさったりもしてみたのだけれど、ちゃんと作品を観ようということで『陽だまりの彼女』を再生。

陽だまりの彼女

陽だまりの彼女

  • 発売日: 2019/12/20
  • メディア: Prime Video
 

監督は三木孝浩。淡いショットの連なりだけれど、お話はスッキリしていてとても観やすかくてよかった。フィルモグラフィーを覗いてみると、『ソラニン』『アオハライド』『くちびるに歌を』などなど、けっこう良いのがあって、今年公開だった『思い、思われ、ふり、ふられ』を観なかったことを少しだけ後悔した。これも何かと二本立てで早稲田松竹でかけてほしい。上野樹里さん、トライセラの『Raspberry』とか聴き放題なのかな、羨ましい。ずーっと、すげえ曲だ。


TRICERATOPS/Raspberry

 

お笑い二刀流でニッポンの社長『ヒーロー』を観た。シンプルなコントなんだけれど、ほんとに面白すぎてスゴい。辻の無機質な前後運動がいい。命をなんとも思っていない、覆面で顔を隠しているヒーローと、顔を出して、戦闘に向き合っているミノタウロス。善悪の境界線を融解させながら「降りろや!」の叫びだけで最後までいくのも最高だ。ミノタウロスは一体どんな悪いことをしてきたのだろうか…。地球ではまだ何もしていないだろうに。先制的自衛か。


ニッポンの社長 ヒーローコント

この動画の東野「楽しんやろな毎日」とかめちゃいい。楽しんやろな毎日って言われるような人間になりたい。『おげんさんといっしょ』での『うちで踊ろう』が楽しそうで感動した。宮野真守とか良い意味で、ちょーキモくて笑った。藤井隆が「あんた顔とかじゃなくて、下の圧がすごいのよ」的なことを言っていた。『爆笑問題カーボーイ』をちょっとだけ聴いて寝る。

水曜日。黒沢清『スパイの妻』をチケットを取って、時間があったのでブックオフと本屋へ。『ブルーは熱い色』と『チェンソーマン』9巻

ブルーは熱い色 Le bleu est une couleur chaude

ブルーは熱い色 Le bleu est une couleur chaude

 

を買う。ブックオフとか本屋って、結局ぐるぐると歩き回ってしまうので、ちょっと疲れる。なんだかんだで映画の時間もギリギリになってしまって、席に座ってから2分くらいで本編が開始された。東出昌大のねっとりした不気味さがハマりすぎてて凄くよかった。呉美保さんに佐藤泰志原作で東出昌大を撮ってくれないかなぁ、とか最近思ってるけど、そもそも呉美保さんが最近映画を撮っていないので、そろそろ再開してほしいなと祈り続けている。でも、佐藤泰志の世界に東出昌大の身長はあまりにデカすぎるかもしれない。

オカモトレイジがおすすめしているCoCo壱のスパイスカレーを食べた。海老とかが入っているサラサラ系のやつ。f:id:You1999:20201110222853j:image美味しかったけど、なんだか一周した人が求める味のような気がした。まだまだカレービギナーであるわたしには、友達が頼んでいたポークカレーのほうがお似合いだったのかもしれないと思った。もう一回だけ言っとくけれど、スパイスカレーは普通にめちゃ美味しかったですよ。『櫻井・有吉 THE夜会』空気階段の出演を観て、『ハライチのターン』『おぎやはぎのメガネびいき』の半分くらいまで聴く。毎年恒例の新語・流行語大賞の予想が楽しいので、僕も予想してみようと思う。

・あつ森

・AI超え

・おうち時間/ステイホーム

鬼滅の刃

・3密

・ソーシャルディスタンス

・テレワーク

・NiziU

・アベノマスク

・ウーバーイーツ

 

※ちなみに

矢作「あつ森/アベノマスク/鬼滅の刃/オンライン◯◯/3密/GoToキャンペーン/ソーシャルディスタンス/ソロキャンプ/NiziU/PCR検査/」

小木「あつ森/アベノマスク/鬼滅の刃/3密/GoToキャンペーン/PCR検査/愛の不時着/ステイホーム/クラスター/テレワーク」

小木博明推薦の『クイーンズ・ギャンビット』は絶対に観ようと決意したので、マイリストに追加しました。

麒麟がくる』が面白すぎるので、誰かと話をしたいのだけれど、周りで見ている人が全くいなくて残念。今週の回なんて最高で、明智光秀(長谷川博己)、羽柴秀吉(佐々木蔵之介)、松永久秀(吉田鋼太郎)、徳川家康(風間俊介)のそれぞれの未来を決定づけるようなエピソードの交わりが充実していて、ところどころでニヤけてしまった。そんな良い気分だったのに、ユベントスのvsラツィオ戦を観てほんとに最悪な気持ちになる。


Lazio 1-1 Juventus | Juve concede a 95th minute equaliser to draw with Lazio! | Serie A TIM

1-0で勝っていたのに、最後のラストプレーで追いつかれるという最も残念な試合の締め方。頭を抱えて崩れ落ちるダニーロが全てを物語っているけど、本当に「ああーー!」という叫びしかない。そのあと、リヴァプールのvsシティ戦は、アウェイで引き分けれたのでまあ良い。

『シンパイ賞』かが屋・賀屋さんの「スベっているかどうか判断できなくなる」と「若手芸人の金銭感覚崩壊」にめちゃ笑ったし、賀屋さん、あとちょっとだ頑張れーと思った。『日向坂で会いましょう』三期生の素顔を引き出そう!企画が最高すぎて…。最高すぎて…。春日の本意気トゥースにビックリする新三期生3人が可愛すぎー。

M-1観測(面白いのがわかりきってるコンビはとくになんも言いません。でも好きなコンビには言及します)。


10/26 [大阪] ぽじてぃぶらいふ/シカゴ実業/ときヲりぴーと【2回戦全ネタ】

シカゴ実業、好きな漫才だ。「お前が声を荒げるとピオーネが下がってしまう。ピオーネが下がると、空気中のエーテルの濃度が薄くなって、体内のカルバ値が保てなくなる」


10/26 [大阪] やしゃ姫/エンペラー/ヘンダーソン【2回戦全ネタ】

エンペラーとヘンダーソンいい。


10/26 [大阪] ロングコートダディ/ネイビーズアフロ/たくろう【2回戦全ネタ】

ロングコートダディのおしゃべりを聴くことができる幸福。「二人の会話」という漫才の面白さを最も体現している。

「ヤバイと思ったから、俺、この指をギュッてした」

「ギュッてすんなよ!おまえ。触ってるべ、おまえ、貞子に。あんなん絶対触ったらあかんからな」

「めっちゃ冷たい」

「触ったらあかんのよ、冷たいか知らんけど」


10/27 [大阪] ファンファーレと熱狂/へべれけ/爛々【2回戦全ネタ】

ファンファーレと熱狂。YouTubeのコメント欄に「俺もandymori好きだよ」って書いてあってなんか良かった。ゆうちゃん、じゃなくてこうちゃんという名の赤い太陽が暴れてた。


10/27 [大阪] 花鳥風月/コウテイ/キャタピラーズ【2回戦全ネタ】

コウテイいい。


10/27 [大阪] 滝音/ビスケットブラザーズ/ニッポンの社長【2回戦全ネタ】

滝音ビスケットブラザーズニッポンの社長。みんな最強だ。ビスブラ追加合格できてほんとによかった。ニッポン社長の辻が醸し出す雰囲気はコマンダンテの石井だ!と気づけて腹落ちしました。いい声だなぁ。


10/27 [大阪] マルセイユ/チェリー大作戦/カベポスター【2回戦全ネタ】

カベポスターも追加合格できていてほんとによかった。


10/28 [京都] 変ホ長調/からし蓮根/見取り図【2回戦全ネタ】

変ホ長調からし蓮根、見取り図、安定しておもろい。


10/28 [京都] ハイツ友の会/プードル/特攻県警【2回戦全ネタ】

多分、今年のM-1予選での1番の収穫はハイツ友の会を知れたことだ。めっちゃ面白い!ちょっとずつズレたり飛躍したり戻ってきたりするのにクスッと笑える漫才。空想のなかでものすごい身勝手で、偏見なのもちょーいいし(多少はチューニングが必要ではあるけれど)、でも決して悪口というわけではなく、この2人の会話の中のおじさんがなんだか可愛い存在に思えてくるのもいい。変ホ長調が今年ラストイヤーで、バトンを渡されたハイツ友の会。二回戦で落ちてるの謎。


10/28 [京都] 豪快キャプテン/ぎょうぶ/ピカソ【2回戦全ネタ】

ぎょうぶの漫才おもしろい。ハライチっぽくて、文字に起こしてもちゃんと面白い系のやつで、品もあるし、スーパー正統派で決勝まで行ってほしい。


10/29① [大阪] 5次元のシャボン玉/ダブルアート/金属バット【2回戦全ネタ】

金属バットは最高。


10/31② [東京] キュウ/ランジャタイ/錦鯉【2回戦全ネタ】

みんな最高。ランジャタイ、錦鯉見てると元気出るなぁ。


10/31② [東京] 忘れる。/ゴヤ/インスタントモアイ【2回戦全ネタ】

止まることを忘れて「もぉー、お母さんじゃないぞぉー、先生だぞぉー」と言い続ける暴走機械に、「人の心ないんかぁ!!」ってツッコンで疲れてるのとか最高すぎ。虚構を見つめて崩壊していく人間。「生徒と向き合えーー!!」とか「学生時代の思い出大事にせえよーー!!」とか「今を全力で生きろーー!!」とか全部いい。叫んで抗おうとしている。前野朋哉にちょっとだけ似ている。


11/1 [東京] ワラバランス/アンコウズ/ミキ【2回戦全ネタ】

ミキは最高。


11/1 [東京] 弱い電波/仙水/レッドガオ【2回戦全ネタ】

仙水。フリーの芸人で結成が今年の7月1日らしい。全く情報がないので何もわからないけれど、長髪の人の肩が気になる。レッドガオ楽しい。


11/1 [東京] プリズムシャワー/ブリキカラス/フライス【2回戦全ネタ】

ブリキカラスはめちゃ面白い。「自分を見た目で判断してました」「なんで俺の方が議席少ないの?」とかビシバシ決まってる。毛量の差。


11/2 [東京] 笑撃戦隊/GAG/Aマッソ【2回戦全ネタ】

GAGコント漫才良い。コントよりもカオスが一気にくるし、テンポもいいし、福井さんのツッコミも最高。AマッソはAマッソしてる。


11/2 [東京] ダイタク/スリムクラブ/マヂカルラブリー【2回戦全ネタ】

この3組もみんな最高。マヂカルラブリー村上さんが「もういいわ、バカバカしい。大人が集まってやるようなことじゃない」って言ってるのにめちゃくちゃ笑いました。そんなんが最強であるべきだ。


11/2 [東京] 群青/蛙亭/く~ぽん【2回戦全ネタ】

蛙亭。超バイオレンス。プシュー‼︎と血がでてるって。


11/2 [東京] 号泣/尼神インター/井下好井【2回戦全ネタ】

号泣。


11/3 [東京] グリーンランプ/ダイヤモンド/ものいい【2回戦全ネタ】

ダイヤモンドの2部構成漫才。何かありそうで何もなかった。


11/3 [東京] ハイトーン兄弟/ゆにばーす/トム・ブラウン【2回戦全ネタ】

みんないい。


11/4② [東京] 東京ホテイソン/オズワルド/ぺこぱ【2回戦全ネタ】

この3組も最高。オズワルドとぺこぱのサムネがとってもいい。


11/4② [東京] 観音日和/宿命/赤もみじ【2回戦全ネタ】

赤もみじ、落ちた…。


11/4① [東京] まじん/ななまがり/ジャイアントジャイアン【2回戦全ネタ】

ななまがりの最初の入りと最後の終わりが和む。もっとキモいことしてもいいのに、とも思う。

 

*1:ホントのところはそのケーキは隣の席へ、という「あーあ」ってやつで、そのあとのやり取りはむず痒かった

根本ノンジ『監察医 朝顔』第2シリーズ 1話

f:id:You1999:20201104021139p:image『監察医 朝顔』第2シリーズが始まった。なんと年を跨いでの2クール放送!素晴らしい!脚本、役者、劇伴など、隅々まで作り手の意識が行き届いた作品を堪能できる、その半年間に浸りましょう。2019年の放送から1年。始まってみて、すぐにわかる「あ、最終回の続きからだ!」ということがこのドラマのなんたるかを物語っている。第1シリーズ最終回で朝顔たちが発表会へと向かうところで終わり、第2シリーズの初回でその発表会を観るところから始まる。この連綿と続いていく“生”の物語である。発表会、つぐみが自転車に乗れるようになる、クリスマス、七五三、雪だるまをつくる、つぐみの誕生日、お花見などいろいろな生活の断片にビデオを回す。忙しい朝のシーンも実に魅力的だ。ピーマン、ハムを切り、パンの上にのせてオーブンに。フライパンの上で目玉焼きをひっくり返す。

朝顔「おはよー」

平「おはよー。朝顔、ストライプのネクタイ知らない?」

朝顔「えっ?お父さんのネクタイだいたいストライプじゃん」

平「微妙に違うんだよ」

つぐみ「あーっ、ピーマンだ…」

朝顔「つぐみ、食べようね」

つぐみ「えー…」

平「おいしいよー」

つぐみ「苦いもん…」

桑原「つぐみさん、ピーマン食べると大きくなれるよ」

こういった小さな生活の積み重ねが命を紡いでいくのだ、というささやかな下地がこのドラマを魅力的にしている。死体を解剖し、事件の謎に迫ることがすべてではない。であるから、現場調査の隙間に娘の送り迎えを代わってくれないかと夫・桑原からのメールが差し込まれたり、父親・平からも「夕飯買って帰る?」といったメールが届く。仕事をしているだけでない、仕事をしながら生活をしている、その丁寧な描き方に好ましい印象を覚えるのだ。

第1話の群衆雪崩事故。そのなかで描かれたのは孤独なひとりの男と集団心理のもとに惑わされてしまう人間の心だった。男はひとり寂しく家の中であまり動かずに生活をしていた。そのことが持病と絡み合い、エコノミークラス症候群による脳梗塞を引き起こしてしまう。その症状を見た人々のパニックが伝播していき、群衆の動きを惑わせる。ときとして誰かの生活は誰かの生活なかに浸食していく。平が孫の発表会ではしゃぎすぎて劇に鑑賞したことに苛立った他の子供の親もいたであろうし、桑原が自分のネクタイだと思ってつけようとしていたものが平が探していたネクタイだったり、茶子先生が飛行機で同乗していた乗客の症状に気づいて助けてあげたり、私たちの生活は常に別の誰かの生活と隣り合って、関係し合っているのだ。つぐみが転んで頭を打ちそうになり、それを防ぐために平が怪我をする。いなくなってしまった妻を探すために東北へ行こうとしていた平だったが、怪我をしてしまったために断念し、その代わりに、朝顔が有給を取って東北へと行くことになる。“生”の運動の連なりがストーリーを形作っていく。

もうすぐ沼の埋め立て工事が始まる。あそこは逃げ遅れた人たちがたくさん亡くなった場所だ。

常に私たちの生は誰かの生と影響しあいながら、その線を伸ばしている。しかし、反対に互いに干渉し合うことで、その線を途切れさせてしまうこともある。危機的な状況ならば、それはより複雑になって、誰かの生活に入り込むことで安心したり、境界線を融解させてしまいながらも生活を保ち続けようとする。

人間は危機的な状態になると、正しい判断ができなくなるの。パニックを起こすひと、冷静に考えれば、明らかに危険だと思うのに、逆の行動をとってしまう人。逃げ遅れる人。間違った方向に逃げてしまったり、自分だけは助かる、自分だけは危険な目に合うはずがないと思い込んで、逃げ遅れてしまう。そして集まるの。隣に人がいれば、安心だから。

このドラマは本当に美しくささやかな日常の生活を巧みに掬い上げ、描いている。しかし、その生活というのは、ひいては他者と共に生きるということでもある。輝く美しい生活が誰かの生活と混じり合うとき、全く異なった他者性をはらんだ光を放って、目の前を見えなくさせてしまう。そんなときに現れる大きな他者と向かい合ったとき、どうすればいいのか、という不安をナレーションがそこはかとなく暗示しているようなしていないようなことに、観ている側もなかなか安心できない。こういった筆致が第2シリーズの通奏低音となるのなら、この半年間の2クールは心して見届けなければならないのだけれど、しかし継承の物語をより意識させることにもなるために、その“生”のキラメキは力強く映し出されるのだ。

今日、普通に生活していることが、どれだけ幸せなことか。そのことを私はちゃんと分かっていると思っていた。それなのに、このときの私はまだ気づいていなかった。私たち家族に残された時間がそう長くはないことを。

 

関連エントリー

黒沢清『スパイの妻』

f:id:You1999:20201105214306j:image満州から帰国した優作はスパイとなっていた。その土地で何かを知り、見たのだ。見てしまった優作はもはや正気ではいられなくて、いや、むしろ正気になったために、機密文書と草壁弘子を持ち帰ることになる。一方の聡子は何も知らず、見てもいない。そのために、彼女を動かすのは、夫が満州から知らない女を連れてきたという嫉妬心からだろう。この非対称性はあまりに酷く、全くの情報がないにもかかわらず、信じるのか、信じないのか、という二択を迫られてしまうなど、

君はなにも見ていない

という科白が一方的に響いてしまう。しかし、嫉妬心は知らなかった何かを知ることのきっかけとなり、見えていなかった何かをフィルムのなかで目撃することへの手掛かりとなった。さながらスパイの様相をみせる聡子はフィルムを盗み出すことに成功し、とうとう夫ともに映し出された国家機密を見ることになる。そのときになって、我々が見ているスクリーンにも全面に映し出されることとなって、私たちもまたそのフィルムのなかを覗き見てしまうのだ。この時間、劇場は静かになって、映像を見るという映画体験の居心地の悪さが、優作と聡子が窓、カーテンを閉める(風と光を排除する)というノイズを排除することで強調される。この居心地の悪さを共有した2人は共犯関係になったのかもしれないのだけれど、実際、やはり聡子は見ていなかったのだということが最後の優作の裏切りによって明らかとなる。聡子は映像を見ただけであって、結局のところ自分の目でそれを見ていない。その見ていないということは、国家機密だけでなく、夫との関係もまた見えていなかったということになり、それは船の箱の中で閉じこもっている状態となんら変わりなく、蓋を開けられ、銃を突きつけられ、自分がアメリカへと持っていこうとしていたフィルムの中身が、機密文書ではなく、映画だったということを目撃して、ようやく甘美な幻想を見ていたのだと自認するのだ。

聡子はフィルムを見たこと(なにも見ていなかったことに気づいたこと)よって、私と優作、社会との関係を正しく見られるようになり、そうなると周りには狂ったように見えてしまうのだけれど、その凛とした蒼井優の眼差しが映画という虚構のなかにあるからいい。それは、戦争という脅威がやってきても動じず、落ち着き払っていて、後半での白い衣装とともに、まるでふわふわと揺れる幽霊のように佇んでいる。

自分自身の死を生身の人間が知ることはできません。また、通常の人生を送っている場合、人の死を目撃することは少ないでしょう。人間の経験の中で、物語にできないことについての本質的な不安が、幽霊という形をとって映画に表れているという印象があります。

黒沢清黒沢清の映画術』

正しく不安に陥った幽霊を演じる蒼井優の叫びがことさら美しく轟くのは、軽くて空虚である幽霊を体現しているからに他ならないのだ。そして、海のシーン。濱口竜介寝ても覚めても』、黒沢清トウキョウソナタ』(『フェデリコ・フェリーニ』)などからくるモチーフも忘れられないシークエンスだ。


La Strada. Fellini. Final Scene.

本作をとても魅力にしている東出昌大が最高!というのも忘れてはならない。空虚さをそのままに佇んでいるだけで不気味で、気持ちの悪い視線を向けることができる東出昌大の才能は本作にとって最大の魅力なのだ。頭身の整っているということはこれほどまでに不気味であるのだということを改めて痛感させられる。特徴的な科白の言い方も本作と抜群にマッチしていて、『寄生獣』や『あなたのことはそれほど』での視線の気持ち悪さを、本作でも発揮していて、あの艶かしい眼差しと発話はまさしく東出印だ、と言いたい。本作の脚本もつとめている濱口竜介寝ても覚めても』でのような悔しさを噛み締めた視線の運動なんてのも東出昌大が1番。濱口竜介三宅唱なんかにはぜひとも東出昌大で撮りまくって欲しい。

 

ここんとこ。「2020.10」

みんな元気になれなくても、元気になれないままのそれなりの感じで、それなりにやっていける世界になればいいのになぁ…とか思っていたら降りるべき駅を電車は通り過ぎてしまった。『星の子』か『鵞鳥湖の夜』を観るはずだったのだけれど、目的地からどんどん遠ざかっていく。と同時に映画を観よう!という気持ちもどんどん離れていってしまう…。ダメだ。今日は諦めよう、となって2本とも観れずじまいです。というようなパターンで映画を観れないで終わるのが今年は多い気がする。だってキム・ボラ『はちどり』もこの感じで観れていないのだから本当に無念…。早稲田松竹でかかるのを願うしかない。『82年生まれ、キム・ジヨン』との2本立てとかありそうじゃないですか。どうか、どうか、よろしくお願いします。とりあえず、今月に観たビン・リュー『行き止まりの世界に生まれて』、ジョー・タルボット『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』はどっちも素晴らしかった。


映画『行き止まりの世界に生まれて』冒頭映像 *1

『mid90s』につづくスケボームービー。ここではないどこかへ出かけるためのスケボーだけれど、それでいける範囲には限界があるという切実なショットの連なり…。しかし、彼らはフィルムにおさめることでその事実に向き合おうとしている。なんて美しくも切ないのだ。また、スケボーと撮ることって本当に相性がいいんだなぁ、と思い知らされた2020年でした。

秋アニメは『呪術界戦』と『憂国のモリアーティ』と『安達としまむら』と『おそ松さん』3期なんかを観ている。f:id:You1999:20201101125955p:imageおそ松さん』3期は1話にして相も変わらずめちゃくちゃだ。1期、2期とコンプライアンス違反を繰り返した6人は降板させられ、うんこにされてしまう*2。もう私は何を観ているんだ…という気持ちになってくる。が、それが心地よい。ニコ生『おそ松さん3期特番』でのハライチ岩井による「3期になって、6人のニート財力も無くなってきたよね、1期のときとかは居酒屋とかに行けてたけど、3期はコンビニのイートインだもん」っていう批評に笑いました。6人とは2015年からの5年も経っていると考えると、なんだかがんばろうね…という気持ちになる。『憂国のモリアーティ』も面白い。舞台的に『黒執事』を思い出したり。あごの細さとかにもゾクゾクします。しかし、お話のベースは酷くてつらい階級社会だ。

TV Bros「『chelmicoのキスがピーク』やっぱり本が好き!chelmicoちゃんの読書の秋。おすすめの本、聞いちゃいました」でレイチェルが、こだま『いまだ、おしまいの地』

いまだ、おしまいの地

いまだ、おしまいの地

 

をレコメンドしていたので読もう!と思っていたのだけれど、まだ読めていない。レイチェルが図書館司書を目指していたのとかを初めて知ったり。あとこの記事でレイチェルが履いているナイキのスニーカーがいいなぁと思って、検索を頑張ったけど見つけられていない。スニーカー探すのって難しい。

今月の読書記録。

クォンタム・ファミリーズ (河出文庫)

クォンタム・ファミリーズ (河出文庫)

  • 作者:東 浩紀
  • 発売日: 2013/02/05
  • メディア: 文庫
 
もうひとつの街

もうひとつの街

 
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)

ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)

 
モナドの領域

モナドの領域

  • 作者:筒井 康隆
  • 発売日: 2015/12/03
  • メディア: 単行本
 
星の子 (朝日文庫)

星の子 (朝日文庫)

 
むらさきのスカートの女

むらさきのスカートの女

 
父と私の桜尾通り商店街

父と私の桜尾通り商店街

  • 作者:今村 夏子
  • 発売日: 2019/02/22
  • メディア: 単行本
 
かか

かか

 
ムーミンを読む (ちくま文庫)

ムーミンを読む (ちくま文庫)

  • 作者:冨原 眞弓
  • 発売日: 2014/01/08
  • メディア: 文庫
 
小さなトロールと大きな洪水 (講談社文庫)
 
ムーミン全集[新版]1 ムーミン谷の彗星

ムーミン全集[新版]1 ムーミン谷の彗星

 
黒沢清の映画術

黒沢清の映画術

  • 作者:黒沢 清
  • 発売日: 2006/07/28
  • メディア: 単行本
 
どもる体 (シリーズ ケアをひらく)

どもる体 (シリーズ ケアをひらく)

  • 作者:伊藤 亜紗
  • 発売日: 2018/05/28
  • メディア: 単行本
 

筒井康隆の小説を久しぶりに読んだら面白くて、これから読んでいないものを探していきたいと思ってる。今村夏子と宇佐見りんの小説はもう抜群に面白い。今村夏子『父と私の桜尾通り商店街』に工事現場で働くモグラさんというひとが出てくる「モグラハウスの扉」っていう短編があるのだけれど、空気階段リスナーは是非とも読んでみてください。絶対に鈴木もぐらの顔が浮かんできてしまいます。『どもる体』も良かったです。どもるとは身体が先に出てしまうという表紙も素敵だ。若林正恭『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』の文庫版を購入して再読。特別書下ろしとして「モンゴル」「アイスランド」「コロナ後の東京」も収録されていて嬉しい。解説にはCreepy Nuts・DJ松永からの手紙もあってめちゃ泣かせにきている。

あなたがこれから何をやろうと、何をやめようと、何に悩もうと、何に悩まなくなろうと、何がどう変わろうと、ただ生きているあなたが常に俺や色んな人を生かします。

本当にズルくて、どうしようと心にじーんときてしまうように書いてある。生きづらさを抱える私たちは誰れかの声を聴きたくて、聴いてほしくて、彷徨いつづける。


みんなの愚痴に共感しすぎて涙が出てきました。

『あざとくて何が悪いの?』*3にも出演していた青柳文子さんが愚痴を聞いていくという動画があるんですけど、これが本当に優しくていい。この涙が誰かを生かしているといいな。文子って名前が素敵。佐藤泰志『黄金の服』だ。チェーホフは初めて読んだ。f:id:You1999:20201101162631j:image図書館で借りた『黒沢清の映画術』の表紙裏にサインらしきものがあったのだけど、これは本物かしら?本物だとしたらすごいですよね。

『リモラブ』はいい。夜10時に観るドラマはこういうのがいい。ましてや水曜日なんてこのくらい軽い方がいい。微笑ましく眺めているとあっという間に1時間が過ぎてしまう。大野智×波瑠の『世界一難しい恋』がどこにも配信されていないのちょっと不思議だなと思うのだけれど、DVDを買うのものなぁ。『姉ちゃんの恋人』を観ていて、中学生の弟がサッカーの練習試合をするシーンがあったのだけれど、何故だか河川敷で行われていて不思議だった。小学校のクラブチームが河川敷でやるんだったらわかるんだけど、中学生は、どっちかの学校でやるだろって思っていたら、第1話の最後で、姉ちゃんと恋人になるだろう人が川の近くのベンチで会話するシーンがあって、あ!水が海に向かって流れている!というところから、河川敷での練習試合にも腹落ちしました。このドラマは田島列島「水が海に向かって流れる」的なことなんだな。中学生のサッカーの試合シーンとか見ると、ああ、もうこの練習試合とかできないんだなぁ、とか思ってちょっとだけ寂しい。テレ東でやってる山里亮太原作の『あのコの夢を見たんです。』は第4話と第5話がよかった。飯豊まりえと大原櫻子と柳俊太郎と太賀。

漫画はこんなところ。姉ちゃんのじゃなくて『A子さんの恋人』は5巻を読んだあとパタッと止まっていたんだけど、6、7巻とまとめて買ってフィニッシュしました。7巻のぶ厚さよ。30歳を過ぎた頃に再読しましょう。『BRUTUS』11月号で塩塚モエカがおすすめしていた『と、ある日のすごくふしぎ』を読んだ。宮崎夏次系はずーっと気になっていて、でも絵柄の印象が寄せ付けなくてなんとなく読んでいなかったので*4、読めてよかった。大体こういうのは読んでしまえば、ぐいぐい引き込まれて読めちゃうので、続けて『僕は問題ありません』もいきました。マンガワンにて無料公開されていた伊藤悠シュトヘル』全14巻をまとめて読破!ちょーおもしれー!紙に書かれた文字を巡るお話なので、これはフィジカルをゲットしないと。

A子さんの恋人 7巻 (HARTA COMIX)

A子さんの恋人 7巻 (HARTA COMIX)

 
と、ある日のすごくふしぎ

と、ある日のすごくふしぎ

 
僕は問題ありません (モーニング KC)

僕は問題ありません (モーニング KC)

 

チェンソーマン』の9巻が11月4日に発売されるので、読み返したりなど。パワーがもらえるけど、変な気分になる。麻薬だ。これはアニメ化は難しそうだなぁ、アニメ化すると途端につまらなくなりそうだなぁ、とか思うのですが、YouTubeにあがってたこの動画を観てると、EDはたしかにこんなんだったら最高ですよね、と思った。むちゃくちゃな本編で心を掻き乱されたあとに、ゆっくりとしたEDで一息つくという流れに、想像するだけで気持ちがいい。


『チェンソーマン』Chainsaw Man ED0 Creditless

丸ノ内サディスティック』ってのもいい。是非ともchelmico鈴木真海子とiriでカッコよくやってほしい。藤原さくらとRyohuもスーパークール。赤い公園もたくさん聴きました。


[2/5] 小出祐介×三宅正一(2017年4月14日)

RyohuくんってOKAMOTO'SがらみとかKANDYTOWNでの印象が強い人が多いとは思うんだけど、僕はベボベこいちゃんのインスタライブに出てる後輩感とかが妙に好きなのです。このインスタライブには津野米咲さんも出ていて、すごく面白い。

SUPERMARKET 【通常盤(CD)】

SUPERMARKET 【通常盤(CD)】

  • アーティスト:藤原さくら
  • 発売日: 2020/10/21
  • メディア: CD
 
The Moment

The Moment

  • 発売日: 2020/10/07
  • メディア: MP3 ダウンロード
 
THE PARK (初回生産限定盤) (特典なし)

THE PARK (初回生産限定盤) (特典なし)

  • アーティスト:赤い公園
  • 発売日: 2020/04/15
  • メディア: CD
 
SLENDERIE ideal

SLENDERIE ideal

  • アーティスト:Various Artists
  • 発売日: 2020/10/28
  • メディア: CD
 

藤井隆の新譜が出ると本当にウキウキしてくるので踊りたくなっちゃうんだけど、今回もまたPromotion Clipsを制作していて最高すぎて笑いました。


藤井隆 "light showers" CFまとめ

久しぶりに前回のこれも観たら本当に最高!「そのまま、見たまま」とか「これからはコレ!」とか絶妙なところに視線を向けていて、ニューヨークにもこんな感じの映像をYouTubeでやってほしいなぁ。

ニューヨーク出演の『メレンゲの気持ち』が素晴らしすぎて、スタッフさんは絶対に『ニューヨークのオールナイトニッポン0』リスナーだと思った。まず、The Strokes『New York City Cops』をかけて、窪塚漫才を流したりとか。それと屋敷の彼女話が本人の口から初めて堂々と発されたのでビックリしました。あんなにホワァーとはぐらかし続けたのに、「僕、彼女と同棲しているんですけど」ってサラッと言ったので、おぉ、と思っちゃいました。嶋佐は相変わらずで、良い。ニューヨークと金属バットという組み合わせが新鮮で本当に面白かったものも是非。他にも良かったものを。高円寺WALKAHのPV復活、東京03×かが屋、Aマッソのセンス抜群動画などなど。


【アメトーーク!】ニューヨーク嶋佐のロングトーク ノーカット版


ニューヨーク×金属バット 30分ノーカットトーク


高円寺WALKAH「Nothing But」PV


ジブリ美術館 カフェリニューアルメニュー試食


【LIVEWIRE】2020.7.11 くるり in 京都磔磔


【公式】蛙亭 コント『めっちゃ喋るやつ』


東京03 - 「東京03 xかが屋の私コント」/『第21回東京03単独公演「人間味風」』特別追加公演「第7世代 x 東京03」 より


金属バット 初めてのゲーム実況 ホラーゲーム 影廊【金属バットもういっちょ シーズン5】


女が犬撫でてるから多分伸びる動画【Aマッソ公式ch】


卒業生「ハライチ」に聞いた"10"の質問‼(前編)


Spezia 1-4 Juventus | Ronaldo Scores Brace As Juventus Hit 4! | Serie A TIM

サッカーの話。ユベントスはなかなか苦戦している。スカッドの選択肢が限られているのが難しいところではあるし、ロナウドがコロナで出られないという事態に…(と思ったら、今日復帰していきなり2ゴールを叩き込んでいました!なんともまあサッカーの神様に愛されすぎている男やなぁ…としみじみ)。なんだかピルロには1年を通してつらいことになるかもなぁ、と。ディバラも本調子にまだまだ遠いだろうし。10連覇っていうメモリアルカップピルロに掲げてほしいのですけど、どうですかねぇ…。微妙なところだ。信じるしかない。


Highlights: Everton 2-2 Liverpool | Salah & Mane on target in dramatic derby

リヴァプールはファンダイクに、マティプに、ティアゴに、ファビーニョに…と離脱が絶えない。悲劇だ。しかし、新加入ジョタが試合を決めるゴールで救ってくれていて、首位にとどまっている!素晴らしすぎて泣く*5。早くティアゴのリズムを作ってくれるパス回し見たいよ〜。

 最近はちょこっとNight Tempoさんの『グッド・ナイト店舗』を観てから寝ることにしているんだけれど、これがめちゃいいのでおすすめです。優しい声が眠りへの入り口をそっと開けてくれる。眠るっていうのが1番大切だ。いっぱい寝て起きて、たいして元気になんなくても、なんとかやっていける世の中だと願いましょう。そうじゃなかったら逃げまくって、「月にタッチするなんてわけないよ」ってくらいまで遠くに行きましょう。


グッド・ナイト店舗(毎日寝る前30分トークショー) - 2020/10/27

*1:このサムネイルどうにかならないのかなあ…

*2:おそ松「わかったよ、俺たちってさ、もとから全員がうんこだったんだよ…」

*3:『あざとくて何が悪いの?』レギュラーになって、ちょっと狙いすぎているというか、やりすぎてるだろって思うところとか、ちょいちょいあってネタ切れになりそうな感じがもうプンプンしてる

*4:CLANNAD』とかもそう

*5:それと同時に南野拓実の序列が下がっていく…